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ジギングサビキの産みの親であり、サビキ仕掛のパイオニアメーカーでもあるハヤブサから「堤防ジギングサビキEX」が新登場! 仕掛のみならず、パッケージにもこだわりが詰まっており、ライトショアジギングファンはもとより、これからショアジギングを始めてみたいと考えているアングラーにとっても、まさに“鬼に金棒”的なアイテムになることは間違いなし!
では早速、「堤防ジギングサビキEX」 を紐解いていきたい。
手軽に楽しめるライトショアジギングゲーム!
エサを使わないからこそ女性&初心者にもオススメ!
ライトショアジギングゲームの魅力は、ライトなタックルと軽量のジグの組み合わせで楽しめるという「手軽感」だろう。軽量ジグだからこそ細いラインを使用でき、軽量ジグでありながらビューンと遠くまでキャストできるのだ。青物の回遊シーズンともなれば、堤防や岸壁にショアジギンガーがずらりと並ぶ光景も珍しくない。
なによりエサを使用しないため、エサが苦手な女性や初心者でも気軽に始められる釣りでもある。なかには仕事終わりでそのまま釣り場に直行し、ショアジギングを楽しむアングラーもいるほどだ。
これは余談だが、私も地方を回る営業マン時代は、常に車にジギングタックルを積んでおき、いいポイントがあれば仕事の合間に…なんて考えていたが、結局社会人としてのモラルが邪魔をして踏み切れなかったことを思い出した。外見はともかく、根はマジメなのだ(笑)。
“ルアーっぽさ”を前面に出したパッケージデザイン!
ジグとの絶妙な一体感はもはやルアー!?
おっと、話を戻そう。
今回、この新商品の開発担当・田中氏にいろいろと話を伺ったが、とても興味深い話を聞くことができた。とくに印象的だったのが、「堤防ジギングサビキ EX」のパッケージデザインに込められた“想い”の部分だ。
「今までの弊社のジギングサビキと比べて、パッケージデザインから一新しました。おかげ様でご好評をいただいている、白と黒を基調にしたジャックアイのパッケージデザインと連動させています」
田中さんの話によれば、約750人にアンケートを実施。「ジギングサビキを使ってみたいけど、まだ使ったことない」というユーザーの理由として、“仕掛っぽいデザインに少し抵抗感がある”という声が聞かれたとか。
エサ釣りに対して少なからず抵抗感を持っているルアーアングラーに対して、ルアーライクなパッケージデザインを採用することで、その“垣根を越えてもらうキッカケになれば”という想いが込められているのだ。
「弊社はジギングサビキの元祖メーカーであり、サビキ屋でもあります。であるからこそ、何か新しいことをしたかった、一歩先にいきたかったんです。今までのジギングサビキの常識を打ち破りたいという想いでデザインを一新しながら、あとはサビキの“映え”も変わらないといけないので、サビキ自体もより“メタルジグライク”に仕上げました。現時点でジギングサビキに抵抗感のある人も取り込んでいければという気持ちが強いですね」
田中さんの言葉通り、パッケージのみならずサビキ仕掛もルアーライク化を図っている。「LIVELY BAIT」を採用し、ジグとの一体感を生み出すという観点から魚皮を2層にすることでツートンカラーに。結果、サビキ自体にも“メタルジグ感”を持たせることができた。つまりは「ルアーに見えるサビキ」に仕上がっているというわけだ。
サビキのカラーは「ブルーイワシ」と「アカキン」の2色展開。ジャックアイエースとジギングサビキ仕掛のセット商品「ジギングサビキ 堤防ジギングサビキEX エース搭載セット 2本鈎」は、ジグのカラーとの統一感もあり、より自然なマリアージュを生み出している。
ちなみにだが、「ブルーイワシ」はジャックアイエース単体のカラーラインナップには存在していない。つまり、このセット商品でしか手に入らないカラーとなっている。あえてショアジギングの定番カラーを採用していることからも、“誰にでも気軽に使ってほしい”という想いが汲み取れるだろう。
また、「ジギングサビキ 堤防ジギングサビキEX ライブリーベイト 2本鈎2セット」は、自分が持っているジグに接続すれば使用可能だ。前述の“一体感”を生み出すという観点では、それぞれのカラーをアカキン系、ブルー系のジグと組み合わせて使用するのがベターだ。
釣果が増える=オデコが減る!
ねらえる魚種が豊富で誰でもカンタンに釣れる!
堤防ジギングサビキEXが生み出す釣果が気になるところだが、これも折り紙付きだ。田中さんは、堤防ジギングサビキEXの魅力を3点にまとめてくれた。
堤防ジギングサビキEX 3つの魅力
①釣果が増える(=オデコが減る)
ショアジギングのメインターゲットは青物。ただ、もし仮に青物の回遊がなかった場合には、ジグを投げ続けていても好釣果は望めない。その点、ジギングサビキを接続することで、アジなどのジグには食ってきづらい魚もターゲットになる。これが釣果UPに繋がり、オデコ(=ボウズ)率低下に貢献するというわけだ。
②ねらえる魚種が増える
①に通じるが、ジギングサビキを使用することで魚種の幅が広がる。前述のアジに始まり、意外だったのは、ヒラメやマゴチはジギングサビキにも食ってきやすいとのことだ。
③だから誰でもカンタンに楽しめる
これは釣り方のシンプルさにも表れている。難しいテクニックなどは必要なく、「タダ巻き」でも釣果が出るのだ。どうしても「ジギング=シャクリ」というイメージは強く、そこに抵抗がある人もいるが、タダ巻きで釣れるなら初心者や女性にもオススメできる。もちろん「シャクリ&止め」の誘いでも食ってくるのでご安心あれ!
また、「ジギングサビキ 堤防ジギングサビキEX エース搭載セット 2本鈎」に「ジャックアイエース」を採用したことにも理由がある。ジャックアイシリーズはさまざまな人気モデルが発売されているなか、まずはエースがスタンダードモデルという点と「リア重心」なのがポイントとのことだ。
リア重心、つまりジグのお尻が沈みやすいモデルのため重心がお尻側にあることから、結果としてラインが引っ張られる形となり、ラインを張りやすくなるのだ。ラインが張ればジグとラインが絡んだり、アシストフックやトレブルフックのラインとの絡みも軽減できる。まさに前述の「誰でもカンタンに楽しめる」ということに起因したこだわりの部分といえるだろう。
田中さんは最後に「ジギングサビキの人口が増えることは、ジギング人口の増加に繋がります。ジギングサビキは釣果を得やすいので、トータル的な底上げになると思っています。近年はエサとルアーの中間のような釣り、ボーダレスな中間層の釣りが流行していますので、ジギングサビキにはその要素があると思います。この“スタイリッシュなサビキ”で、抵抗感や常識を打ち破れたらうれしいですね」とまとめてくれた。
これからショアジギングのトップシーズンを迎える。堤防ジギングサビキEXを持って、手軽にショアジギングを楽しんでみてほしい。ねらえる魚種の幅が広がるため、ジギングサビキで五目釣りにチャレンジしてみるのも面白いかもしれない。
また、くれぐれも釣行の際には、ライフジャケットをきちんと着用し、足下の安全確保をしながら楽しむことを忘れずに。