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こんにちは! フィールドスタッフの井上(イノォ)です。
私を含めてサラリーマンの方は、たいていカレンダー通りの休日が多く、年間を通して数回の連休があるだけですよね。しかし連休となれば、釣り遠征や連続しての釣行などと楽しみ方はたくさんです。とはいえ、家庭がある方は家族サービスもしないといけないので、釣りばかりとはいきませんよね…。
私自身よいことなのか(?)子どもたちが大きくなり、一緒に出掛てくれる機会も少なくなってしまいました。よって夫婦で過ごすことがほとんどです。まあ、子どもに声を掛けても「行っておいでよ!」って言われるのがオチですけどね(笑)。
「ならば行きたい先を決めて遠出しよう!」と夫婦で出掛けることがしばしば…。夫婦水入らずの旅行はモチロン楽しいのですが、実は少しでも旅先で釣りをしたいのも本音です(笑)。合間をぬって短時間で釣りを楽しむとなれば、軽装で手軽に楽しむスタイル。そんな、釣りもタックルもライトではありますが、どんな魚に出会えるのか? 考えるだけでもワクワクは止まりません。
というわけで今回は、兵庫県から3時間ほどの距離にある、同じ関西の和歌山県は那智勝浦でのぶらり釣り旅。存分にグルメや釣りを楽しんできましたよ。
世界遺産がたくさん!晩秋の那智勝浦を満喫!
那智勝浦といえば、多くの世界遺産があり歴史と自然の宝庫です。そして勝浦漁港では生マグロも有名で、日本有数の水揚げ量を誇るといわれています。まずは、そんな世界遺産の熊野那智大社へ参拝です。
紅葉を眺めながら長い道のりを歩きます。観光地として最も多くの人が訪れる「那智の滝」を目指して、森林や岩といった自然に囲まれながら歩く景色は神秘的で最高! 数分後にようやく三重の塔に到着し「そろそろ見えるかな?」というところまで歩くと、熊野古道らしき石段を発見。再び数分歩くと…、ついに「那智の滝」に到着です!
滝の高さや水量、水しぶきなどと、ものすごい迫力は圧巻でした。そして最後は「延命長寿のお瀧の水」をいただいて、旅の目的でもあった熊野那智大社を堪能。直に目にして、改めてスゴいパワースポットだったと思いながら目的地をあとにしました。
旅といえばグルメ!勝浦漁港の生マグロ!
日本有数の生マグロ水揚げ量を誇る勝浦漁港は、マグロ基地ともいわれるそうです。シーズンを問わずたくさんのマグロが水揚げされます。
たまたま朝に漁港を訪れるとマグロのセリが行われていました! これもラッキーとワクワクしながら見学することに…。クロマグロ、メバチマグロ、キハダマグロ、さらにビンチョウマグロと、たくさんのマグロが並ぶ姿に圧倒されました。なかには、なかなか見れないマンボウなどもおり、早朝からテンションの上がるお魚たちに大興奮。近くでは見れませんでしたが2階の観覧所から観ても迫力のある光景に、あっという間に時間が過ぎていったのでした! 他にもセリの様子や仲買人さんたちがマグロを吟味している姿などは、ずーっと見ていられます。
観光地としても人気の那智勝浦町には温泉や絶景があります。しかしそれに負けないくらい、漁港付近にはマグロ料理屋がたくさん軒を連ねており、行列ができるお店もたくさんありました。
那智勝浦で初の生マグロ堪能です!
紀伊勝浦駅付近にはたくさんのマグロ料理屋がならび、ランチ時にはどこも行列ができるほど人気。どのお店に入ったらよいか迷うくらいです。
そんななか、今回私がランチでいただいたのは、紀伊勝浦駅のすぐ前にある「お食事処 大和」の『絶品特製大和丼DX』です! ぶ厚い赤身、中おち、トロと、贅沢三昧のどんぶりでボリューム満点! しかもこのボリュームで、お値段はなんと1600円!! マグロ好きな私には、やみつきになるほどの美味しさで、もっちりとした生マグロの食感が最高でした。那智勝浦では冷凍していない生のマグロを食べることができるので、ぜひ紀伊勝浦駅周辺に訪れた際はお立ち寄りくださいね。
お食事処 大和
住所:〒649-5335 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地8丁目6-6
HP:なし
生マグロを食べつくす!
