(※2017年7月3日に公開された記事に、リンク、その他の部分を修正して2019年11月5日に再公開したものです)
第3章 船に乗ろう
タイラバを楽しむには「遊漁船」に乗るのがイチバン。「遊漁船」とは釣り人を乗せて沖で釣りをさせる船のこと。係留する港が決まっており、船の長さや搭乗人数、料金が異なり、利用者はケースバイケースで選べる時代になっている。
遊漁船のどこに乗る?
遊漁船の船首をミヨシ、船尾をトモ、中間部を胴の間と呼ぶ。ミヨシは上下にも揺れやすいため、慣れるまでトモや胴の間にいるほうが無難。エンジンを止めると船は流れに乗って漂うが、方向はミヨシとは限らない。
船に乗る装備
陸上は暖かくても、沖は風を受けるなどして意外と寒い。なので1枚多く着るくらいがちょうどよい。船釣りは救命胴衣の着用が義務づけられており、乗船時には着用しておく。またデッキで滑らない靴を履くのも大切だ。
船上のマナー
船長の指示は、乗船員の安全やよい釣果を図ってのことなので、航行中や釣る時など、船上では船長の指示に従うこと。オマツリ防止のため、状況によっては使うオモリの号数などを細かく指定されることがある。
第4章 どんな釣り方をするの?
上の写真は水深70mのポイントで海底から5mほど上の層でヒットした良型マダイ。タイラバは60g。自重選びは水深によって決めるとよい。40mなら40g、100mなら100gが目安。
タイラバ選び
まずはタイラバを着底させるところから釣りがスタートするので、底が取れる自重のタイラバを使用する。水深が浅くても潮が速いポイントではためらわずに重くしよう。体積が小さく、比重の高いタングステン製の使用も有効だ。
海底まで落とす。巻き上げる
タイラバの重さを決めたら、次に海底まで沈めよう。着底したら一定のスピードで巻き上げる。カツカツと小刻みなアタリがあっても巻き続けるのが基本。ググッと重さを感じたらしっかりアワセよう。20メートルほど巻き上げている間にアタリがなかったら、また着底させて巻き上げる。タイラバ釣りはこの繰り返しだ。何メートル巻きあげて、また着底させるかは、状況によって変化するので、船長のアドバイスをよく聞こう。
ランディング
ランディングとは、釣れた魚を船上や陸に取り込むこと。マダイが掛かったら逃がしたくない。そこで、釣り始めに船長にリールの締め加減を確認しておこう。これをドラグ調整という。あとは慌てずにゆっくりと対処し、マダイを浮かせたら自分で取り込まず、船長に任せよう。
今回使用したタイラバ
ハヤブサ無双真鯛フリースライドVSヘッド コンプリートモデル
潮斬性能とアピール性能を両立させたバーサタイルモデル
http://freeslide-hayabusa.com/lineup/#complete
協力:株式会社ハヤブサ
タイラバ製品を企画、生産する釣具メーカー。体系的かつ網羅的にさまざまなパーツを世に送り出している。
タイラバ専門HP http://freeslide-hayabusa.com/