サラリーマン必見??
都市型の釣り=アーバンフィッシングのススメ
No.13 横浜の夜景を楽しみながらねらう、早春のアーバンメバリング

実はこのアーバンフィッシングの企画が始まってからずっとトライしたかったターゲットであるメバルは、ライト&ファストなスタイルがメインのアーバンフィッシングにはもってこいの魚で、可愛い姿とは裏腹に果敢にルアーを追ってくれる癒しの存在。今回も打ち合わせがてらに、コンパクトにまとめたタックルを持って横浜へと出かけてきました。

【ご注意】みなとみらい周辺は、釣り専門の施設・エリアではありません。また、「投げ釣り」「ルアー釣り」の禁止や一部釣り禁止の場所もありますので、事前にルールをご確認のうえ、周囲への配慮を含めて釣りを行ってください。
※本記事は、釣り可能エリアでのヘチ釣り(テクトロ)を主にしたものです

関東屈指のアーバンエリア

2 雨の横浜
まだ少し肌寒い時期ですが、花粉症の自分には雨は嬉しい

横浜は毎年フィッシングショー(2020年からは釣りフェスティバルとなった)が開催される場所でもあるので、関東の釣り人にとっては馴染みの深い場所じゃないでしょうか? 赤レンガ倉庫をはじめ、どこか異国っぽさを放つかっこいいイメージの横浜。しかし一見魚なんていなそうな街中で魚が釣れてしまうのもこの釣りの醍醐味。まさにそんなエリアをたまに釣って遊んでいると教えてくれたのは、自分と同じHuercoアンバサダーでありフォトグラファーの友人であるゆうちょん。よく被写体不足になると連絡がきては釣りに出かけるのですが、今回はガイド&撮影をお願いしてみました。

profile はらの ゆき
はらの ゆき
岩手県出身。年間300日は車中泊で釣り&撮影の旅をしているホームレスフォトグラファー。魚の水中写真をメインに、釣り人や自然を撮影するかたわら、遊びといいながらも結構本気で釣りを楽しむ釣り好き。
WEBサイト:https://yukiharanoworks.wordpress.com/

幸先のよいスタート、釣れたのは?

まだ人も多い時間帯ではあるものの、小雨が降ったり止んだりしているせいか水辺のベンチに座る人やフェンス越しに海を眺める人もおらず釣りやすいコンディション(笑)。人が多いところで釣りをするのは慣れっこなのですが、観光客や若いカップルに混じって釣りをするのって何とも例えようのない居心地というかなんというか…。しかし別に悪いことをしているわけでもないので、人の多いときはキャスト時など、十分周りを確認しながら安全への配慮を忘れずに楽しみましょう。

3 アジ釣果
ついついアジを見ると「美味しそう」なんて思ってしまいますが、その姿もとても美しいものです。なるべく触らないようにしてリリースしました

しっかりとしたレインウェアをそろえてきているわけでもないので、「雨が強くなる前に釣って帰りたいね~」なんて話をしていたら、早速足下で魚からの反応が! ブルブルと引きを楽しみながら抜き上げてみると、なんと本命のメバルではなくてアジ。確かに妙にピッチの早いブルブルだったような…。ともあれ魚には触れて一安心。これがメバルならいつものノリでお腹いっぱいになったので取材終了…、な流れになるところでしたが釣りを続行します。

4 アジはボトム付近に
少し釣り歩いたところでもう1匹アジを追加。どうやらまだ寒いせいか、魚の反応はボトム付近に集中していましたね

お決まりのカフェ休憩

そうこうしているうちにちょっと雨が強くなったので、桜木町の駅前のカフェに移動して作戦会議という名の釣り談義や近況報告。別に「アーバンフィッシングなのでカフェには必ず行ってください」とHEAT編集担当に言われているわけではないのですが、ロッドもコンパクトにたためるのでついつい足を運んでしまいます。

5 カフェで休憩&リーダーの組み直し
雨で冷えた体を温めつつ真面目にリーダーを組み直してます

今シーズンは魚の撮影とは別に、お客さんが釣りをしているところに同行してその姿を写真に収めるロケーション撮影のサービスを始める予定だというゆうちょん。確かに自分の釣りをしている姿を撮ってもらう機会って普通はあまりないと思うので面白そう。

