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日頃、堤防そのほかのオカッパリをメインに釣りをするなかで、「沖に出ればもっと大物が…、もっとたくさん釣れるのになぁ」なんて思ったことはありませんか? 釣り人として「もっと釣りたい」欲が生まれるのは必然です。とはいえ、船に乗るには道具や釣り方、そもそも船の乗り方さえも分からず、少々ハードルが高いのも事実。そんなモヤモヤを抱えつつ次のステップアップを夢見るアングラーに向けて、経験豊富なHEATライター陣が優しく指南してくれる当「船釣りのはじめ方」企画。
第15回目の今回は、今が旬の「カワハギ釣り」。ややテクニカルでありながら、そのゲーム性が面白く、そして何より美味しいターゲット。そんなカワハギ釣りについて、梁瀬さんがそのコツやポイントについてアドバイスしてくれます。
カワハギ釣りとはどんな釣り?
船からのカワハギ釣りは「胴突仕掛」を使用します。胴突仕掛とはハリが3本付いた仕掛(セットされた仕掛)の下にオモリを付けて、アサリや虫エサなどでカワハギをねらうシンプルな釣り方です。

カワハギ釣りの事前準備
予約の取り方
今回はカワハギ釣りで有名な和歌山の遊漁船「三邦丸」さんにお世話になってきました。
最近は、HP(ホームページ)から予約できる遊漁船さんが多くありますので便利です。HPから釣行したい日と釣り方、乗船人数などを入力するだけで、かんたんに予約できます。また、オモリ号数など仕掛の詳細についてもHPに記載していることが多いので、準備する際の参考にしてください。不明な点があれば電話での問い合わせも可能です。
カワハギ釣りのタックルと持っておきたいアイテム
船からカワハギを釣るための竿は先調子の船釣り竿であれば、専用竿でなくても代用できます。リールはベイトリールを使用し、ライン(道糸)はPE08.~1.5号までで対応可能です。オモリは30号を中心に使用します。
仕掛はセット品を使用し、替えバリは多めに用意する方がよいでしょう。

また、カワハギ釣りはエサを使用するため、とても手が汚れやすい釣りです。エサのヌメリで手が滑り、道具を落とすこともあるので、滑りにくいフィッシンググローブやニトリル手袋を着用するか、タオルなどを用意するとよいでしょう。

出船前のステップ
受付けから乗船まで
釣行当日、出船場所の港に着いたら、まず車を駐車場に停めて受付を済ませましょう。受け付けが済んだら指定の船に荷物を載せます。船が複数あるので、乗り間違いのないようにしましょう。
釣り座のセッティング
船に乗り込み釣り座に着いたら、道具の準備。釣り座を整理整頓しておくのも釣果を上げるコツです。通路の妨げにならないように荷物は座席付近に置くなど、快適に釣りができるようにしておきましょう

カワハギ釣りの基本の流れ
まずはエサ付け
カワハギ用のハリは細く、形状も特殊なためエサを付けるのが難しいものです。ですが、このエサ付けこそが釣果を上げる一番のポイントといっても過言ではないでしょう。エサがズレて、取られてしまわないように、ハリ先がエサであるアサリの肝の位置にくるよう、固い部分から刺すように意識してみてください。

釣り方とアクション
タナ(海中の層)は底付近を中心にねらうようにしましょう。カワハギがエサに気付くように、時折エサを動かしてアピールします。仕掛を止めてカワハギがエサを突く「間」を与えることも大切ですので、メリハリのある動きを意識してください。
具体的なアクションとしては、仕掛を底から50cmほど上下させるようなフワフワとした動きや、オモリを底に付けながら仕掛を上下させる「ゼロテンション」が有効です。アタリが出ない場合は仕掛を底から1mほど巻き上げたり、少しキャストして広角に探るなど、いろいろと試してみるといいでしょう。

釣果を伸ばすコツ
カワハギは「エサ取り名人」と呼ばれるほど、エサをハリから外すのが上手な魚です。気付かぬうちにエサがなくなっていることもしばしば…。そのため、エサをついばむような「前アタリ」を察知できるように気を付けて、海中の状況を前アタリから把握するようにしましょう。
また、ゲスト魚もよく掛かる釣りのため、ハリは小まめに交換するのがよいでしょう。

取り込みは手返しよく!
魚の取り込みは各自で行います。カワハギは群れで行動しているので、1尾釣れたら連続で釣れることも多くあります。無駄なく手返しよく取り込みを行ってください。
アタリがなくなれば、釣れたカワハギの血抜きを行い、各々のクーラーボックスで保管します。

美味しくいただくために…
締めて新鮮に持ち帰ろう!
カワハギは血抜きが上手くできていないと、身がピンク色(本来は透き通るように白い身)になるだけでなく食味も落ちる魚です。そのため、血抜き・氷締めは、面倒でもしっかりやった方がよいでしょう。
また、船上(クーラーボックス)での保存方法として、氷の入ったクーラーボックスに海水を入れ、カワハギを均一に冷やせるようにするのがおすすめです(潮氷で締める)。ジッパー付き保存袋などにカワハギを入れておくと、帰ってからの掃除が楽になります。
帰宅後、刺身や肝を生で食べるのであれば、身が傷まないうちにできるだけ早く処理をするようにしましょう。

おすすめの食べ方
カワハギはなんといっても「刺身」が絶品! そして肝は「湯通し」して食べると最高ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね!

今回は、「カワハギ釣り」を楽しむための、比較的初歩的な内容を紹介しました。当記事を参考に、まだカワハギ釣りを体験したことがないという方は、ぜひ挑戦してみてくださいね!
レポーターREPORTER

ある日「釣りをしてみたい!」と突然思い立ち、インターネットで買った釣具セットを手に堤防へ。ところが、右も左も分からず見事に撃沈…。解説本を片手に糸を結んでいると、親切な方々が付きっきりで教えてくれるという人の温かさと釣りの楽しさに触れ、あっという間に釣りにどハマりしました。とくにクロダイのかかり釣りや船釣りが大好きで、四六時中釣りのことを考えています(笑)。2児の父として、将来は子どもたちと一緒に釣りを楽しむことが夢です。