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ソフトルアーを用いたボートロックフィッシュゲームでは、重要なポイントがいくつもあります。なかでもとくに大切なのは、「ボトムをとらえる感度」と「ストラクチャーに絡めながら根掛かりを回避して釣る」ことです。この2つを効率よく実践できるかどうかで、釣果に大きな差が出ます。
とくに、根掛かり回避やストラクチャー攻略にはタックルの感度がひじょうに重要です。そのためにはタックルバランスをしっかり整えることが欠かせないでしょう。
といったわけで今回は、ボートロックにおけるタックルバランスの考え方について解説します。
ボートロックフィッシュゲームで釣果を左右するポイント

ボートロックフィッシュゲームで押さえるべき基本の2つ
リグをキャストしてボトムまで沈め、海底の起伏を探りながら釣る…。そんな一連の動作のなかで大切なキモは2つです。
- ●常にボトムとのコンタクトが取れていること
- ●海底のストラクチャーにリグを絡めて外しながら釣ること
この2つができていれば、魚は必ずなんらかの反応を示してくるはずです。ボートロックフィッシュゲームでのキモはそのほかにもたくさんあると思いますが、最も大切なキモはこの2点です。
海底のストラクチャーの形をなぞるようにリグを絡めることで、地形の変化を頭の中でイメージしながら釣るのは、この釣りの面白さにもつながっています。
ストラクチャーをタイトに攻めるために…
スタックとハングオフを制する
海底の起伏、岩礁、人口構造物などのストラクチャーの周りにロックフィッシュは潜んでいます。釣るためにはこうしたストラクチャーをタイトに攻めなければなりません。当然、根掛かり(スタック)も多くなりますが、ロックフィッシュを釣るなら、スタックを避けては釣果につながりません。怖がらずに積極的にスタックさせて釣ることが大切です。
しかし、本当の根掛かりになってしまっては本末転倒。スタックを上手く外し(ハングオフ)ながら探っていきましょう。スタックとハングオフの繰り返しが、魚にはたまらないアピールにもなってバイトを誘発するのです。このように上手くスタックさせて上手くハングオフするには、タックルバランスが大切になってきます。
タックルバランスで感度を上げる

スタック&ハングオフを上手く実践するためには、海底のストラクチャーをなぞるように探る必要があります。また不要な根掛かりを避けるためにもタックルの感度は何より大切になってきます。
タックルの感度が下がる要因はさまざま考えられます。強風、波浪、船が安定しない、潮流が速いなど環境によるもの、タックルそのものに問題がある場合なども含まれます。環境要因がタックルに作用することで体感の感度が下がり、リグの着底感が薄れてしまったり、リグがふいに流されたりして対応が遅れ、外れない根掛かりにつながってしまうことが多くなります。こうなると釣りよりも根掛かり外しが多くなり悪循環……効率が下がり釣れなくなります。
タックルの感度を高めることで、不要な根掛かりを避けながら、スタック&ハングオフを繰り返しつつストラクチャーをタイトに攻めることが、より効率的に行えるようになります。
また、環境に左右されることなくリグの状態を常に把握・コントロールして釣ることで、頭の中に描く釣りのイメージがより明確になります。その結果、釣りの体験そのものが充実し、スキルアップにもつながっていくのです。
感度を妨げる要因
ロックフィッシュを釣るのに大切な感度ですが、感度が悪くなる要因はさまざまあります。ロッドそのものの性能の良し悪し、釣るときの環境(風、波、潮流、船の挙動)など、いろんな要素があります。
ここでは釣行時の環境に上手く対応して感度を維持するにはどうすればいいのかを考えてみましょう。

ラインが強風でなびく
…リグの着底感が希薄になる
…リグが動いてポイントがズレる
…リグが動いて根掛かりする
ボートが揺れる
…リグの着底感がつかみにくくなる
風波でボートが流される
…リグの着底感なくなる
…ストラクチャーをタイトに攻められなくなる
このように、釣る環境によって多くの要因がそれぞれ影響し合って、釣りの感度が下がってしまいます。
感度を上げるには
タックルバランスを整えて感度を上げる(維持する)には、メインラインの太さを細くするのが一番効果的です。風、潮流に対して物理的に影響を受けにくくなるのは大きなメリットがあります。もちろん、ロッドなどハード面の性能向上ができれば、より感度の向上も望めます。

実際に釣り場(船上)では、ラインの巻き替えなどは事実上困難ですので、できればメインラインの強さ(太さ)ごとに数タックルを船に持ち込み、釣る状況によってタックルを持ち替え対応することが効率的な釣りにつながります。
最近のPEラインの性能からすれば、メインラインの強度は0.6号もあれば、それなりの大きさのロックフィッシュにも対応可能だと思います。ただし、ストラクチャーに絡む釣りとなるとラインブレイクの危険性もありますので、アングラーのスキルによって扱えるメインラインの強度(太さ)は個人差があるかもしれません。
また、細いメインラインは大きな武器になりますが、その性能を最大限に活かすには、リグ回りのバランスも重要です。
ラインが細くなることでボトムの感触がより伝わり、軽めのシンカーを使えるようになります。逆に、必要以上に重いシンカーはスタックしやすく、根掛かりのリスクも高くなります。細いラインを使うことでシンカーウェイトの選択肢が広がるため、ストラクチャーでのスタックのしやすさを考慮しつつ、ウェイトはこまめに調整しましょう。

さらに、フッキングによるラインストレスを緩和するため、フックの軸を細めにするなど、タックル全体のバランスを整えることも効果的です。
秋冬にシーズンを迎える東北の「ボートロックフィッシュゲーム」。年々プレッシャーが高くなり、以前のような釣果は望めなくなっています。それでも基本的な釣りができれば、まだまだ魚はアングラーに応えてくれるハズ。釣果を上げるには、よりストラクチャーをタイトに攻めることが求められます。
また、シビアな釣りになればタックルのバランスも重要になってきます。バランスを見直し、如何に効率的な釣りにつなげていくのかを考えることは、とても大切なことでしょう。
最後に、この時期(秋冬)はアイナメの産卵期にもあたりますので、資源保護の観点からも素早いリリースをお願いしたいと思います。
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レポーターREPORTER

フライフィッシング、バス、シーバス、ロックフィッシュ、フラットフィッシュ、エギング、鮎釣りまで、さまざまなジャンルを釣りこなすマルチアングラー。現在はスーパーライトからヘビークラスまでジギング全般と、メタルスッテを中心としたイカ釣りに取り組む。
東北エリアの面白い釣りを発信することで、震災復興に繋げていきたいという熱い想いのもと活動中。
GOMEXUS社フィールドテスター /tamaTV社フィールドモニター /キーストン社フィールドサポーター などを務める。
ブログ:Anglershighごめのブログ
