料理長ナオが魚のさばき方教えます! 脂の乗った養殖ブリを、自宅でかんたん「押し寿司」に!
漬けにするのがポイント!?

猛暑の夏もやっと終わりが見えてきた近ごろ。とはいえ、まだまだ暑い日が続いていますが、みなさんお元気ですか? わが家はこの暑さのせいで、なかなか釣りに行けないまま夏が終わろうとしています。そんななかですが…美味しいお魚が食べたい…。無性に…、ブリが食べたい…。

というわけで、「美味しいブリはないか?」と近所を探したところ、最近流行りのスーパーマーケット「ロピア」で、とても美味しそうな養殖ブリを見つけることができました。今回はこのブリを使って「ブリの押し寿司」を作ってみたのでご紹介します。

01_ 刺身1

下準備!柵ごと漬けに

よいお刺身が手に入ったところで、まずは下準備をすることに。
ブリといえば玄界灘!! 釣り上げた天然モノも最高ですが…、九州の養殖ブリも最高です。お店に並んでいたブリの柵は背側や腹側などと選べたので、今回は腹側の脂が乗った部位を購入。この時点では、まだどんなお料理にするか決まっていなかったので、まずはお刺身にして味見してみました。

02_ 刺身2

見た目通り! 脂がほどよく乗っていて甘みと旨味のバランスが最高です。刺身で食べるかお寿司にするか、それとも、しゃぶしゃぶにするか迷った結果…、漬けにして押し寿司にしてみることにしました。

まずは漬けダレの準備

まずは漬けダレを以下の分量で準備しました。

【漬けダレ】

  • ・追いガツオ 300cc
  • ・醤油    100cc
  • ・みりん   50cc
  • ・水     300cc

そして、火にかけ沸騰させたあと、冷ましておきます。

※柚子胡椒・ニンニク・ショウガなど香味を入れるのもよし

ジッパー付き保存袋に入れた刺身に漬けダレを入れ冷蔵庫へ。そのまま1日寝かせました

03_ 漬け工程

翌日、取り出してみると写真のようによい色に漬かっていました。
キッチンペーパーの上に置き、水気を取っておきます。

04_ 漬け刺身

酢飯の準備

05_ 炊く前のご飯

ご飯は酢飯用にと昆布を1枚とをひとつまみ入れ、気持ち少ない水量で炊きました。炊き上がったら寿司酢を混ぜ、冷ませば酢飯の完成です。

押し寿司を作るための道具を持ち合わせていなかったため、ちょうどよいサイズのタッパーで代用。タッパーにラップを敷き、酢飯を詰めていきました。そして、その上に大葉を乗せたあと、ほどよく薄めに切った刺身を並べていきます。

08_ 刺身を並べる
大葉の上に刺身を敷き詰めラップで包んだら、同サイズのタッパーでギュギュっと押す!

敷いたラップで上側まで包んだら、同じサイズのタッパーを使いギュギュッと押していきます。
そのまま10分ほど置いて馴染ませたら、カットしてお皿に盛り、小ネギミョウガを添えて…完成です!

09_ 押し寿司の完成

ついでに、漬けた刺身の切れ端で作った茶碗蒸しも添えました。こちらもブリの旨味が出て美味しく仕上がりましたよ。

10_ 茶碗蒸し

今回は思いつきでブリの押し寿司を作ってみましたが、漬けにしたこともよく、とても美味しく仕上がりました。大満足です! また違う魚でも挑戦してみる価値がありそうです。
みなさんも美味しい魚を見つけたら、かんたんですので、ぜひ押し寿司にチャレンジしてみてください。


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レポーターREPORTER

高木 菜緒
プロフィール:高木 菜緒
福岡県久留米市在住
新鮮とれっとれの魚をふるまう小料理屋を営んでいた経歴を活かし、自らも竿をにぎり玄界灘の魚たちと戯れる。釣り好き、呑み好き(?)、料理好きアングラー。