ご飯ですよ~!
陽もすっかりと暮れ、気温も下がってきたところで、ベースキャンプの居酒屋(?)店長から晩御飯準備完了の一報が。「待ってました~!!」とベースキャンプに戻ってみると、炭火の香りと、何とも食欲をそそるにおいが漂ってきた。そう、ここからがトリップのメインイベントといっても過言ではない、「自然満喫お食事タイム」だ。
今回のメニューは、なんと2週間も前から店長が腕によりをかけて仕込んだ「おでん」。以前は各々に晩御飯(主にカップラーメンなど)を準備し島の夜を過ごしていたのだが、ある年せっかくだからとキャンプの定番である炭火BBQをみんなで楽しんだことがあった。その星空のもとでのBBQが想像以上に楽しく、年を重ねるごとに徐々にエスカレートしてしまった(笑)。
今回は12月という寒空であったために、火で暖を取るだけでなく、身体の中から温まる『おでん』は非常にありがたい限り。玉子、大根、こんにゃく、厚揚げ、じゃがいも・・・などなど、ほおばるたびに浸み込んだ出汁が口一杯に広がり、おまけに身体を芯から温めてくれる。本当に至福の時とはこのことかと、心温まる食事、開放感のある屋外、そして仲間との触れ合いの時間を存分に楽しんだ。
メインステージ、夜釣りの部
さて、晩御飯で癒された後は、ナイトアジングメインステージの開幕である。20時、陽のあるうちに1尾もアジをキャッチできなかった私は、誰よりも早く海の状況をチェックしに出かけた。相変わらず吹きすさぶ北西の風は厳しく、ジグ単でキャストするも足元を探るばかり。しかし早めの竿出しが良かったのか、3投ほどで待ちに待った待望のアタリがっ!! コレはいけると竿先に集中すると、ほどなくして無事にアジをキャッチ。昼間みんながキャッチしていたアジよりもやや小振りな20cmのアジだった。常夜灯もしっかりと効いた足元は、おそらくかなりアジもアグレッシブになっていると思われる。じっくりと沈めた後(着底しているかどうかは分からない)、「スローにただ巻き&ときどきアクション」で明確なアタリが続くといった具合で、私でもイージーに釣ることができたのだった。
その後、数尾追加したが、風の影響が強いためフロートリグ(=ルアーの上のラインに飛ばしウキを取り付けた仕掛)に変更。距離を稼ぎしっかりと追わせる作戦だ。ワームのカラーはクリア系やゴールドやシルバーのラメが入ったものなど、さまざま変えてみたが、ほとんど色は関係ないくらい積極的に食ってくる。しっかりと口の中に吸い込むようなアタリでほぼほぼバラすことなく、20cm強のアジを連続して釣ることができた。(簡単にいうと、誰でも釣れる状況ってことです。笑) こうして夜中近くまで僕らは楽しんだのだが、一方で止まない暴風に悩まされ、しかもテントが飛んでいかないかと心配であったため、やや早めに就寝したのだった。