もう迷わない!
ライトショアジギングにおけるメタルジグの選び方!

ライトショアジギングのタックルや釣り方といった基本的な情報は分かったけど、メタルジグのタイプやカラーが多すぎてどれを選んでいいか分からない…。そんな方にぜひ見てほしい、メタルジグの選び方をご紹介します。

1.メタルジグを選ぶ基準は?

いざライトショアジギングを始めようと釣具屋さんに行ってみても、メタルジグの種類が多すぎて、どれを選んでいいか分からない方はきっと多いはず。では、どんなメタルジグを選べばよいのか? ポイント別に解説していきます。

(1)まずは水深に合ったメタルジグの重さ!これが第1条件

まずは自分がよく行く釣り場の水深や、潮の速さを考えてみましょう。海釣り公園や沖堤防、地磯など、ライトショアジギングができる場所はさまざまで、その場所によって水深が異なります。どんな種類やカラーでも、まずは重さが合ってないと底取りが難しく、釣りが成立しないことが多いのです。
もし分からなければ釣り場の情報をネットで検索するだけで、水深や使用ジグの重さといった詳細な情報がかんたんに出てくるので、事前にその釣り場で使用するメタルジグのメインウェイトを調べてみましょう。

01_ P1011529.JPG	メタルジグ(ジャックアイ エース)

(2)次にタイプ!もっとも重要視するポイントを考えてみよう

さて、メタルジグの重さが決まれば、次は形状のタイプです。細長いジグ、平べったいジグ、ブレード付きのジグなど、メタルジグの型は多岐に渡ります。悩む人も多いですが、実は選び方は意外とシンプル。自分が絶対に必要とするポイントを優先すればよいのです。
より遠くへ飛ばしたければ、飛距離が出せるメタルジグを選びます。「シャクルのがしんどくてイヤだ」「できれば楽に釣りたい」、そんなときはただ巻き専用のブレード付きメタルジグを選ぶ。といった具合に、自分が必要とするポイントを満たすメタルジグを選びましょう。

02_ P1011288.JPG 各種ジャックアイ
ハヤブサのメタルジグを例にとると、「より遠くへ飛ばしたい+ワンピッチジャークでスタンダードに使いたい」ときは、ジャックアイ エース。「より遠くへ飛ばしたい+ボトム中心をスローにねらいたい」ときは、ジャックアイ グロッキー。「初めてだから難しいアクションはできない+ただ巻きでかんたんに魚を釣りたい」ときは、ジャックアイ マキマキを選ぶといった感じ

(3)最後はカラー!釣り人としての想像力が試されます

最後に選ぶ基準が、メタルジグのカラーです。
メタルジグのタイプですらたくさんあるのに、その1つ1つのタイプからさらに何色もカラーがあるなんて、もはや選択肢が多すぎて困ってしまいますね。ただ、そのなかからいろいろと想像を膨らませ、自分で選んだメタルジグで釣果をつかみ取ったときこそ、最高の喜びを味わえます。そしてこれこそがライトショアジギングの楽しさでもあるのです。

03_ IMG_4035.JPG 港湾部の海
かなり濁りが入った都市部や港湾部の海
04_ P1011111.JPG 離島の海
透明度の高い離島の海

 

カラー選択の一番のポイントは、自分がよく行く、あるいはこれから行く釣り場の「水の色」を考えてみることです。地域によって海の水がきれいなところ、濁っているところがあるのはもちろん、台風や大雨など直近の環境変化でも水の澄み具合は変わりますよね。その「水の色」によってカラーを選択しましょう。
まず、メタルジグのカラーは大まかに分けて2つ、シルバー系とゴールド系です。シルバー系は白や青などの、シルバーを基調としたナチュラルなカラー。ゴールド系はアカキンやミドキンなどの人間から見て「濃い」色のカラーです。海の色が比較的クリアな場合はシルバー系、逆に濁っている場合はゴールド系がセオリーです。そのなかでも、朝・夕マヅメにはケイムラが効いたり、食べているベイトによって効くカラーや効かないカラーが出てきたりと、考えれば考えるほど複雑になります(笑)。まずは上記のシルバー系とゴールド系の考え方を基軸とし、自分なりの想像でカラーを選んでいくのがベストだと思います。

05_ DSC_2935.JPG メタルジグオンパレ

2.ついでに知っておきたい、ラインや結びのこと!

06_ IMG_8353_2020.JPG ラインとスプリットリング

(1)超重要!釣果を左右するラインの太さや長さ

ラインは自分と魚を繋ぐ唯一の線ですから、とても重要な役割を果たしています。タックルやねらうターゲットに見合った太さを使用しましょう。

07_ P1011897.JPG ラインを結んでいるシーン

まずはメインラインとして使用するPEライン。ライトショアジギングで使用するならば、1~1.5号が目安です。細すぎるとラインブレイクを起こしてしまいます。確実に魚を獲るためにも、その釣りに適したライン選択をオススメします。本格的なショアジギングでは、ブリやヒラマサがメインターゲットになりますので、2号以上の太いPEラインを使用します。
リーダーフロロカーボンを使いましょう。大まかな目安としては4~6号(16~24lb)で、リーダーの長さは1mほどあれば十分です。リーダーとメインラインの結び目をガイドに巻き込んでしまうと必ず痛んだり切れてしまうこともあるので、絶対に巻き込まないように注意! そのためにもリーダーは1m以内がオススメというわけです。

(2)ジグを結ぶときは、スプリットリングを活用しよう!

ジグに直接ラインを結ぶ方が多いですが、スプリットリングを使用することをオススメします。なぜなら、直接メタルジグに結んでしまうと、結び目に魚の歯が当たって切れてしまったり、メタルジグ本来の動きを損ねてしまうことになるからです。大物が掛かった際に安心してファイトするためにも、ラインとジグの間にはスプリットリングを入れるようにしましょう!

08_ P1011466.JPG ジグをスプリットリングにセットしているシーン

 

いかがでしたか? メタルジグのタイプ・カラー選びは難しいようで意外とシンプルです。私はメタルジグを選んでいるときほど、心が躍る時間はほかにありません(笑)。釣りをしている最中はもちろんですが、ルアーを選んだりタックルの準備をしたりと、釣り人がワクワクできる時間は多くあります。

最初は迷いやすいメタルジグの選び方ですが、ぜひいろいろな想像を膨らませながら、メタルジグ選びを楽しんでみてください。