No.32 かめや釣具小田原店 下田晋一郎さんの場合
今月のおすすめアイテム
- 海戦吹き流し から鈎 4.5m&同6m
- ふかせ真鯛 10m1本鈎
「全国の釣具店スタッフ激白! ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第32回は神奈川県小田原市の「かめや釣具小田原店」スタッフで船釣り担当の下田晋一郎さんのおすすめ。三浦半島から伊豆半島に広がる相模湾は船釣りがひじょうに盛んなお土地柄。お店がある小田原も例にもれずだが、春4月は小田原から西の東伊豆方面がアツい。メインはなんといってもイサキ釣りで25~35cmを多い人は30~40尾。これにマダイがまじることも。また船や時間帯によってはマダイ一本でねらうこともあり、こちらは30~50cmをレギュラーサイズに70~80cmの大ダイもヒットする。
エサ取りを集めにくいシンプルさが一番!
イサキの数ねらいに最適
「とにかくバランスがいいですね」と下田さんがいうのは相模湾方面で盛んなテンビン使用でイサキをねらう際に「海戦吹き流し から鈎 4.5m」「同6m」という仕掛を使用する。
全長4.5~6m、チヌバリ3~4号、ハリス3号の3本バリぐらいがレギュラーで、テンビンにはコマセカゴをセットする。コマセカゴにオキアミを詰め、ハリにもオキアミを刺し、船長が指示するタナまでカゴを沈めたら竿を揺すってコマセを出し、仕掛全長分を巻き上げてコマセとサシエを同調させてアタリを待つ。
「とにかくエサ取りも多いですからエサの有無を確認するためにも打ち返しを多くするのがコツです」と下田さん。「この仕掛には余計なビーズなどが付いていませんので、それだけエサ取りにやられにくいんです」というシンプルさが何よりのおすすめポイントなのだそう。「ハリにエサが残りやすい」すなわち「イサキが食いつく確率が高い」ということなのだ。
目立ちすぎないピンクの夜光玉で
大ダイに最適アピール
4月の相模湾はイサキメインではあるが、船によってはマダイ専門で出船する場合もあるし、イサキとマダイのリレー釣りということもある。「そんな場合に大ダイをねらうなら、この仕掛がいいですよ」と下田さんがすすめてくれたのが「ふかせ真鯛 10m1本鈎」だ。
「相模湾全体でマダイ釣りは盛んですがエリアや船によって仕掛の全長が違うんです。当店から近い東伊豆はおおむね全長10mの仕掛を使いますので、まさにぴったりなんです」という理由以外にもハリチモトの夜光玉にピンク(ひかり玉レッド)を採用しているのがよいらしい。「たいていの仕掛は蛍光グリーンの夜光玉なんですが、それだと目立ちすぎてエサ取りにやられやすいんです」と下田さん。ピンクだと目立ちすぎず、アピール力も乏しすぎずで、ちょうどよい具合なのだとか。
イサキねらい同様、カゴを付けたテンビンの下にクッションゴムを介してセットし仕掛を吹き流し式で使用する。イサキメインか大ダイねらいかで仕掛を交換するだけ。その際もスプール仕様の「ふかせ真鯛 10m1本鈎」は、さっと取り出せてノントラブル。「本当に使いやすいです」と下田さん熱く語るのだった。
かめや釣具小田原店
住所:神奈川県小田原市飯泉954-2
HP:https://kameya-fishing.com/