INDEX
釣りものが少なくなる冬は、SUPフィッシングもオフシーズンだと思っているアングラーは多いはず。でも、この時期だからこそSUPアングラーを熱くさせてくれる魚がいるのです。それが高級魚「ホウボウ」。見た目の個性もさることながら、引きが強く、食べても美味しい魚で、コツさえつかめば数釣りもできる、とてもありがたい魚なのです。
そんなホウボウを、ジグでねらう際のコツやポイント選びについて紹介しますので、今シーズンは、ぜひ熱い冬を過ごしてみてはいかがでしょうか。
「顔は貫禄、体はカラフル、動きはちょっとコミカル」
ホウボウってどんな魚?
海の底から現れたその魚は“歩くスピーカー魚”。
まず顔がやたらと立派で、「今から重大発表でもするの?」と言いたくなるような堂々たる表情。そして体の横には、ド派手な羽のようなヒレがあり、その下には柔条(じゅうじょう)というヒレの筋が発達した脚のようなものがあります。お陰で、水中では泳ぐというより歩いているようにしか見えません…。
さらに「お呼びでしょうか?」とでも言いたげに、グーグー鳴くので、初めて釣った方はびっくりするかも。私、この魚を見るとグーグー鳴いて賑やかだし、ヒレもド派手なので、どうしてもサンバカーニバルを連想しちゃいます(笑)。しかし、市場では高級魚扱いされるその身は白身で、ほのかな甘みがクセになる美味しい魚なのです。


ベストシーズンはいつ?
11~3月(とくに12~2月)に釣りのピークを迎えるホウボウ。春の産卵を前に浅場に集まり始めるといわれており、この時期は栄養を蓄えるため、積極的にエサを求めて行動するそうです。そのためルアーへの反応もよくなり、釣れやすくなるのです。
どんなポイントで釣れるの?
相模湾では、ほかのエリアよりも浅い水深で釣れる傾向があります。水深10~30mほどで、砂+泥が混ざった平坦な底がベストポイント。SUPならエントリーしてすぐのポイントで十分釣れるので、初心者でも安心ですね。
基本的にはボトムから1m程度までを重点的にねらってみてください。そして、ホウボウはこの時期は群れでいることも多いため、釣れたポイントは重点的に探ってみてください。連チャンで釣れることもよくありますよ。

ホウボウが好むジグ・誘いは?
ルアー選びのポイントは
小さめシルエット&ヒラヒラ
ホウボウは興味を示したものに果敢にアタックしてきますが、普段は海底付近のエサを捕食しているため口が下側に付いており、ほかの魚よりも食うのが上手ではありません。
使用するルアーは水深や潮流にもよりますが、20~60g程度のジグでシルエットが小さめのものがおすすめです。基本的には着底が分かりやすい重さであればOKで、カラーはお好きな色から始め、ローテーションしながらその日のアタリカラーを見つけてください。私の経験上、自分が好きなカラーの方がモチベーションは維持できますよ。
とくに、ホウボウはヒラヒラしたものやキラキラしたものにとても興味を示しますので、ジグならば「カンタン巻くだけネクタイテールジグ ジャックアイ クネクネ(ハヤブサ)」がおすすめです。テールのひらひらが、フォール時も巻きの最中も常にホウボウを魅了してバイトを誘発します。
なお、ちょっとした工夫ですが、ジグのフロント側にアシストフックを付けると、さらにフッキングの確率が上がります。

そして、アタリがないときやバイトはあるけどフッキングしない場合などは、よりシルエットが小さいジグ(タングステンジグなども有効)にしてみると、急にアタリが出始めることも。フックは青物のような大きなフックではなく、小さめのフックのほうが刺さりもよく、バラしも減ります。
また、ジギングサビキもおすすめで、ポイントを探すときや活性が低い場合はぜひ使ってみてください。
さらに、タイラバもホウボウに有効な釣り方の1つ。ネクタイの誘いが魅力的のようで、大型がよく釣れます。「フリースライド VS ヘッドプラス(ハヤブサ)」はヘッドがS字を描いて泳いでくれ、大型ホウボウに絶大な効果がありますよ。


どんな誘いがお好み?
ホウボウは海底付近のゴカイやエビ、カニなどの甲殻類、小魚など何でも捕食しますので、ルアーへの反応はすこぶる良好です。とはいえ人間と同じで、ホウボウもその日によって食べたいエサが違います。

ゴカイなどを食べているときはベタ底でゆっくりただ巻き、エビなどを捕食しているときはフワフワとリフト&フォール、中層で小魚が群れているときなどはホウボウも上の方を意識しているので、2~3mくらいまで巻き上げて誘うのも効果的です。
いろいろなアクションを試してその日に反応がよい誘いを探ってみてください。
ただし、青物のように高速で泳ぎ回る魚ではないため、誘うスピードは速過ぎないように。リールのハンドルは1秒に1回転くらいか、それ以下の速さで巻いて誘ってみましょう。
なお、SUPの場合は潮や風に流されることが多いため、自然とポイントが移動していきます。流される場合はSUPの真下に落として、リールは巻かずにボトムをリフト&フォールさせるだけでもけっこう釣れちゃいます。
SUPでねらう際のおすすめタックルは?
SUPからホウボウをねらう場合、ロッドはベイトでもスピニングでもお好みで構いません。SUPフィッシングでは潮や風で流されながらポイントを探れますので、ロングキャストの必要がないのです。なので、ロッドは6ft前後の長さもあれば十分です。

ただし、ホウボウはひったくるアタリもあれば、押さえ込むような繊細なアタリの場合もあるため、アタリを弾かないようティップ(穂先)は柔らかいものがよいでしょう。しかしながら、口が硬い魚でもあるためしっかりフッキングさせれるよう、バット(根元)は張りがあるロッドがベストです。悩んだ場合はSLJ(スパーライトジギング)用のロッドであれば間違いありません。
釣れるアベレージサイズは20~30cmくらいが多いですが、たまに40cmくらいの大型も釣れる「ホウボウ」。引きが強く、釣っても楽しく食べても美味しい高級魚ですので、冬の寒さに負けずにぜひねらってみてください。
釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ!
レポーターREPORTER

美味しい魚を本気でねらうSUPアングラー。小学校よりバスフィッシングを始めて高校からはサーフィンにハマる。波のない日は釣りを楽しんでいたが、サーフボードに乗って沖に出て釣りを楽しむことができないか模索していくなかで10年ほど前にSUPフィッシングに出会う。ショアやボートからのルアーフィッシングも大好きで、相模湾を中心に四季の魚たちをねらって奮闘中。
インスタグラム:
@ogawa3797 (URL: https://www.instagram.com/ogawa3797/)
