My Recommendation(ショップのオススメ) 全国の釣具店スタッフ激白!
ハヤブサアイテム おすすめマンスリー

No.61 つり具のブンブン 高井田店 奥代涼介さんの場合

今月のおすすめアイテム

  • 喰わせサビキ タテ釣りスペシャル ホロフラッシュアピール 8本鈎
  • 喰わせサビキ 落し込みスペシャル ケイムラ&ホロフラッシュ 強靭イサキ鈎 4本鈎
  • 船太刀魚テンヤ 速掛型 フッ素コーティングフック
  • 船太刀魚テンヤ フリーアングル フッ素コーティングフック

「全国の釣具店スタッフ激白! ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第61回は大阪府東大阪市にある「つり具のブンブン 高井田店」スタッフの奥代涼介さんのおすすめ。予想外の長雨にたたたられた2021年8月だったが季節は着実に秋に向かいつつある。大阪湾を中心とした船釣りも、いよいよ秋の釣り物が本格化。青物にタチウオと近畿圏の船釣りが、もっとも賑やかに盛り上がるシーズン。気候もよろしく船釣り入門に最適の時期でもある。

メジロにブリにカンパチに!
近畿圏の落し込み釣りならこの仕掛!

初夏、ツバスなどブリの幼魚クラスが多かった大阪湾周辺の青物だが、9月の声を聞くと一気にハマチ、メジロ級と良型が釣れるようになる。ツバスが一気に大きく育つとは考えにくく別の群れが回遊してくると考えるのだが妥当ではないか思っているが、いずれにしても9月になれば良型青物が釣れるのは間違いない。

「そんな青物をねらうなら近年流行の落し込みですね」と奧代さんがいうのは、頑丈なサビキ仕掛に一旦は青物のエサになるイワシやアジを掛け、そのまま仕掛を青物が回遊するレンジまで落とし、そのベイトに青物を食い付かせる方法。ノマセ釣りの一種ではあるが、エサの小魚を人の手を介さずハリに掛けるためベイトが弱らず生きのよさは抜群。よって青物の食い付きも最高というわけだ。

奧代さん
大阪湾から紀州時の落し込み釣りなら「この仕掛です」と奧代さん

そんな落し込み釣りで、とくに大阪府南部の泉南から和歌山県北部の紀北の船頭さんに定評があるのが「喰わせサビキ タテ釣りスペシャル ホロフラッシュアピール 8本鈎」だ。「この方面のベイトはイワシメインなんですが、この仕掛はホロシート直貼りでフラッシング効果抜群の空バリの威力が半端ないんです」と奧代さん。

喰わせサビキ タテ釣りスペシャル ホロフラッシュアピール 8本鈎
空バリにホロシート直貼りの「喰わせサビキ タテ釣りスペシャル ホロフラッシュアピール 8本鈎」は泉南方面のイワシベイトの釣りにベストマッチ

とにかくベイトの乗りのよさが青物の釣果に直結するため「この仕掛にかなうものはない」と船頭さんたちも絶賛してくれるのだとか。ハリ数も8本と多くズラリと掛かったベイトは青物へのアピール力抜群。「ターゲットは60~70cmのメジロクラスが中心ですのでハリス8~10号あたりを選んでいただければ間違いありません」と奧代さんは付け加える。

一方、大阪湾から南下し紀伊水道から太平洋岸までの和歌山方面になると様相は一変。ベイトはアジがメインになり仕掛もフラッシャー付きのハリでアジが乗りやすい「喰わせサビキ 落し込みスペシャル ケイムラ&ホロフラッシュ 強靭イサキ鈎 4本鈎」がおすすめだ。

喰わせサビキ 落し込みスペシャル ケイムラ&ホロフラッシュ 強靭イサキ鈎 4本鈎
大型青物が多くベイトもアジ中心の紀伊水道から太平洋岸はフックにフラッシャー付きでアジの乗りがよく頑丈な「喰わせサビキ 落し込みスペシャル ケイムラ&ホロフラッシュ 強靭イサキ鈎 4本鈎」がマッチ

