カサゴねらい!エサの代用品はどれだ?
穴釣りでも使えるワーム3種を検証

どうも、穴釣り実績が1000尾超えのHAZEKINGです。
「気温が30℃を超えて灼熱が続く夏でも根魚は釣れる!」ということで、毎週穴釣りでカサゴをねらっています。ただ、釣りで使用する生きエサは暑さに弱く、管理が難しいのも事実。釣行前日に準備しておいたアオイソメが当日に全滅していたなんてことも…。

そこで今回は、温度管理不要でお手軽な「ワーム」は生きエサの代わりに使えるのか?? ブラクリを使用した穴釣りで検証してみたいと思います!

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穴釣りでよく使用する生きエサ「イソメ」は暑さに弱く、炎天下ではすぐに死んでしまいます

エサの代用で用意したルアー3種はこちら

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今回、根魚の食性に合わせて3種類のワームを用意しました。それぞれの特徴とアクションについてまとめたので、まずは見ていきましょう。

カニを模した「クラブ」

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岩ガニ

夏の時期、カサゴがメインで捕食するエサはカニです。直近の釣果では8割がカニを捕食していました。自然界では、カサゴは高波で海中に落ちたカニを海底からじっとねらっているので、フォールのアクションでアピールするようにクラブ系ワームを使います。

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2.8”レインズクラブ(レインズ) グリーンパンプキン

甲殻類代表!エビを模した「ホッグ&シュリンプ」

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シラサエビ

根魚全般は甲殻類が大好きです。過去に穴釣りでモエビを試した際、チビサゴ(小型のカサゴ)からデカサゴ(大型のカサゴ)までサイズに関係なく釣り上げることができました。
アクションは竿を小刻みに振って、海底で跳ねるエビの動きを再現してホッグ&シュリンプ系ワームをアピールします。

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2.5”リングクローミニ(レインズ) 根魚ストロベリー

小魚を模した「シャッドテール」

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マハゼ

ご存じの通り、カサゴって大食漢! 目の前に動くものがあったらすぐに食いついてきます。自然界ではおもにイワシハゼの稚魚などが捕食対象のようです。ワームのテール部分を揺らして小魚の尾ヒレの動きを再現しアピールします。

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2.3”ロックバイブシャッド(FWカラー)(レインズ) グリーンパンプキン

実際にカサゴをねらって各ワームを検証!

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ブラクリ仕掛は「直撃 穴撃ちブラクリ ドロップストライク(ハヤブサ)」の6号と8号を使用

それでは、実際にブラクリ仕掛とワームを使って穴釣りをやってみましょう! ただ、テトラ帯は足場が滑りやすくて危険! 安全対策として、固型式ライフジャケット滑りにくいシューズを着用して釣り場に向かいました。

「クラブ」はブラクリと相性抜群!

まずは前回の釣行で一番よく釣れた、岩ガニを模したクラブから使ってみます。
ハリをお腹の部分に通してセット完了。海中に落下したカニをイメージしてゆっくりと穴に投入しました。するとボトム付近でヒット! 23cmの良型デカサゴが釣れました! そして、そのあともアタリは続き、クラブではトータル5尾を釣ることができました。

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23cm良型デカサゴ

使用感としては、アクションが縦の動きなので操作はかんたんです。普段の穴釣りと比較しても同じ操作で使用できるのでラク! 生きエサの代用として十分使えます。

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チビサゴもヒット! 20cm以下は資源保護のためリリースしてあげましょう

「ホッグ&シュリンプ」はハリサイズ次第!?

次にロックフィッシュゲームの定番、ホッグ&シュリンプを使ってみました。ハリをテール部分に通してセット完了。ボトムまで落として細かく竿を振ってアピールします。するとヒット! 19cmのカサゴが釣れました!
そのあともアタリはありましたがバラシ連発…。トータル2尾のカサゴを釣り上げるにとどまりました。

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19cmカサゴ

使用感としては、ワームのサイズが大きくアピール力は抜群。一方、ブラクリ仕掛のサイズは8号が最大なので、ワームに対してハリのサイズがやや小さくフッキングに苦労しました。今回は2.5inのワームを使用したのですが、穴釣りならそれ以下のサイズの方が扱いやすいやすそうです。

「シャッドテール」は上手く泳がせられるかどうか…

最後に、小魚の動きを再現するシャッドテールを使用してみます。過去に特大キジハタを釣った実績もあるので期待大! ワームを上下させてテール部分の動きでアピールしました。しかし、穴が狭くアクションが難しい(汗)。根掛かり多発で四苦八苦…。そこで、別の穴に移動しようと巻き上げた瞬間、まさかのヒット! 18cmのカサゴが釣れました。

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18cmカサゴ

使用感としては、穴釣りはスペースが狭く、シャッドテールの連続した動きでアピールするのは難しく感じました。暗くなるとカサゴも穴から出てくるので、シャッドテール系ワームであれば、ジグヘッドで広範囲に探ったほうが効果的だと思います。

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今回は、穴釣りで生きエサの代用となりそうなワーム3種を検証してみました。それぞれ一長一短ありましたが、エサの代用としてかなり問題なく使えそうです。とくにワームを使用するメリットとして、温度管理が不要で持ち運びがかんたんなのがイイですね。一方デメリットとしては、ワームに動きを与えないと根魚にアピールできず、根掛かりのリスクが高くなってしまうことです。

しかし、ブラクリを使用することでハリが岸壁に触れにくくなり、穴の最深部まで攻めることができます。とはいえ穴のスペースが狭くアクションできる範囲が限られているので、クラブやホッグ&シュリンプなど、フォールでアピールするワームが釣果を伸ばしやすい(=ストレスなく扱いやすい)ようですね。

まだまだ暑い日は続き、生きエサの管理が難しい季節! ぜひ、穴釣りでワームを試してみてはいかがでしょうか?
さまざまな穴釣りの解説をYouTubeにもアップしているので、ぜひプロフィール欄からチェックしてみてください。


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レポーターREPORTER

HAZEKING
プロフィール:HAZEKING
東海エリアを中心に活動する釣りユーチューバー HAZEKINGです。エリアトラウト、ハゼ釣り、海釣り、ロックフィッシュなど釣りジャンルは全部! 今も自身の新ジャンルを開拓しています。初めて魚を釣ったときの感動をみなさんと共有するためSNSをスタートし、HEATでは1人でも多くの方に釣りの魅力を伝え、「よし、明日釣りに行こう!」と思ってもらえるような記事を執筆したいと思います。
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