知って得する!川田一輝のお魚あれこれ No.96ホタテの目は……120個ある!?

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こんにちは!
お酒はビール2杯で顔真っ赤になります、「さかなのおにいさん」かわちゃんこと川田一輝です。

みなさんは好きなお酒のアテってありますか? 枝豆にナッツ類、ビーフジャーキー、鮭とば…そして貝ひも!
実はこのホタテの貝ひもには意外な秘密が隠されているんです。今回はホタテにまつわる豆知識をご紹介します!

ホタテのびらびら

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標準和名は「ホタテガイ」。昔、貝殻を帆のように立てて風を受けて帆掛け船のように移動する、という俗説があったため「ホタテガイ」と命名されたそうです。
イタリアの有名な絵画ボッティチェルリの「ヴィーナス誕生」のヴィーナスが立っている貝も、実はホタテガイ(ジェームズ帆立貝)なんです。

そんなホタテを詳しくみていくと……?

ごきげんな

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5分でわかる! ホタテガイの部位

まずは貝柱
普通の二枚貝は貝柱が2つありますが、帆立貝は大きくなると一方は退化しひとつになりま
す。他の貝に比べて、あまりに貝柱が大きいのでパタパタと泳ぐこともできるんです。

そして貝ひもを含めた他の部位はというと……。

貝殻を作る器官

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生殖巣(ホタテの卵)。
ホタテの仲間は通常雌雄同体ですが、日本のホタテは雌雄異体なんです!
白い卵は雄で、赤い卵は雌になります。

中腸腺(ウロ)
肝臓とすい臓の働きをします。ウロには貝毒が蓄積されています。貝毒に侵されると強い下痢などに襲われるので気をつけてくださいね!

そして貝ひも…詳しくは外套膜といいます。
貝ひもは何のための器官かというと、主に貝殻を作る働きをします。泳ぐときは梶(かじ)のように、方向を決める役割も!

そしてよーく見ると……!?

目が60~120個

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黒い点々があります。これ実は全部ホタテガイの目!
人間の目のように物を識別するというよりは、光を感じる程度なんですが、特筆すべきはその数。貝ひもにはなんと60~120個の目がついています!! 想像すると…怖いですね(笑)。

 

ということで、おつまみの貝ひもの秘密をご紹介しました!
今度から食べるときは目を合わせて食べてみてくださいね……って怖すぎるわ!! じゃあね。

 

レポーターREPORTER

川田 一輝
プロフィール:川田 一輝
1990年大阪生まれ。さかなたちの“おかしな”生態や海の大切さをイラストや歌で伝え、子どもの好奇心を育てる活動をしている。テレビの釣り番組や水族館でさかなを解説したり、ラジオDJ・声優としても活躍中。
初の書籍「ツッコミたくなる おさかな図鑑」は重版。SNSのフォロワー数合計50000人以上(2021年現在)
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