今月狙いたい魚10月に狙いたい魚 ハマチ

ハマチといえば・・・

ハマチというと地方によって意味合いが変わってくる。いずれもブリには違いないのだが、その養殖魚だったり若魚だったり。養殖魚を釣ることはできないので、今回はブリの若魚としてのハマチの話。

親譲りの好ファイトが魅力的!

ハマチは関西地方におけるブリの若魚の呼び名で、40~60㎝の魚を指します。生まれてから大体2年ぐらいの魚ですね。
日本での分布範囲は、北海道南部から九州までの沿岸部分。
季節や水温の推移に伴って広く移動する回遊魚として有名ですが、日本には3系統のグループがあり、太平洋・日本海・東シナ海それぞれの海域を中心に、春から夏にかけては沿岸近くを北上、水温が下がり始めると今度は沖合いを南下していきます。
ちなみに温暖な海域では回遊をやめて居付く“瀬付き”の魚もいます。瀬付きの個体はアジでも見られますが、どちらも黄色掛かった体色が特徴的。ただしアジの瀬付き個体が大型化して脂が乗るのに対し、ブリ系は痩せていく傾向があるようです。
典型的なフィッシュイーターであるブリ系のハマチは、エサ釣りでもルアー釣りでも狙うことが可能。人気のターゲットなので釣法も数多く編み出されています。
その中でも今回はジギングをご紹介します。

メタルジグ

ジギングってどんな釣り?
ジギングとは金属製のメタルジグというルアーを使った釣りのこと。シャクリでアクションを生み出して魚を誘います。
アクションは、ロッドを1回シャクったらリールを1巻きするワンピッチジャーク、短い間隔・ストロークでロッドを素早く上下動させつつリールを巻き続けるジャカジャカ巻き、この2つが基本。
ワンピッチジャークは、竿が上に来るタイミングでリールのハンドルも上に来るように巻く・・・左右の腕を同期させて動かします。 逆にジャカジャカ巻きは、ロッドを上げるタイミングでルールのハンドルを巻き下げる。自転車のペダルを踏むイメージです。
いずれも、ある程度アクションさせたらストップを入れます。これが食わせのタイミングを与えたり、誘いになったりもします。 このアクションとストップの繰り返しがジギングの基本動作です。
そこからシャクリの間隔やストローク、リール回転数、ストップのタイミングや長さなどを変えつつ探っていきます。
ちなみにシャクリの間隔・ストロークが長いほど、ジグは大きく長く移動します。人の動きが派手なジャカジャカ巻きの方がジグも大きく動いていそうですが、巻き取られて移動していくスピードは速いものの、アクション自体は小刻みだったりします。

ハマチとブリでは効くアクションが違う?
ブリの若魚であるハマチには、ジャカジャカ巻きのような小刻みにキビキビと動きつつ高速で逃げるようなアクションがハマります。若い個体の方が好奇心旺盛で、しかし泳ぎはまだ未熟なので、あまり大きな動きには付いていけないからでしょうか。
逆にブリのように経験豊富で落ち着いている年配者になるほど、よりスローなテンポでロングスライドさせた方が効く傾向があります。理由は分かりませんが、ジグの動きを読みやすく、無駄な動きをせずにキャッチできるのかもしれません。

シギング仕掛

どのように釣っていく?
船がポイントに着いたらジグを投入。その際、基本的にはラインテンションを掛けつつ落とした方がいいでしょう。この最初の落とし込みでアタックしてくることも結構あり、ラインを張った状態の方がアタリを取りやすいので。またフリーで落とすと、文字通りジグが自由に動いてしまうので、オマツリを誘発しやすいです。
ジグをタナまで落としたら即座にアクション開始します。
そこにハマチがいたなら一連の動きを見ているはず。ここでのんびりしていると見切られてしまいます。タナは底の場合が多いですが、その際いかにジグの着底を感知できるかが重要です。
アクションは先述した通り。ポイントにいる魚がハマチクラスならジャカジャカ巻き、ブリクラスならスロー&ロングなワンピッチジャークを軸に探っていきます。もし釣れている人がいるなら、その人のアクションを真似するのも手ですね。
ジグをシャクリ上げていき、ある程度タナから離れたら、もう一度落として再度トライ。この繰り返しです。
タナからジグがどれぐらい離れたかを知るためには、シャクリながらリールの巻き数を数えておきましょう。使っているリールの「巻取り長×カウントした数」で大まかな移動距離が分かります。

アタリはどんな感じ?
アタリの出方は状況によって多種多様。シャクリが合わせになって勝手に掛かることも結構あります。
しかしフォール中やステイ中に下から食い上げてくるようなアタリなど、手に感触が伝わってこない難しいアタリもあります。
そんなアタリを感知するためには、シャクってない時も油断せずラインの変化をしっかりと見ておくことです。
そしてアタリだと思ったら、糸フケを取ってから大きなストロークで強く合わせましょう。食い上げているということは、魚はコチラに向かって突進中。大きく合わせないと鈎は刺さりません。

取り込み時の注意点
基本的には他の魚・釣りと同じです。ラインテンションが抜けてバラさないよう気を付けつつファイトします。
そして注意しなければならないのは魚が水面まで上がってきた時です。水面から出る時にハマチなどの青物は大いに暴れますので、それでバラしてしまいがちなので。
しかし、バラすだけならまだいいんです。もしすっぽ抜けたメタルジグが船上に向かって飛んできたら・・・完全に凶器です。
魚が水面まで上がってくる前に、ネットを用意してもらうなど、取り込み準備を完了しておくように心掛けましょう。

余談にハマチの天然物と養殖物の見分け方を。
生の状態なら違いは一目瞭然。天然物の身は血合い部分に近いぐらい赤いのに対し、養殖物は脂が多いため白いんです。
ただし、どちらが美味しいかは個人の好みで分かれるところ。天然の方が良さそうに思えますが、ハマチサイズだと時期によっては身がパサパサの可能性も。その点、養殖物は脂がたっぷりと乗っていますので。サッパリ派かコッテリ派かですね。

同じくムニエルに合う白身魚の鱈と比べても、ふわふわの歯ざわりと臭みやクセの全くない上品な味わいは別格です。

ジャックアイ ストラッシュ
ジャックアイ ストラッシュ
ロッドワークに対するレスポンスに優れるセンターバランス設計。わずかなロッドワークで無駄の無いダートアクションを生み出す。ジャカジャカ巻きで実に使いやすい。
ジャックアイ ロング
ジャックアイ ロング
ややリア寄り重心設定のロングジグ。ロングジャークからスローに誘うナチュラルなジャークまで、大物ブリが好むアクションを得意とする。
ジャックアイ フリーズ
ジャックアイ フリーズ
ジャーク後のジグが、フォールと同時に他方向より水流を受けて一瞬フリーズ。魚にバイトチャンスを与える優れもの。
ジギングサビキ 小型回遊魚
ジギングサビキ 小型回遊魚用
ジギングタックルのリーダー部分に接続するだけで、ジグに食わない魚も狙えるお手軽仕掛。ジギングロッドで扱いやすいショート設計で、且つ、安心の強度を誇るメインライン号数とスナップが特長。