My Recommendation（ショップのオススメ） 全国の釣具店スタッフ激白！
ハヤブサアイテム おすすめマンスリー

No.64 ポイント博多花畑本店 松下佳之さんの場合

「全国の釣具店スタッフ激白！ ハヤブサアイテムおすすめマンスリー」第64回は福岡県福岡市にある「ポイント博多花畑本店」の店長、松下佳之さんのおすすめ。福岡といえば大型青物の宝庫、玄界灘がすぐ目の前。11～12月は落し込み釣りのベストシーズンで5～6kgは当たり前、運がよければ10kgオーバーのヒラマサがヒットする。ただしシーズン的に冬の季節風が吹く時期なのでシケで出船できない日も多くなる。そんな日は内陸に目を向けて佐賀県の北山ダムでのワカサギ釣りにシフトするアングラーも近年は多くなったとか。11月に入り10cm前後がレギュラーとサイズもよくなり、条件がよい日には1000尾オーバーという爆釣も珍しくない。

ベイトの乗りを最優先！
玄界灘の落し込みヒラマサにはこの仕掛

「とにかくエサが付かなければ、この釣りは成立しませんから」と松下店長がいうのは玄界灘が発祥地のひとつとされるアンダーベイト、いわゆる「落し込み」というサビキにイワシやアジなどのベイト（エサ）を食い付かせ、そのまま青物などのレンジに仕掛を落とし、青物などの大型魚をねらうというものだ。

そのサビキ仕掛は小型のベイトを効率よく食い付かせなければならない繊細さと、大型魚にも耐えられる頑丈さを兼ね備えていなかればならない。しかし、まずはベイト食い付き！　掛かりのよさ！　ということで松下店長のおすすめが、ハリにベイトの掛かりを優先させるためキツネ型のハリを採用した「落し込みスペシャル キツネ太地胴打 シルバー＆ホロフラッシュ ショート4本鈎」「落し込みスペシャル キツネ太地胴打 シルバー＆ホロフラッシュ ショートフラッシャー4本鈎」「落し込みスペシャル キツネ太地胴打 シルバー＆ホロフラッシュ フラッシャー6本鈎」の3種。

やはりベイトの掛かりがよいと従来の主流だった「イサキ鈎」よりも、さらにベイトの乗りがよく大型青物の引きに耐えられる太地のキツネ型を胴打ちすることで強度アップ。また胴打ちした部分に直貼りされたホロシールのフラッシング効果でベイトの食性を刺激する理想的な仕掛。松下店長によれば「このキツネ太地胴打は、なぜかイワシの食い付きがいいんです」と落し込みでは最上のエサとされるイワシがよく掛かるという点でもアドバンテージがあるようだ。

「基本は6本バリ仕様でよいと思います。それだけ広いレンジでベイトに対応できますから」と松下さん。しかしベイトの食い付きがよい日は4本バリ仕様のほうが勝負が早くおすすめなのだそう。4本バリ仕様にはフラッシャー付きとそうでないものがあるが、「シルエットが大きいフラッシャー付きがアピール力が高いのですが、日によってはフラッシャーなしの方がよい日もありますので、両タイプ用意したほうがいいでしょう」とのこと。また4本バリ仕様は仕掛が短いので初心者には扱いやすくおすすめだそう。

ちなみに玄界灘でヒラマサをねらう場合、ハリスは「太ければ太い方がいいです」とのことだが、ハリスが太すぎるとベイトの乗りはダウンするので「ハリス14～16号をメインに12号も念のため」と松下店長がコツを伝授してくれた。

北山ダムのボート釣りにはこれ
食いが渋い日はロングハリスタイプを！

「北山と書いて『ほくざん』と読むのですが、北山ダムは北九州では最高のワカサギ釣り場です」と松下さん。もともとバスレイクとして有名だったが、近年はレンタルボート（手漕ぎまたはエレキ付き）でのワカサギ釣りがアツい。電動タックルを使った本格的なワカサギ釣りができるのは九州では「ここだけ」らしい。

そんな北山ダムでの、松下店長おすすめ仕掛が「湖翔ワカサギ　瞬貫わかさぎ 細地袖型 7本鈎」と「湖翔ワカサギ　瞬貫わかさぎ 細地袖型 ふかせ誘いロングハリス 5本鈎」の2種だ。

使い分けをたずねると「基本は誘いがかけやすく手返しも早い『湖翔ワカサギ　瞬貫わかさぎ 細地袖型 7本鈎』でいいですが、食いが渋い場合は『同・ふかせ誘いロングハリス 5本鈎』がおすすめです」とのこと。ともに「驚異の貫通性能を誇るフッ素コーティングフック」の採用で掛かりは抜群！

北山ダムで10cm前後と型がよいワカサギをねらう場合、ハリは2号がレギュラー。「11月5日現在、水位が下がりポイントの水深は8mほどでしょうか」ということでオモリは5～7gで充分。ハリに刺すエサはサシ虫、寄せ餌としてブドウ虫が欠かせないのは全国標準と変わりない。