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世の中に数多く存在する、釣り用ウェアやスポーツウェアといった限定的なカテゴリーにフィーチャーした機能性ウェアは、プレイヤーが快適にプレイできる、もしくは十分に楽しめることをアシストしてくれる。ただ、そういった機能性ウェアは正しく着用してこそ効果があり、動いているうちに、または時間が経つうちにズレてきたりすると、途端に不快さの方が極まってしまうという、ある種“諸刃の剣”的な商品でもあるのだ。
そこで今回は、使用する過程でズレにくく機能性がいつまでも持続してくれる、FREEKNOTの『ズレないウェア』を3点紹介しよう。解説はFREEKNOTの商品開発を担当する山口氏にお願いした。
ソックスの外側はもちろん“内側”まで強力にグリップする「グリップソックス」
まずは「グリップソックス」から。当商品はソックス底面のグリップ力を高めることでクツとの一体感が生まれ、文字通り「地に足を付けた」状態で動き回れるソックス…だそう。しかし、この類のアイテムは既存商品にいくらでもあるはずだが…。
「確かに、底面にシリコンをプリントしたりすることでクツのインナーソールとの摩擦係数を大きくして、グリップ力を上げているソックスというのはたくさんあります。ただ、それら商品の多くは“ソックスの中”までは考慮されていないものが目立ち、ソックス底面とインナーソールはグリップしても素足の裏とソックスの内側のグリップ力には乏しく、結局内側で滑ってしまうんです」と、山口さんが指摘する。
なるほど、確かにボートデッキでシューズはしっかりグリップ、加えてソックスとシューズのインナーソールもがっちりグリップしているのにもかかわらず、ソックスの中で足の裏が滑ってネンザしそうになった経験も何度かある。つまり、ソックス外側はもちろんだが、内側のグリップ力も大事ってコトだ。
「そこでこのグリップソックスには、マイクロファイバーの滑りにくいという特性を最大限発揮させた機能性編地である『モリグリップ』を採用しています。素足の裏と接するソックス内側にはパイル構造の生地を、インナーソールと接する外側には凸凹構造の生地をそれぞれ用いることで、ソックスの内側・外側ともに強力なグリップ力を発揮してくれるんです。お陰で滑りにくいのはもちろん、しっかりと踏ん張って動くことができます」。
つま先部分にゆとりがあるから窮屈じゃない&疲れにくい
しかし、内側も外側もそれだけ強力にグリップすると、遊びがないというか…逃げ場がないというか…、足にも負担が大きそうなイメージ?
「つま先部分を一般的な同サイズよりもゆとりを持たせて作ってあるので窮屈な感じがせず、負担もかかりにくいんです。また、足の甲の部分に伸びにくいメッシュ素材を採用して土踏まずを引き上げるフォルムにもなっているので、長時間着用しても疲労感は少なめですよ」。
なるほど…。ただ、滑りにくい&疲れにくいとなれば、釣りはもちろんだがスポーツのときなどにも履いて、酷使してしまいそうな気がする…。庶民目線で申し訳ないが、ソックス1足としては安い買い物ではないだけに、できる限り長持ちしてほしい…。その辺りについてはいかがだろうか?
「確かに使う時間が長ければ長いほど消耗は激しいですし、モノによってはつま先や足裏がかんたんに破けてしまうものもあるでしょう。しかし、このグリップソックスの素材は摩擦に対してとても強いので、ハードに使ってもそうそう破けたりしないと思います。コストパフォーマンスという意味でも、十分に納得していただける商品だと思います」。
このズレにくさは革命的!
「HYOON Fitアームカバー」&「HYOON Fitレッグカバー」
次に紹介するのが「HYOON Fitアームカバー」と「HYOON Fitレッグカバー」の2点。日焼け対策をしつつ身軽に動けるアイテムとして、アームカバー&レッグカバーは釣りを含めたアクティビティに限らず、もはや普段着として認知されているといっても過言ではないだろう。ただ…、先述のソックス以上にズレやすいアイテムでもあるのだ。
フィールドや街中でも前腕部分はカバーされているのに、二の腕部分がズレて肌が露出してしまっている人、けっこう見かけるのでは? アレを見るたび「違う…そうじゃない!」と心の中でつぶやいてしまう(そんな自分もズレていたりする…)。
「ズレやすいアームカバー&レッグカバーに共通して言えることなんですが、1枚の布を縫製してつなぎ合わせた商品が多いですね。この構造だと腕や脚に対して均等に圧が掛かりにくく、動いているうちにどうしても圧が低い部分からズレ始めてしまうんです」。
ストレッチ性のある素材であっても、縫い目があればその部分のストレッチ性能は制限されてしまうため圧が掛かりにくく、ズレてしまうということか。
「しかし、HYOON Fitアームカバー&HYOON Fitレッグカバーは立体縫製によるシームレス構造なので、どの部分でも均等にストレッチ性能を発揮して適度な圧が掛かるからズレにくいんです。私も実際に釣りやゴルフで使用していますが、1日中使い続けてもズレることはほとんどないですよ」。
何かコレ…曲がってない!?
「ハイ、ワザと曲げて作ってます」
「そして、アームカバー&レッグカバーともにですが、よく見ると若干曲がってますよね? これは腕や脚の形に合わせた3D設計によるもので、過度に締め付けることなく肌にフィットしてくれるので、この曲がりもズレにくさをアシストしてくれているんです」。
人の腕や脚はまっすぐではなく若干湾曲しているので、その形に合わせて設計することでズレにくさがよりアップしているのだろう。逆に既存のまっすぐなアームカバー&レッグカバーでは当然ながらフィットしにくく、ズレるのは必然的というわけだ。
クールな冷感効果で着心地最高&疲労感抑制!
「加えて通気性を高めるために内側をメッシュ構造にしたり、接触冷感機能のある糸を採用してひんやり感がアップしたり、水に濡らして着用すれば気化熱の相乗効果でさらに涼しくなったり…と、ズレにくさだけでなく着用時の心地よさも追求しています。
これからの時期は日差しがより強くなって気温も上がるので、ぜひHYOON Fitアームカバー&HYOON Fitレッグカバーで快適な釣りをお楽しみください」。
ズレない機能性ウェア3アイテム、いかがだっただろうか。
ズレないからこそ機能は持続し、プレイヤーはつねに最高のコンディションでのプレイを追求することができるので、ぜひとも「グリップソックス」、「HYOON Fitアームカバー」「HYOON Fitレッグカバー」を試してみてほしい。