絶品マグロ料理屋「桂城」
どうしても食べたいお店があったので夜もマグロ料理を選択。ここまで来たら「いろんな店で食べたい欲」が勝り、有名店「桂城(かつらぎ)」を訪れてみました。こちらも紀伊勝浦駅近くの路地を入ったところにある雰囲気満点でいい感じのお店。しかも1匹まるごとマグロを仕入れているお店でもあります。
この日は夜に釣りがしたいということで少し早めにお店に行くと、なんと運よく入荷したマグロを店で解体するというラッキーディ! 食事を楽しみながら解体ショーも楽しみました。気さくな大将で楽しいトークを交えながらも、熱くしっかりとした解説付きでマグロをさばいてみせてくれました。サービスでいただいた「中落ちマグロ」は自分たちで握って食べてくださいね! とサービス精神満点。遊び心もある大将で、本当に楽しませてくれました。
そんな楽しい「桂城」のメニューの中で、私がぜひおススメしたいのが「マグロのレアカツ丼」です。外はサクサクで中はレア! マグロのもっちりとした食感を味わえる一品でした。そしてもう一品は、人気で定番の「まぐろ定食」。人気定食の内容は、ぶ厚い生マグロの刺身、マグロカツ、まぐろのそぼろ煮、マグロのつみれ汁、かじきの鉄板焼きです。どれも美味しいものばかりで、釣りに出掛ける時間を忘れるほど満足させていただきました。
桂城(かつらぎ)
住所:〒649-5334 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦398-11
HP:なし
魚種も豊富!手軽な夜のライトゲームに決定!
日中にたくさん遊び、美味しいものを食べて…となれば、夜がイチバン釣りの時間を取りやすいのではないでしょうか?
まずは事前に、周辺のポイントやターゲットを調べておいてエントリーするのですが、短時間での釣行なのでどれだけ時間が取れるかが重要となります。さらに大事なのが、移動中などに実際に周辺のポイントを見ておくことです。とくにナイトゲームとなれば「常夜灯があるかないか?」や釣り人の有無などといった、目で見える情報は重宝します。もしポイントに立ち寄れるのなら、「どんな魚が釣れているのか?」も把握しておくとよいでしょう!
今回私はナイトゲームを選びましたが、帰りに日中の釣りを楽しむのもありですね。なかなか都合通りにいかないこともありますが、いろいろ考えるのも楽しみのひとつかもしれません。そして旅行なので、お手軽さを重視した釣りを選ぶのですが、ついついムキになってしまったり……(?)。では、さっそく釣りスタートです!
和歌山県南紀周辺で、晩秋から初冬のライトゲーム!
寒くなる季節ですが黒潮の影響を受ける南紀周辺では、この時期でも他に比べて海水温が高く魚種も豊富です。しかも、漁港のすぐそばには地磯が多く足場のよい地磯もあったり、常夜灯や道路の照明で明るいところも多いので、エントリーしやすいのが特徴です。
今回釣りをしたのは勝浦漁港と、少し車で移動した明暗のポイントがある地磯。ジグヘッド単体やフロートリグがメインと、軽装でお手軽に楽しめる釣りを選択しました。
まずは常夜灯周りで軽量のジグヘッド(1g以下)を使ってアジやメバルをねらいます。潮と時間帯がよかったこともあり、難なく釣りが楽しめました。ついつい時間を忘れてしまいそうでしたが調子がよかったので、「ならば…」と違う釣り場への移動を決意。足場のよい地磯に向かいました。
こちらでもジグヘッド単体からスタート。2gから3gのウエイトで根魚をねらい、磯の隙間や境目、底付近を中心にチョンチョンさせると…、早速、海のアイドル的存在のカサゴが出迎えてくれました。さらに遠投できるフロートリグに切り替え、ジグヘッド単体では届かない竿抜けポイントをねらいます。ターゲットは南紀名物のモンスター尺メバル! …でしたが、釣れたのはアベレージサイズ(笑)。そうはカンタンに旨い話とはなりませんよね。
再びジグヘッド単体にもどし、そのままねらっていると……今度は強烈なアタリ! なんと上がってきたのは嬉しいヒラスズキでした! その後はもちろん夢中になり、またもや時間を忘れて…といったところでしたが、気がつけば夜中だったので強制終了です(汗)。
結局、時間的にお手軽とはいきませんでしたが、旅先での釣りを満喫できました。やっぱりムキになってしまいましたね(笑)。でもよい思い出作りができたので結果オーライです。
普段の休日も釣りを楽しんでいますが、連休となれば旅行に出掛けたり、釣り遠征を楽しむ機会が増えます。遊びもグルメも釣りも楽しみたい! そんなときは計画を立ててぶらり釣り旅に出るのが私流。釣果が出ないときもありますが、よい日にあたれば嬉しさも倍増。今後も旅先で可能な限り釣りを楽しんでいきたいと思います。これからもメイイッパイ楽しむぞー!
ではまたお会いできる機会まで。
レポーターREPORTER
休みの日も家でのんびり過ごせない昭和のアラフォー世代。人なつっこい笑顔と誰とでも仲良くなれる性格とは裏腹に、ライトソルトをメインにワカサギ釣りまでこなすマルチなハヤブサフィールドスタッフでもある。『イノォさん』の愛称で親しまれ、関西圏を中心に週末の釣りを存分に楽しむ生粋のサラリーマンアングラーだ。