No.22 釣具のまつき 別府本店 今川卓さんの場合
今月のおすすめアイテム
- 一押しサビキ 関アジ関サバ ツイストケイムラレインボー
- 一刀両断 船太刀魚テンヤ ベーシックダブル 夜光
「全国の釣具店スタッフ激白! ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第22回は大分県別府市にある「釣具のまつき別府本店」で仕掛類を担当する今川卓さんのおすすめ。温泉でおなじみの別府は目の前に別府湾が広がり、さらには瀬戸内海、少し南に下れば関アジ・関サバで名高い豊予海峡(速吸の瀬戸)がすぐという船釣りには抜群の立地条件。そんな別府周辺の6月はアジねらいのラストチャンスで梅雨が明けるとタチウオ釣りもスタート。アジは50cmクラス、タチウオはメーターオーバー指幅6本という大型が期待できる最高の時期だ。
ケイムラスキンの威力絶大!
特大50cm級の関アジ?ラストチャンス
「今年はアジの当たり年で5月現在、50cmクラスを多い人は20尾以上釣ってますよ」と今川さん。大分といえば、ご存じの通り関アジが有名だが大分県佐賀関と愛媛県佐田岬の間、豊予海峡で漁獲され佐賀関に水揚げされるブランドアジのこと。というわけで厳密にいえば佐賀関に水揚げされない限り関アジとは呼べないのだが、別府市や大分市各所から近くのポイントに出船する遊漁船で釣ったアジも生物学的!? にいえば同じアジに違いない。
「以前は同じシリーズのツイストパールが定番だったのですが、ツイストケイムラレインボーが発売されると一番人気になりました」と今川さんがいうのが『一押しサビキ 関アジ関サバ ツイストケイムラレインボー』だ。とにかくケイムラスキンの効果が絶大で非常によく釣れる。「似たような商品は他にもあるのですが関アジに向いているのはこれだけです」というのが人気の理由。
関アジを狙う場合の仕掛スペックはハリ5号、ハリス5号、幹糸7号の8本バリ。カゴオモリ120号にアミエビを入れて水深120mまでをねらう。浅いポイントは40mほどだが電動タックルを使うのがお約束だ。
ちなみに関サバも気になるのだが、残念ながら近年サバはめっきり少なくなって期待薄なのだそう。アジは年中狙えるが例年12月から翌年の6月いっぱいが好シーズン。7月に入ると多くの遊漁船はイサギやケンサキイカ釣りにシフトする。
超ディープ水深150m
ダブルフックのテンヤ50号が大分での定番
「以前は別府湾でもよく釣れたのですが、最近はあまりよくありません。そこで湾を出てけっこう沖まで走って水深150mというディープなポイントで特大サイズをねらうようになりました」と今川さんがいうのは船のテンヤタチウオ釣り。例年7月末にシーズン入りし翌年3月までのロングラン。レギュラーサイズは指幅4本ぐらいだが、ときに指幅5~6本、軽く1mをオーバーする大型もヒットする。
「そんな深いポイントを釣るのでテンヤは50号。各遊漁船で統一されています」と今川さん。テンヤの一番人気は『一刀両断 船太刀魚テンヤ ベーシックダブル 夜光』というダブルフックタイプ。大阪湾などではシングルフックタイプがほとんどだが大分では事情が違う。「もちろんシングルフックでも釣れるのですが、ナゼかこちらでは掛かりがよいからとダブルフックに人気があるんです。でもシングルを使うなら……」と今川さんがおすすめしてくれたのが『一刀両断 船太刀魚テンヤ ベーシックシングル ホロフラッシュ&ケイムラフック』だ。とにかくケイムラフックと夜光ヘッド、ホログラムの反射がよく効くのだそう。「これでダブルフック仕様があれば最高なんですけど。ハヤブサさん、お願いします!」と熱烈リクエストする今川さんだ。
ちなみに大分でもテンヤに巻くエサは遊漁船で用意されている冷凍イワシをメインに3枚におろしたサンマを持参する人も。ただ特大サイズを釣りたくてサンマ丸ごと1尾をテンヤにセットする人もいるのだとか。ちなみに電動タックルでラインはPE1.5~2号、リーダーがフロロ10~12号1ヒロでワイヤなし、というのが大分での標準だ。
釣具のまつき別府本店
住所:大分県別府市新港町2-25
HP:http://www.matsukinet.com/index.html