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本州と比較すると常夏のイメージが強い沖縄(※冬はそれなりに寒いです!)。それだけにマリンアクティビティはとても盛んで、釣りの人気もひじょうに高い。青々としたキレイな海を見ると気分が高まってしまうのか、突然「釣りをしてみたい!」となる観光客の方もけっこう多いようだ(釣具店調べ)。
そこで今回は未経験者が手ぶらで訪れてもOK。周囲360度を海に囲まれた状況で釣りが楽しめる、沖縄の「釣り専用イカダ施設」を紹介しよう。
こんなに規模の大きな釣り専用イカダ、なかなかないぞ!

那覇市内からクルマでもフェリーでも2時間で行ける
「本部(もとぶ)釣りイカダ 海生活」は沖縄本島の北部西岸にある本部半島の沖にあり、起点となる渡久地(とぐち)港から渡し船で10~15分の場所に浮かぶ釣り専用イカダだ。通常の釣り用イカダと比較して規模がかなり大きく、中央デッキをメインに5~8基のイカダを連結しており50~80名を収容できるので、ゆったりと釣りを楽しむことができる。


本部釣りイカダ 海生活(マリンライフ)
住所:〒905-0213 沖縄県国頭郡本部町字谷茶29-72
TEL:0980-47-5349
HP:https://marine-life.jp/
※アクセスは那覇市内からはレンタカー&沖縄自動車道の利用で2時間前後。クルマがなくても那覇市内の泊ふ頭から渡久地港まで2時間で到着できる
※フェリー案内:https://daiichi-marine.com/

安定感抜群なので揺れにくく酔う心配も少ない
中央デッキには屋根が付いているので強い日差しも避けられ、突然の雨でもまったく問題ナシ。また、休憩用のテーブル&ベンチが用意され、BBQ(器材レンタルあり)も楽しめる。そのうえトイレ&手洗い場も設置されているので、女性や子どもでも安心して使用できる。
イカダはアンカーロープを介して固定されており船釣りほど揺れないので、船酔いの心配も少ないのもありがたい。


レンタルタックル&安全装備も充実しているので手ぶらでもOK
冒頭にもあるように、沖縄に来て急に釣りを楽しみたくなる観光客のみなさんに合わせて、釣り竿、エサ、仕掛、渡し船の料金がすべてコミコミの、手ぶらで楽しめる釣りパックプランも用意されているのが嬉しい。


潮の巡りがよいので、沖縄ならではのいろんな魚が釣れる!
釣れる魚はいろいろで、初夏からは沖縄の県魚である「グルクン(タカサゴ)」、本格的な夏になれば「カツオ」や「キハダ」などの青物、1年中コンスタントに釣れる「ミーバイ(ハタ類)」、ほかにも沖縄ではとくに人気の釣りモノである「タマン(ハマフエフキ)」「アーガイ(ヒブダイ)」「カーエー(アイゴ)」などなど、本当にさまざまな魚たちが巡ってくる優良ポイントなのだ。





いろんな魚が釣れるだけに観光客のみなさんやビギナーばかりではなく、中級者~上級者の、いわゆる「ガチ勢」も多い。そんなガチ勢には「夜釣りプラン(要予約)」がオススメ。イカダ上で1泊しながら集中して釣り続ければ、プレッシャーが少ないこともあり数釣り&大物釣りが期待できるかもしれない。
釣り場を独占!「プライベートイカダ」もオススメ!
釣り以外の利用もアリ!
また、これらの連結した大規模イカダとは別に、チャーターして釣り場を独占できる「プライベートイカダ」も用意。
こちらは先述の中央デッキほど大きくはないが屋根付き&トイレ付きで、夜釣りプランにも対応。完全プライベートなので、釣りに限らず海の上で寝てすごすだけでもOKだ。オプションのシュノーケルグッズをレンタルして海面遊泳したり、仲間とBBQを楽しんだりするのもイイかもしれない。



お腹が空いたら「海人食堂 さかなかなさ」へ
店内でミニ釣り堀も楽しめる!
なお、系列店として「海人食堂 さかなかなさ」も営業。沖縄で獲れた新鮮な海産物を中心とした美味しいお食事が楽しめる。
取材当日は本部の特産物でもある新鮮なカツオが入荷した日ということもあり、「カツオ定食」をオーダー。余計な食レポなどしない、できないが、とにかく美味い! 沖縄の定番食でもあるソーキそば、タコライスなども用意。



海人食堂 さかなかなさ
住所:〒905-0214 沖縄県本部町渡久地764
TEL:0980-43-6612
HP:https://marine-life.jp/kanasa/
営業時間:11:30~15:00
定休日:毎週火曜日、1月1日、1月2日、12月31日
ほかにも…本格的な船釣りからグラスボートまで
海アソビが盛りだくさん!
さらに、季節ごとのオプショナルアクティビティもスタンバイ。取材当日は3月頭ということもあり、沖縄の特産物であるサトウキビ収穫体験が行われていた。時期によって内容は異なるので、要問い合わせ。釣りと合わせてスケジュールを組むのも楽しいかもしれない。


ほかにもチャーター船や、沖のパヤオまでカツオ&マグロを釣りに行く本格的な船釣りを楽しめたり、グラスボートやシーカヤックで浅瀬の魚や珊瑚を鑑賞できたりと、さまざまなマリンアクティビティが盛りだくさん。沖縄の海をフルに楽しみたいなら、ぜひとも海生活がオススメだ!

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レポーターREPORTER

バイク雑誌→釣り雑誌の編集者を経て、現在はフリーランスのライター&編集者に。個人的な趣味としてもバイク&釣りを楽しんでいるが、完全にヘタの横好きで費用対効果がひじょうに悪いのが悩みドコロ…。