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「なかなか忙しくてキャンプに行けない!」「キャンプブームで予約が取れない!」「準備が面倒くさい!」…などなど、お出掛けしたい季節を迎えたものの、なかなかいろんな事情で出掛けることができない方も多いのでは? かく言う私自身も、子育て真っ最中! 1人行動は難しいのです…。
というワケで、自宅のお庭を工夫して楽しむ「庭キャンのススメとアイデア」をご紹介! 無理をし過ぎず、あくまで日常の延長でキャンプ気分を味わってみませんか?
【D家の庭:詳細】
広さ16.2㎡(1.8m×9m) 約5坪
わが家の庭は自宅の建物に沿った細長い長方形。幅にあまり余裕がなく、広々と庭を楽しめるタイプではありません。しかし、できるだけ庭を活用できるようにと、屋内と庭をつなぐ意味でウッドデッキを自作しました。
わが家の庭はこんな感じ
わが家は、住宅地内を走る主要道路に面した一軒家。車の通りがそこそこあるので、庭は道路と直角に、建物の側面に沿うように位置しています。お隣の家との間に、縦に細長い形をしているといった具合です。
庭はちょうど2人用のテントがすっぽりハマるくらいの幅しかなく、また、ご近所が隣接しているので大声を上げて派手にパーティを開けるといった環境ではありません(笑)。細々と家族で庭を楽しんでいます。ちなみに、除草の意味もあって人工芝を敷いていますが、比較的毛足の長い人工芝なのでフカフカしていて、庭キャン(お庭でキャンプ)には向いているかも。
日常の延長で楽しんでます
「庭キャン」とはいっても、こだわって本格的にキャンプをやり込むような感じではなく、あくまで普段の庭アソビの延長で、BBQやテント泊を楽しんでいるというのがわが家スタイル。ずっと屋外で過ごすのではなく、家の中と外を出たり入ったり…。子どもたちは何かと飽きやすいので、適度に屋内での休憩も入れながら、外の空気を楽しんでいるといった具合です。
昼は純粋にお庭アソビ
たとえば昼間は、メインのBBQの準備をしながら子どもたちの「シャボン玉アソビ」に付き合ったりしています。
小学校中学年と幼稚園児の子どもたちですので、手伝いをしてもらうといっても正直あまり戦力になりません…。ですので、物を運んだりといった軽いお手伝いをさせつつ、普段通りの庭アソビを楽しんでもらっているといった感じ。家の中でTVを観たりゲームをするよりは、陽に当たって健康的です。昆虫や生き物を発見すれば、それだけでもまあまあ盛り上がります。
メインの食はもちろんBBQ!
そして、庭キャンのメインはやっぱり「食」。BBQでキャンプ気分を味わえるので楽しいですね。
庭キャンはひょっとしたら「にわかキャンプかも?」というくらい手軽が一番! 食材は台所で切って準備をし、食器類も普段使用している食器を使って、冷えたビールは冷蔵庫から出してくる…。単に気分を変えて外で食べたいだけなんです(笑)。
とはいえ、BBQコンロを使って炭火で焼くお肉の美味しさは譲れないので、使い慣れたBBQコンロを用意しますが、自宅なので時間を気にする必要もありません。
キャンプ場では何だか慌ただしく火を起こして、かなりの火力でどんどん肉を焼いていく私ですが、ご近所さんへの炎と煙のご迷惑も考慮し、自宅BBQの際はじっくり中火程度でBBQをするようにしています(もちろん、ご近所さんへの事前の声掛けもしています)。そのため、実際のキャンプで余った小さめの炭を使うことができ、炭の処分にも役立っています。
いずれにしても、夕暮れどきから始めるBBQは暮れていく空の色と、これからともす灯りといった光の変化を堪能しながら、ゆっくりまったりと、家族で食事を味わえる楽しみな時間。手を掛けずとも、ちょっとした非日常を感じられる庭キャン最大のイベントですね。
