手持ちタックルが即戦力!目指せ!マルチアングラー No.8ちびっこ回遊魚とキュンキュン遊ぼう
ありあわせのロッドでライトショアジギング!

ブリ、ヒラマサ、カンパチ、さらにはハタ科の大物……ショアもオフショアもジギングというとハードな釣りというイメージがある一方で、夏から秋は各地の沿岸に小型の青物などが回遊するシーズン。生きアジを泳がせてノマセ釣りも楽しいが、手軽にやるならライトショアジギングがおすすめ! 専用タックルがあるにこしたことはないけれど、こだわらなければ磯竿でも投げ竿でもシーバスロッドでもエギングロッドでも、ありあわせのスピニングタックルで釣りができる。ちびっこだけど引き味キュンキュン! 楽しさ半端ないって!

ポイントとターゲット
潮通しのよい防波堤でツバスにハマチなど

ライトショアジギングというのは陸っぱりの釣り。そう防波堤などから気軽にねらえるのが魅力だ。回遊魚が主なターゲットなので「絶対にここでないと」というポイントは存在しないが、できるだけ潮通しがよい場所をねらうのがよいだろう。関西でいうと大阪湾岸なら渡船利用の一文字(沖堤防)がもっとも実績あり。地続きの防波堤ならできるだけ先端部や曲がり角付近。適度に潮が流れて反転流や潮目が確認できれば最高だ。水深もそこそこほしいが、足下が浅くてもすぐ沖に深い場所があれば大丈夫だ。

防波堤
一文字(沖堤防)など潮通しがよい防波堤が絶好のポイントだ

ターゲットの主役はブリの若魚。関西でいうとツバスにハマチ、関東でいうとワカシにイナダだ。40cmぐらいまでのサイズをねらう。ほかにはサワラの若魚であるサゴシ、運がよければカンパチの若魚シオもヒットする。
アジ、サバ、カマス、タチウオなど身近な魚たちライトショアジギングの対象魚だし、底付近をねらえばガシラ(カサゴ)だってヒットする。

ライトショアジギングのメインターゲットはブリの若魚ツバスにハマチ。小さくても引き味最高のスプリンターだ
サバも回遊していれば立派なジギングターゲット。写真のような良型ゴマサバは、近年めっきり少なくなったが……
カマス
こんなカマスもヒットする! 開いて一夜干しにしたら旨いだろうなあ……
サゴシ
秋になると大阪湾奥でも回遊が多くなるサワラの若魚であるサゴシ。鋭い歯に注意
タチウオ
タチウオもポイント次第では日中にジグでねらえるターゲット
ガシラ
底を中心にねらえばガシラもジグにヒットする
エソ
これはエソ。ショアジギングでよく釣れるが、小骨が多く持ち帰る人は少ない。高級蒲鉾の材料だけど……

タックルとルアー
磯竿でもシーバスロッドでも!
メタルジグ30gぐらいまで

使用するメタルジグは30gぐらいまでなので、普段使用しているいろいろなタックルが流用できる。磯竿なら2号以上、投げ竿でももちろん大丈夫だが、できれば短めがベター。磯竿なら4m台、投げ竿なら3mほどのチョイ投げ用が向いている。シーバスロッドならまったく問題なし。長めのエギングロッドやタチウオ用ワインドロッドでも大丈夫。ルアーの飛距離は限られるが小場所ならバス用のスピニングタックルも使える。リールはスピニング。番手でいうと2500~3000番ぐらいがフィットするが、とりあえずは普段使っているものでOKだ。

ラインはPEなら0.6~1号、ナイロンなら強度と空気抵抗を考えると2.5号ぐらいがよいだろう。PEラインの場合はナイロンもしくはフロロカーボンのリーダー3~4号を1ヒロほど結んでおく。

メタルジグはツバスやハマチをねらう場合、20~30gが標準。ポイントが遠く水深があり潮流が速い場合は40gも持っていれば助かるが、タックルに対してオーバースペックの場合は無理に使わないほうがよい。ハヤブサ製品でいうとジャックアイシリーズ『キャスティング専用メタルジグ ジャックアイ』『同ショット』などがピッタリ。アジや小サバ、カマスをねらうなら20g以下、10g以下があればヒットさせやすい。ハヤブサなら『ライトゲーム専用ジグ ジャックアイ ファインダー』などがピッタリ。

ジグのフックはリアにトレブル、フロントにシングルタイプのアシストが付いていればOK。ハマチ、ツバスだけならリアフックはなくてもOKだ。またフックにフラッシャーなどが付いていればアピール力がアップする。

