釣れると噂のジギングサビキ!
使ってみたファーストインプレとリアルレポート

ジギングサビキ(ジグサビキ)

根掛かり覚悟で攻め方を変えます

そこで、魚がいる可能性の高い漁港のミオ筋とテトラが隣接するラインを通してみました。
底まで落としてシャクる。シャクったらまた底まで落とす。
たぶん、ジグだけの場合と違い底に落として止めていてもサビキに食ってくる可能性があるのではないでしょうか。底で一旦止めて食わせの間を与えるのもいいかもしれません。

そうやって丁寧に沈めていると、シャクったときに、ズンっと竿に重みがのりました。

根掛かりかい!

あー、やっちゃったかな…。
ジギングサビキの場合、ジグ以外にもサビキのハリがついていますので当然何かに引っ掛かる可能性は上がるでしょう。真上からジグをシャクるのと違い、キャスティングで遠くに着底させるとサビキの部分も底や障害物に接しやすいことが予想されます。根掛かりしやすいのは当然といえば当然なんですが…。

それにしても、ゆっくりと持ち上がるようです。

ゴミだ! きっとこれはゴミだ……。

ゆっくりと寄せてみます。すると…、

イカだ!

驚いたことにアオリイカが横向きに上がってくるではないですか!? どうやら、サビキ仕掛に絡まっているようです。

釣れた……!?

10 DSC04367x.jpg アオリイカ釣果
全く引かないイカに満面の笑みの私
11 DSC04369x.jpg アオリイカ釣果
エギでも釣れたことないグッドサイズ

想像の域を出ないのですが、落ちてきたジグに寄ってきたイカが、ジグの前に回り込んだときにサビキ仕掛に絡まったのではないでしょうか。

とりあえず、アオリイカが釣れました。胴長30cmぐらい、重さは800gくらいあるんじゃないでしょうか。なんか素直に喜べない…。
ですが、ジギングサビキの可能性を広げた気はします。

今度は足元でシャクります

その後は投げて巻いても、底まで落しても反応がなくなってきました。
ふと見ると足元に小魚が見え隠れしているので、真下にジギングサビキを投入してみます。サンバソウに混じって何かいるっぽいのです。すると、すぐさま20cm程度のちょっと大きめの魚が反応し、群がってきました。

あっさりフッキング! カマスでした。

12 DSC04413.JPG カマス釣果

今がチャンスとばかりにカマスを狙いますが、群がってきてアタるものの、なかなか掛けられません。そこで、ジグを軽めのものにチェンジ。サビキもカマス用に替えてみます。

…と仕掛を替えているうちに魚がいなくなってしまいました。
エサを使ってのサビキと違い、魚の群れをとどめておくことはできないのですね。無念。

夕マズメリベンジ

13 DSC04463.JPG 漁港
14 DSC04452.JPG ウルトラライトジギングサビキセットパッケージ

夕方は違う漁港に場所を変えて夕マズメ勝負をかけます。アジやイワシはいるようなので、堤防ウルトラライトジギングサビキセットを投入。魚に合わせて、いろいろなサイズがあるのが嬉しいところですね。

15 DSC04458.Jpg イワシ

イワシは釣れましたが、魚が回ってこないままその後反応が止まってしました。
このような状況のときは、オキアミなどコマセで魚の群れを止めておける、エサを使うサビキ釣りが有利かと思います。ですが、ジギングサビキは沖で発生するボイル(=回遊魚が水面で小魚を追いかける現象)を狙ってキャストできたり、広範囲に探れるメリットがあり、ルアー感覚で使える楽しさがありますね。

お片づけをしよう

というわけで、終了の時間がきてしまいました。
ジグはルアーのボックスに、サビキ仕掛は仕掛巻などに巻いて持ち帰りましょう。ハヤブサのジギングサビキは仕掛が短いので片付けが楽ですね。

16 DSC04465.JPG
細長く切った紙に仕掛を貼り付けます
17 DSC04467.JPG
クルクル巻けば、からまずに持って帰れますよ

サビキの収納は市販の仕掛巻や、もともと入っていたパッケージの台紙、段ボールなどに巻きつけるとよいでしょう。なかでも私のおススメは、カレンダーのようなつるっとした紙を細長く切ったものを持ってきておいて、貼付けて巻いておくという方法。もともと琵琶湖の浜大津で小アユ釣りのおじいさんたちがやっていたやり方で、長い仕掛も絶対絡まずにしまえるという便利技です。
私は家に帰ってから水で洗って、また巻いておきます。次も使えるように、うまくしまっておきましょうね。

ジギングサビキまとめ

18 DSC04464.JPG 夕暮れ空の漁港

とにかくジギングサビキは釣れる!

とりあえず、今回の海の状況は厳しかったです…。そのなかでちょこちょこ何か釣れるというのはジギングサビキの威力なんだと思います。そして、魚種問わずサイズも問わず食わせてしまうところは、本当に面白い仕掛だなと…。
ということは、魚が回ってきているいいタイミングなら、相当面白いことになりそうですよね!

工夫次第で広がる可能性

さらに、メタルジグだけでなくいろんなルアーを仕掛の下にセットすることで、攻める場所や魚種を広げていけそうです。工夫次第でいろんな可能性がありますね。メタルジグもさまざまなサイズを用意しておくといいでしょう。

ちなみに釣っていないので分からないですが、ペンシルベイトやポッパーをセットして動かしたらマイクロベイトを追う魚みたいに見えました。実際の魚がエサを横取りしようと、サビキに食いついてくるなんてことがおこるかも? 個人的にちょっと試してみたいと思います。

敵は根掛かり

今回、普通に巻いては釣れなかったので、底まで丁寧にやりましたが、そうなると根掛かりも多くなります。そんな根掛かりが心配なときは、ジグはフロントにアシストフックのみのセッティングにしておくと根掛かりを軽減できるでしょう。

19 DSC04363.JPG アシストフック装着のジグ

しかし、たとえアシストフックを1本にしておいても、藻などがあれば、サビキ仕掛が引っ掛かるので厄介です。
仕掛のロストを防ぐには、着底を繰り返すような使い方より、基本通り巻く使い方がおススメかと思います。青物がボイルしているところを遠投して食わせるなら、底をとらなくてもいいでしょうし、投げて巻くだけの使い方が効率的です。
同様に、この仕掛を使いやすい釣り場選びも重要かと思います。水深のある堤防が使いやすいのはもちろんですが、沈み根の位置を把握している通い慣れた釣り場であれば安心ですね。また砂浜であれば根掛かりが少なくヒラメなどを狙いやすそうです。

 

これらを、参考にあなたもジギングサビキに挑戦してはいかがでしょうか?

 


ジギングサビキ【堤防用】 ラインナップ

HA280
堤防ジギングサビキセット 2本鈎
全長:60cm、サイズ:10~50g 5サイズ
HA281
堤防ジギングサビキセット 3本鈎
全長:80cm、サイズ:10~50g 5サイズ
HA282
堤防ウルトラライトジギングサビキセット 2本鈎
全長:50cm、サイズ:5・7g 2サイズ

※いずれも仕掛のみの商品あり。