奧代さんによると「太平洋側まで南下しますと80cmオーバー、ときにはメータークラスのブリも多くなりますし、また引きが強烈なカンパチもヒットしますので、強靭イサキという頑丈なハリ採用のこの仕掛が信頼度抜群です」とのこと。ハリ数は4本と少ないが、それも大物に対応するため。「中紀あたりの釣り場ならハリス10~12号でよいと思います」と奧代さん。これならメーターオーバーのブリでも慌てることなくゲットできるとのことだ。

気難しいタチウオのご機嫌次第で
テンヤを使い分けよう!

9月は大阪湾の船釣りスタート! タチウオがバンバン釣れ盛る時期だ。釣り方は伝統のテンヤ釣り。「エサのイワシを縛り付けたテンヤを海底もしくは中層から引き上げながらアタリを取る釣りなのはご存じの通りです。ただ食いが渋いときほどアタリがあっても、なかなかフッキングしないのが、この釣りの奥深いところでもありますし、難しいところですね」という奧代さん。そんな気難しいタチウオを効率よく釣るのはテンヤの使い分けも重要だという。

奧代さん
タチウオのテンヤ釣り人気で食いは年々シビアになってきたがタイプ違いのテンヤを使い分けることで釣果を伸ばすことができる

ハヤブサなら「船太刀魚テンヤ 速掛型 フッ素コーティングフック」と「船太刀魚テンヤ フリーアングル フッ素コーティングフック」の2種を使い分ける。

船太刀魚テンヤ 速掛型 フッ素コーティングフック
タチウオの活性が高くジャンジャン当たる日はロングシャンクでエサを大きく見せられる「船太刀魚テンヤ 速掛型 フッ素コーティングフック

奧代さんによると「活性が高くタチウオの食いがよいときや大型が多いときは船太刀魚テンヤ 速掛型 フッ素コーティングフックですね」というのはフックシャンクが長めでエサのイワシも大きいものをセットでき、その分アピール力がアップするから。

船太刀魚テンヤ フリーアングル フッ素コーティングフック
対して食いが渋い日は小さ目にカットしたイワシにマッチするショートシャンクの「船太刀魚テンヤ フリーアングル フッ素コーティングフック」で釣果を稼げる。テンヤ姿勢を調整できるフリーアングル採用もありがたい

一方、「食い渋いときはエサのイワシを短めにカットしたほうが食い込ませやすいので……」とフックがショートシャンクの「船太刀魚テンヤ フリーアングル フッ素コーティングフック」を選ぶのがよいとのこと。またこのテンヤはリーダーを接続するアイが前後5段階で調整できるので水中でのテンヤ姿勢を変えられるのもメリット。アタリがあっても、なかなかフッキングしないときは前方のアイにリーダーを接続、水中でテンヤを尻下がりに気味にする。タチウオが執拗にエサを追いかけてくるようなときは少しでもエサを大きく見せられる水平姿勢。これはセンターから後方アイへの接続で演出できる。

両テンヤともカラーは6色あるが「定番グローを基本にゼブラ柄を持っておけば、入門時はまず安心でしょう」と奧代さん。サイズは大阪湾では船中40号統一が一般的だが、船によって異なることもあるので、釣行の際は確認のこと。

グロー系
ゼブラ系
テンヤカラーに悩んだら、ますは定番のグロー系とゼブラ系の2種を選ぼう(※写真はともに船太刀魚テンヤ フリーアングル フッ素コーティングフック)
つり具のブンブン 高井田店 店内
つり具のブンブン 高井田店 店内
中央大通り西堤東交差点北へ約20m、「つり具のブンブン 高井田店」には大阪湾から和歌山方面にマッチする船釣り用品がぎっしり! 

つり具のブンブン 高井田店

住所:東大阪市川俣1-15-29
HP:https://bunbun-fishing.com/store/ja/detail/0013