キャスティング専用メタルジグ ジャックアイ
キャスティング専用メタルジグ ジャックアイ
ショア専用キャスティングジグ ジャックアイ ショット
ショア専用キャスティングジグ ジャックアイ ショット
ライトゲーム専用ジグ ジャックアイ ファインダー
ライトゲーム専用ジグ ジャックアイ ファインダー

そして注目! より釣果を確実に、いろいろお土産を確保したいならリーダーの代わりにサビキ仕掛をセットしよう。いわゆる「ジギングサビキ」と呼ばれている釣り方で、最下部のメタルジグではヒットさせにくい小型魚までカバーできるので人気の釣りだ。特にアジやサバなどに効果てきめん。ウキを付けた一般的な飛ばしサビキよりも遠方をねらえるのもグッド! ハヤブサならジギングサビキシリーズ『堤防ジギングサビキセット 2本鈎』『同3本鈎』『キャスティングタイプ 小型回遊魚』などのSサイズがおすすめだ。

堤防ジギングサビキセット 2本鈎
堤防ジギングサビキセット 2本鈎
堤防ジギングサビキセット 3本鈎
堤防ジギングサビキセット 3本鈎
キャスティングタイプ 小型回遊魚
キャスティングタイプ 小型回遊魚

 

釣りシーン
釣りシーン
釣りシーン
アジをねらうならジギングサビキが威力絶大! 飛ばしサビキより遠方をスピーディーに探れる

釣り方
ツバスやハマチなら基本は速巻きするだけ!
サバならスローにタチウオはリフト&フォール

釣り方は難しくないが、できるだけジグを遠くまで投げられることが好釣果のカギ。チョイ投げのぽちゃんで釣れる場合も、もちろんあるのだが、相手は回遊魚なので、かなり沖にしか群れがいない場合もあるからだ。

周囲の安全を確認しジグをキャスト。まずは投げたジグを海底まで沈めたら、すかさずリールを巻いてイトフケを取りジグを素早く底から切ること。モタモタしていると一発で根掛かりという事態も発生する。

青物ねらいの場合、基本的にはリールを巻くだけでよい。ツバスやハマチは結構速め。サバならスローに。これを「タダ巻き」というが、アタリがなければロッドをあおりながらリールを巻いて移動するジグを上下させたり、巻いたり止めたり、タダ巻きの途中で糸を出して再びジグを沈めたり、リフト&フォールといった動作を織り交ぜると誘いになって効果的。これをスローにやるのがジギングサビキやタチウオねらいでの定番のテクニックだ。

アタリがあって釣れることが分かったら、以後はその深さを集中して釣ればよいので底まで沈める必要はない。ジグの着水と同時にカウントしてアタリが出る位置を覚えておけば、何度も同じ深さを釣ることができる。

釣りシーン
30cmぐらいのツバスなら一気に抜き上げよう

ジグを引いている途中でアタリがガツンと手元に伝わったらロッドを素早くあおって大アワセ。ツバスやハマチがハリに掛かれば右に左に大暴れ! 立てたロッドの弾力を生かしラインを緩めることなくリールをゆっくり巻いて足下まで引き寄せよう。ロッドとライン強度と相談にはなるが30cmそこそこのツバスなら防波堤の上に一気に抜き上げる。40cm以上のハマチで抜き上げが無理と判断したらタモですくったほうが安全なので、良型が期待できる場合はタモ持参で。

プライヤー
フックを外すときは必ずプライヤーで!

釣り上げた魚の種類にかかわらず、必ずプライヤーなどでハリを外すこと。決して手では外さないこと。魚が暴れた時にケガをしてしまう。釣り上げた魚はナイフなどで締め、海水を張ったバケツにしばらく入れて血抜きしてからクーラーへ。特に足が早いサバなどは絶対だ。

暑い時期なのでクーラーの氷は多めに持参。クーラーに多めの氷と海水を入れた「塩氷」に魚を入れて一気に冷却すれば鮮度の持ちが全然違う。お造りだけでなく、どんな料理でも新鮮に持ち帰って美味しくいただこう。

多彩に釣れるライトショアジギングは子供たちの夏の想い出作りにもぴったり、さあジグを持って飛び出そう!

血抜き
海水を張ったバケツ
釣り上げた魚は血抜きしてクーラーへ。特にサバは血抜きしないと鮮度がガタ落ち。いわゆるサバ折りにして海水を張ったバケツへ