INDEX
- 1.磯では多彩な魚種をねらえる!ブリやヒラマサなどの大型青物からロックフィッシュまで!
- (1)ロックフィッシュ (カサゴ・キジハタ・アカハタ・オオモンハタ など)
- (2)青物 (ブリ・ヒラマサ・カンパチ・サバ・カツオ など)
- (3)マダイ
- (4)イサキ
- 2.地磯攻略のポイントは「水深」と「地形変化」
- (1)水深の深さがカギ
- (2)ブレイクラインやカケアガリなどが超重要!
- 3.磯でのライトショアジギングはややハード!ショアジギング専用タックルでのぞもう
- 4.地磯では安全性を考慮した専用装備が必要
- 5.ロックフィッシュねらいで多用する「スローピッチジャーク」を極めよう!
- (1)スローピッチジャーク
- (2)ワンピッチジャーク
- (3)ただ巻き
ひと口にライトショアジギングとはいっても、ねらう対象魚によって最適な時期や場所、はたまたタックルや釣り方は異なるもの。基本的な情報は分かったけど、実際のところどうなの…? そんな疑問にお答えすべく、シチュエーションや場所といった状況別に、人気のライトショアジギングを紹介していきます。
今回のターゲットは、地磯からのロックフィッシュや青物! ぜひご参考ください。
1.磯では多彩な魚種をねらえる!
ブリやヒラマサなどの大型青物からロックフィッシュまで!
堤防と比べてエントリーしづらく、足下も悪いため、なにかとハードルの高い地磯…。
しかし、堤防よりも多くの魚種がねらえて、サイズも大きいものばかり! ライフジャケットやスパイクシューズなど装備をしっかりと整えれば、初心者の方でも決して難しくないのでオススメです! では、一体どんな魚がねらえるのでしょうか?
※磯での装備については後述します
(1)ロックフィッシュ
(カサゴ・キジハタ・アカハタ・オオモンハタ など)
地磯からねらえる代表的な魚種は、なんといってもロックフィッシュ(根魚)です。根の荒い海底に潜み、甲殻類や小魚を捕食しています。なかには中層あたりを回遊する、遊泳力の高いものもいます。
代表的な根魚はカサゴです。みなさんもよくご存じの、馴染み深い魚種ではないでしょうか。ほかにも高級魚であるキジハタや、遊泳力のあるオオモンハタ、美しい魚体のアカハタなど、磯ではさまざまなロックフィッシュが釣り人を楽しませてくれます。
(2)青物
(ブリ・ヒラマサ・カンパチ・サバ・カツオ など)
地磯からねらえる青物は引きも強烈! ブリはもちろん、ヒラマサやカンパチなどもねらえます。磯はベイトも豊富で、それを求めて青物が回遊してくるからです。魚が回遊しやすい潮通しがよく水深のある地磯では、青物のヒット率が高くなります。
(3)マダイ
地磯で釣れる魚はロックフィッシュや青物だけではありません。なんとショアジギングでマダイもねらえてしまいます。磯場のマダイは主に甲殻類を捕食しているため、ボトム付近でのバイトが多い傾向にあります。
(4)イサキ
夏が旬の高級魚・イサキも、磯からならショアジギングでねらうことができます。とくに6月~9月ごろはイサキの産卵期であり、大型がねらえます。浅い岩礁帯に生息しサイズが大きくなるほど美味しくなります。
2.地磯攻略のポイントは「水深」と「地形変化」
地磯ならどこでも釣れそうな気配がムンムンですが、ライトショアジギングでねらうにはある程度「条件」を満たした地磯選びが重要です。では、どんな「条件」が必要なのでしょうか?
(1)水深の深さがカギ
まず重要となるのが「水深」です。ある程度の深さがなければ、青物の回遊も少なくなります。
これは、深場のほうが潮流が安定しており、漁礁や瀬などのベイトがつきやすい環境が整っているからだと考えられます。青物以外に根魚やマダイ、イサキなどをねらう際にも同じことがいえますね。
もちろん浅場でも青物が活発にベイトを追い回すことがありますが、これは朝マヅメや夕マヅメなどの限られた時間にしか発生しません。深場ならマヅメ時のチャンスタイム以外でも釣果が期待でき、言い換えれば、水深のある地磯なら日中でもねらうことができるのです。
最低でも水深は5m以上欲しいところ。場所にもよりますが、少し投げただけで水深30mの地磯なども豊富に存在します。
(2)ブレイクラインやカケアガリなどが超重要!
これは地磯以外でもいえることですが、海中の「地形変化」はショアジギングにおいて超重要なファクターだといえます。
海の中は場所によってさまざまで、平たんな砂地から、起伏が激しく障害物の多いポイントまで多岐に渡ります。数ある地形から釣り場をチョイスする際、ブレイクラインやカケアガリと呼ばれる「地形変化」があるのとないのとでは、釣果に雲泥の差が生まれます。これはどういったことかというと、ブレイクラインやカケアガリはいわゆる深場と浅場の境界線で、青物は急に深くなったり浅くなったりする水深の境目を回遊するからです。
「地形変化」があるポイントは青物が回遊するルート。魚と出会う確率を上げるために、意識しておきたいポイントです。