INDEX 【前編】基礎・準備について知ろう
- 1.管理釣り場とはどんなトコ?
- 2.利用時の注意点は?
- (1)利用方法とルールを確認
- (2)釣りの服装はどんな感じ?
- 3.どんなタックル?
- 4.釣れる魚・ターゲット
一般的に、禁漁時期を迎えたりねらえる魚種が少なくなることから、釣りの“オフシーズン”となりがちなのが「冬」。ですが、実は冬でも熱いスポットがあるのはご存知でしょうか? そう、『管理釣り場』です。
ビギナーからエキスパートまでさまざまな楽しみ方ができる『管理釣り場』。今回は、まったくの釣り初心者さんにも分かりやすく、その魅力と「管理釣り場とは?」についてお伝えしたいと思います。
1.管理釣り場とはどんなトコ?
管理釣り場とは、その名の通り魚や釣り場の状態が管理されている有料の釣堀のことを言います。その形態は大きく分けて、人工的に作られた池やダム湖からなる「ポンドタイプ」と、自然にある川や湖の一部を区切って魚の放流を行う「河川タイプ」の2つですが、最近は遊泳用のプールを冬季限定で管理釣り場として運営しているケースも増えてきています。
ポンドタイプやプールは、もともと施設として利用することを目的として作られているため足場がよく、小さなお子さまでも安心して釣りをすることができます。河川タイプは自然に近い分、川の流れやボトム(底)の岩などを感じながら、よりネイティブな環境で釣りを楽しむことができるという点が特徴です。
ターゲットは、主にニジマスをメインとするトラウト系(マス)の魚です。そのため、通称『エリアトラウト』と呼ばれることもあります。
釣り場以外にもトイレや休憩所、釣った魚を処理できるスペースが設けられていることに加え、レンタルタックルやネットの貸し出し、ルアーの販売(売店)を行っているところもあるので、手ぶらで始められる気軽さもあります。初心者向けにエサ釣りを行っている施設もあるので、初心者の方やお子さまでも比較的カンタンに釣ることができます。
また、キャンプ場やBBQ施設、カフェなどと併設しているところもあり、家族や友人とアクティビティのひとつとして楽しむこともできます。
- ・池や川を利用した管理された釣り施設
- ・有料で釣りが楽しめる
- ・ニジマスなどトラウト系の魚が主なターゲット
- ・レンタルタックルやルアーの販売がある(※施設による)
- ・初心者向けのエサ釣りもある(※施設による)
- ・初心者の方だけでなく、釣りエキスパートの方も本格的に腕を磨ける
- ・キャンプ場やBBQ、カフェなどが併設されている施設もある
2.利用時の注意点は?
管理釣り場に行ってみよう! と思ったら、まずは施設のホームページを見てみましょう。なかでも必ず確認しておきたいのが、釣り場へのアクセス、営業時間、料金設定、レンタルタックルの有無、ルールやレギュレーションなどです。
(1)利用方法とルールを確認
管理釣り場では、それぞれ入場料の設定がされており、だいたい時間券、半日券、1日券と分けられているところが多いようです。女性やお子さまの利用は少し安い料金設定になっているところもあります。(見学や付き添いであっても、釣り券のない方の場内の立ち入りは禁止されているところが多いので注意が必要です)
基本的に事前予約なしで利用可能ですが、釣り座は決まっていないため、釣り場では譲り合って釣りをしましょう。(大人数のレンタルタックル利用やBBQ施設の利用は、事前の確認をオススメします)
また、管理釣り場によって、釣り方や持ち込みアイテムへの制限があるなど、ルールを定めておられるところもあります。
- ・バーブ(かえし)のついていないフックを使用する
- ・取り込みにはランディングネットを使用する
- ・フックを外す際はプライヤーやリリーサーを使用する
(リリースする魚に極力ダメージを与えない配慮)
その他、フックの本数や使用不可のルアーがあるなど、まずは受付で釣り券を購入する際にルールを確認してから釣り場へ移動しましょう。
なお、釣った魚はすべて持ち帰れるわけではありません。釣り券に応じた匹数または重量が決まっていますので、そちらもあわせて確認してみてくださいね。
(2)釣りの服装はどんな感じ?
管理釣り場での服装は、比較的軽装でOKです。とはいえ、いわゆるマチナカの恰好は危険をともなう場合がありますので、ロングスカートやヒールといったアウトドアに不相応な服装は控えましょう。
(参考までに…)理想的な着こなしは、温度調節ができる「重ね着」です。基本的に管理釣り場のシーズンは(年中営業されているところもありますが)、10月頃~5月頃といった朝夕の温度差が激しい時期です。アンダーウェアやタイツといったインナーを着用したり、アウタージャケットの下に着られるダウンやフリースといったミドラーを用意するなど、温度調節しやすい工夫があるとよりよいでしょう。また、急な天候の変化もありますので、ウィンドブレーカーやレインウェアなどを持っていくのがベターです。
同様に、立ちっぱなしでジッとしていることが多い釣りなので、足元や手先は特に冷えます。グローブ、ネックウォーマー、レッグウォーマー、ニット帽、カイロなどで身体の末端の寒さ対策にもバッチリ備えておきましょう。