
INDEX
4日目にしていざっ!秋の陸奥湾マダイをねらう

迎えた4日目の朝。前々日の大雨、そして前日の強風が嘘のように素晴らしく穏やかな天気! 天候の回復を待っていてよかった~!
カヤックフィッシングに必要なライフジャケット、ホイッスル、フラッグ(旗)、パドル、パドルリーシュなど、必要な装備の確認をしていざ海へ。
一つテンヤで陸奥湾の秋マダイ
今回は前述の通り、キャンプとカヤックフィッシングがセットで荷物の量に限りがあるため道具は少なめ。タックル1セットとハサミやプライヤー、仕掛とエサ(エビ)といった必要最低限の道具でマダイをねらいました。
今回使用した一つテンヤとは、オモリとハリが一体となった仕掛。エサのエビを付けて釣る、 まさに「エビでタイを釣る!」仕掛ですね。


夫は8・6号のテンヤを、私は「無双真鯛 貫撃カブラⅡ(ハヤブサ)」10号を準備。まずは水深20m付近をねらうことに。初めての場所は潮の流れや速さなどが分からないので少し不安だったのですが、「潮が速過ぎて漕ぎ練で終わる~」なんてこともなく釣りができそうです。

…とはいうものの、最初の30分はエサのエビが小さくなるだけで魚が掛からない! なかな掛からないのでポイントを500m漕いで移動し、水深23m付近に変えてみました。すると夫の竿に小さいながらも、マダイっぽい下にグングンと叩く反応が!
夫が「マダイがいた~!」と無事に釣り上げて一安心した直後、今度は私にもアタリが! テンヤを底に着けて竿を上げ、落とした瞬間に「ドン! ガー! ギー! ギュルーン!」ドラグが鳴り響きました。浅場なので魚は元気いっぱい、巻いては走られの繰り返しにドキドキ。
やっと上がってきたのは55cm・2.1kgの嬉しいサイズのマダイ! タモを持ってきて本当に正解でした。念願の陸奥湾の秋マダイに大興奮、喜びと安堵で大騒ぎとなりました。

そのあとも、ポイントがよかったのか潮の流れがよかったのかバタバタとマダイが釣れてくれて、夫が4尾(40cm・35cm×2尾・リリース1尾)、私が3尾 (55cm・49cm・リリース1尾)といった釣果。これ以上はさすがにクーラーボックスに氷を足さないと美味しいマダイが食べられないということで、2時間ほどで終了~。なんとも嬉しい楽しい、念願の陸奥湾の秋マダイをゲットすることができました。

カヤックフィッシングの道具を片付けて車に積み込み、時刻は11時。キャンプ場に戻る前に腹ごしらえをすることにしました。
以前訪れた際に美味しかった、浅虫温泉近くの「正立食堂」へ再びホタテを食べに。ところが今年は不漁らしく「冷凍のお刺身になります」とのこと。それでも食べてみると、言われなければ分からないほど甘くて美味しいホタテでしたよ。

正立食堂
住所:〒039-3501 青森県青森市浅虫坂本9-30
TEL:017-752-3055
HP:https://www.instagram.com/masadateshokudou/?hl=ja
さぁ!キャンプ最後の夜は…
釣ったマダイで晩餐会
陸奥湾の秋マダイはリリースしたサイズから55cmまで、いろいろなサイズのマダイが釣れたので凄いですね! きっとまだまだ大きいサイズもいるのだろうなぁと、釣り終えたばかりなのにまた釣りに行きたくなりました。


そして今回は、釣ったその日にキャンプ場でマダイをいただける幸せ! やはりマダイのお刺身が楽しみです。「地域で違うのか? どんな味か?」確かめたいところです。
キャンプ場でさばき「刺身」にしたマダイの身は、甘くしっかりとした食感! そして秋のマダイだからなのか陸奥湾だからなのか、しつこくない脂がしっかりと乗っていて、とても美味! 醤油はもちろん、レモンと塩でも美味しいお刺身でした。

もう一品は、35cmほどのマダイを丸ごと使った「アクアパッツァ」。マルチグリドルで手軽に作れるので、キャンプ場では大活躍の料理です。最後の夜ということで、残っていた青森ニンニクやナス(ナスは色が出ないように皮をむいて使用)、キャベツを加え、白ワインと塩だけで煮込みました。

マダイの赤が彩りの主役になり、見た目も華やか。出汁と脂がしっかり溶け出して、とても美味しく仕上がりました。夜は薪の焚き火で暖まりながら、最後のキャンプの夜をのんびりと過ごしたのでした~。

終始「食」に恵まれた
キャンプ&カヤックフィッシング最終日

5日目の最終日。撤収日に晴れてくれると、テントやタープの片付けがはかどりありがたいですね。チェックアウトの10時に合わせてテントやタープ、そのほかのキャンプ道具を片付けて車に積み込み何もなくなると、改めて、湖を眼前に木々に囲まれた素晴らしいキャンプ場だなぁと感謝。帰路に就きました。
キャンプは天候や時間帯によってさまざまな表情を見せてくれます。そして自然の中で食べるご飯は格別。悪天候のときだからこそ味わえる楽しみもあり、まさに自然と向き合えるのが醍醐味ですね。
そしてカヤックフィッシングもまた、漕ぐ心地よさと釣れたときの喜びがあり、地域ごとに魚の味わいが違うのも魅力。
絶品の陸奥湾・秋マダイにも出会えた、食に満たされた今回の4泊5日の旅。キャンプとカヤックフィッシング、この2つの組み合わせはやはり最高です!
釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ!
レポーターREPORTER

千葉県市川市と館山市の2拠点生活。
栄友丸という船名でカヤックフィッシングとマイボート釣りをし、キャッチ&イートを楽しむアングラー。キャンプや温泉旅行も大好きなアクティブ派。
インスタグラム:
@eiyumaru_357 (URL: https://www.instagram.com/eiyumaru_357/)