INDEX 【前編】
カヤックを通じて釣りや自然の中で遊ぶ楽しさは、潮の流れや波風だけでなく、朝日や夕日などといった景色の移ろいも毎回違うため、自然そのものを満喫できるところです!
私は幼いころから海釣りが大好きなのですが、8 年前、手漕ぎのレンタルボートで釣りをしているときにカヤックを見かけ、「カヤックで釣りしてる! 時間に拘束されないで羨ましい~! 楽しそう!」と思ったのをきっかけに、カヤックにのめり込んでしまいました。
「早くカヤックで釣りをしたい!」という気持ちが焦りましたが、まずは、半年間ほどカヤックフィッシングの情報収集に時間を割き、じっくり熟考。その結果、購入にあたって考えておくべきことや道具のこと、カヤックフィッシングを楽しむための心構えなど、さまざまなことを発見しました!
そんな、私なりのカヤックフィッシングのアレコレをご紹介します。
購入にあたって考えておくべき!収納と運搬
カヤックフィッシングをするにあたって、わが家はシットオントップのタイプを選びました。1人乗りでも10ft~14ftほどの長さがあるカヤック。なかなかの大きさです。ですので、置き場所や持ち運び方法を考える必要がありました。
カヤックの置き場所
カヤックを置く場所は人それぞれになると思いますが、わが家はホームセンターで木材と棚上げ金具を購入し、ガレージにカヤック置き場を作りました。
車載するためのキャリアを取り付ける
カヤックを車に載せる、降ろす! この作業ができるようにならないとカヤックフィッシングを楽しめません。そのため、思う存分楽しむためにもまずはこれをクリアしましょう! 自家用車のルーフにカヤックを運搬するためのキャリアを取り付けました。
(場所にもよりますがカヤック置き場のある海岸もあるので、そちらを利用する方法もあります)
これを忘れたら、絶対カヤックに乗れない…
カヤックフィッシングをする上での道具は、ロッドホルダーやシートなど艤装(ぎそう)品がたくさんあります(艤装についての詳しいことは本やネットなどをご参考に)。また、釣り道具を含め人それぞれなのですが、忘れてはならないものもあります。
- ・フラッグ(認識旗): 他の船に気がついてもらえるように
- ・ライフジャケット(フローティングベスト)
- ・パドルとパドルリーシュ: パドルとカヤックを繋ぐヒモ
- ・ビルジポンプやスポンジ: カヤックに溜まった水を取るもの
そう…、なによりも安全第一なんです!
日ごろ、釣りの道具だけでも忘れ物をしがちな私ですが、カヤックの忘れ物は、海まで来て本当にショックを受けます。なによりも、海の近くにかんたんにカヤック屋さんは見つからない…ので、代用品がありません。
準備に怠りなく万全にカヤックに乗れさえすれば、あとは、もし釣れなくても、カヤックを漕いで景色を楽しむことができるので、きっと癒される1 日を過ごすことができます。
カヤックに乗っている間に気をつけるコト
天候には敏感に
カヤックフィッシングの場合、天候のチェックは前日や当日の朝までで終わりではありません。
日のある時間は海に浮かんで楽しんでいられるとはいえ、1 日中穏やかな日はほとんどありません! 突然、風が変わったり雷予報になるなどして陸に戻れなくなってしまわないように、海上でこまめに天気予報のチェックを行うことが大切です。
また、カヤックの上では日焼け(とくに照り返し)がすごいので、紫外線対策も忘れないようにしましょう!
ケガや事故にも要注意!!
天気とは関係ありませんが、私はカヤックの上で釣れたオニカサゴ(イズカサゴ)に刺され、その痛さが尋常ではなく、漕ぐ事が困難になる経験をしました。タンデム艇(2人乗り)のため、陸に戻ることはできたのですが、陸に戻ることができなくなる可能性もありますので、毒魚やケガにも気をつけください。
そして、カヤックは水の上では小さな乗り物です。大きな船が近くを通ったり、突然の波、風などにより転覆する可能性があります。もしもの事態に備え、起き上がれる訓練(練習)を浅場でしておくことも大事です。
カヤックフィッシングに適したロッドの長さは?
ロッド(竿)に関して私はあまりこだわりがなく、持っている物から使っていました。一般的にカヤックフィッシングで使いやすいロッドの長さは、1.5mから1.8mといった比較的短いものがよいようです。
カヤックからいろいろな物を落とさない心がけを!
カヤックは海水面と近いため、波や風で物を落としてしまうことが度々あります。
そのため、カラビナなどを用いて、ハサミやプライヤーなどを落とさないように気をつけています。
といったところで、話としてはまだまだ途中なのですが、今回はここまでです。
「カヤックで水面にのんびり浮かんで釣りがしたい!」そんな思いからスタートした私のカヤックフィッシング。まずはそのきっかけや準備、道具のことについてお話しさせていただきました。いざ始めてみると、知らないことだらけ。何事も経験してみないと気が付かないことは多いですね。
次回は、いよいよカヤックを漕ぎ出すところから実釣といった、体験をもとにしたお話をお届けします。カヤックフィッシングに興味を持たれている方の参考になれば嬉しいですね!
レポーターREPORTER
千葉県市川市と館山市の2拠点生活。
栄友丸という船名でカヤックフィッシングとマイボート釣りをし、キャッチ&イートを楽しむアングラー。キャンプや温泉旅行も大好きなアクティブ派。
インスタグラム:
@eiyumaru_357 (URL: https://www.instagram.com/eiyumaru_357/)