6 タックル一式
今回のタックルほぼ全て。ウェストバッグに入る量だけを選びライトに

本命のメバルを求めての後半戦

7 雨の釣り場
もう少し雨が強かったら帰宅でしたね

電車の時間を考えると、やれてあと1時間と少しといったところ。雨も随分弱まったし気合いを入れて後半戦へ挑みます。
ちょうど潮の動いてない時間だったせいかしばらく反応が遠のいたと思われましたが、少し離れたところで「あ~~~~~!!」とゆうちょんの叫び声が。どうやらこの時期にしては珍しいそこそこのサイズをバラしてしまったらしい。足下で沈めてからテクトロをしたらアタッたそうです。

確かに少し岸から離れたところで2度ほど反応はあったものの、魚が小さいのかハリに掛からない。僕も真似して、足下に落として一度ボトムをとり、少し持ち上げようとした瞬間に「ココッ」という手応えが! 「来た――!」と叫びながら大げさに釣り上げたのは、それはそれはかわいいサイズのメバルでしたが、ようやく出会えた本命。大きさに関係なく嬉しい1匹なのでした。

8 メバル釣果
メバルは春告魚とも書く、文字通り春の訪れを知らせてくれる魚。一足早い春をキャッチ

駅から徒歩10分の気軽な釣り

後半はメバルが釣れなかったら、最初からアジをねらっていたことにしようなんて話をしながら釣っていましたが、無事に釣れてよかった(笑)。しかも駅から歩いて10分圏内で魚に会えるなんて、これだからこの釣りはやめられませんね。

9 帰路
実家に帰るまでヘッドライト付けっ放しでした…

きっと道行く人たちは、普段食べているアジが足下を泳いでいるなんで知りもしないでしょう。こんな気軽な釣りでも、大都会でも強(したた)かに生きる野生を見つけることができてしまうロマン。みなさんも次の出張や旅行のときは、カバンにパックロッドを忍ばせるのをお忘れなく。

 

【ご注意】みなとみらい周辺は、釣り専門の施設・エリアではありません。また、「投げ釣り」「ルアー釣り」の禁止や一部釣り禁止の場所もありますので、事前にルールをご確認のうえ、周囲への配慮を含めて釣りを行ってください。
※本記事は、釣り可能エリアでのヘチ釣り(テクトロ)を主にしたものです

 


アーバンフィッシング ギア紹介

10 HuercoMG600-5S(フエルコ)
HuercoMG600-5S(フエルコ)
トラベルロッドのなかでもよりライトな釣りに特化したMG(マイクロゲーム)シリーズ。HuercoMG600-5Sのショートカーボンソリッドティップは極小のジグヘッドもキャストしやすく、5ピースでありながらボトムの感知や、微細なアタリも驚くほど伝達します。アジングにおけるアタリ即掛けのジグ単や、マイクロスプーンなどを使った釣りにも最適なパックロッド。
価格:29,000円(税抜き)、長さ:6フィート、仕舞寸法:444mm、重さ:90g
12 リバーシブルフィッシュハット(clef×Huerco)
リバーシブルフィッシュハット(clef×Huerco)
帽子の色・素材感や風合、とくにかぶり心地と形にはこだわりを持ち、毎日かぶってもストレスを感じない使用感、商品作りの「clef(クレ)」とのコラボレーションハット。リバーシブルになっており、裏面の柄はHuercoオリジナル。ツバの部分にはワイヤーが入っており、自由にスタイルを決めることが可能です。また、UVカット加工を施しています。
価格:5,500円(税抜き)

 

レポーターREPORTER

ショータ・ジェンキンス
プロフィール:ショータ・ジェンキンス
栃木県在住。国内のトラウトフィッシングから海外の釣りまで、人生を豊かにするライフスタイルとしての釣りを日々模索し発信しているフィッシングピーターパン。PIKE STREET MARKETディレクター。ひと×コト×Sakana栃木PRアンバサダー。
サポートメーカー:Huerco、BIGFISH1983、Rマジックテスター。VARIVASフィールドモニター、Patagoniaプロセールスプログラム。
インスタグラム:
@shota_jenkins_konno (URL: https://www.instagram.com/shota_jenkins_konno/)
YouTube:Jenkins Channel