そうそう、BBQが面倒な場合は、ガスコンロや固形燃料を使ったチーズフォンデュなんかも手軽でオススメですよ。
夜はにわかキャンプ場で宿泊
さて、食事でお腹がふくれたら、一旦家の中に戻り片付けとお風呂です。こちらも普段通りに済ませることができるので、何も心配はありません。自宅の庭なので、少々荷物を散らかしておいても平気です(季節により虫には注意が必要ですが)。
ところで、子どもたちは「夜に庭でテントを張って寝る」のを意外に楽しみにしているようです。昼間のうちに日除けを兼ねて先にテントを張っておくこともありますし、食事後、子どもたちが就寝の準備をしている間に張ることもあります。このあたりもケースバイケースで。
そして、あえてキャンプ気分を味わうために、TVゲームやスマホはできるだけ置いておいて、ランタンの灯りのみでトランプ遊びをしたり、横になって絵本を読んだりといった過ごし方をしています。
あえて注意するとしたら、自宅の庭とはいえ住宅街なので夜は大きな声を出さないことと、防犯に気を配るということくらいでしょうか。子どもたちだけを外で寝かせるわけにはいかないので、狭いテントですが私も一緒に寝ています。
私流、庭キャンのコツ
日常の延長で楽しむわが家の庭キャンスタイル。「できるだけ手軽に」を目指しているので、さほど特別なこだわりはないのですが、これまでの経験から少しだけコツをご紹介しましょう。
ライト類はシチュエーションに応じて活用
庭キャンをやって気が付いた一つに、「意外と庭は暗い…」ということが挙げられます。庭のガーデンライトが間接照明としてあるにはあるのですが、「手軽に」楽しむにはやや暗い…。キャンプ場ももちろん暗いのですが、キャンプ場での場合は、タープのポールにランタンを吊り下げられるので上からの灯りが取れるのです。
そこで、庭キャンの際にはさまざまなライト類を持ち出し、不便がないようにしています。
ほのかに明るい暖色LEDランタンを中心に置いて雰囲気を演出し、明るい白色LEDランタンは全体を照らす用に使用。外構用のポールの上にも小型のランタンを置いたりし、お肉の焼き加減を見るのにはヘッドライトを活用するなど、シチュエーションに応じてライト類を使い分けています。ちなみに、電池式よりは充電式の方がもちろん便利ですね。
就寝時の寝具はいつもと変わらず
それと、就寝時の寝具についても…。
キャンプ場に出掛けた際には、車に積める荷物に限界があるので、携帯性を考慮しコンパクトな物を必要最小限持って行っています。しかし、庭キャンならいつもと変わらず、できるだけ寝心地と快適さを重視して、普通に毛布や枕を持ち込んでいます(笑)。
ベースはキャンプ用のマットとシュラフで、下地も毛足の長い人工芝なのでさほど寝心地が悪いわけではありませんが、よりクッション性を考えると、下に毛布を敷いた方が断然寝やすいですね。しかも底冷えも防げます。季節がよければこれで十分ですが、冷える用であれば薄い掛け布団を持ち込めばバッチリ! 枕も普段から慣れたものを使用すれば安眠できます。
「キャンプらしく!」と無理せずに、あくまで「キャンプ風・キャンプ体験」レベルと考えて、贅沢に布団や毛布を持ち込むといった感じ。次の日の朝天気がよければ、そのまま片付けの際に外に干しちゃったりもしています。
わが家の「庭キャン」は、特別こだわりがあるワケでもなく、優れたことをしているワケでもありません。「日常の延長」で楽しんでいるレベルです。しかし、せっかくお庭が(ベランダが)あるならば、活用しなくちゃもったいない! そんな感覚で、できるだけ手を掛けずに楽しんでいます。
本格的なキャンプを楽しむ前の練習として、ファミリーキャンプの様子見として、はたまた節約しながらソトアソビを楽しむ手立てとして…、気軽に庭キャンを楽しんでみませんか?
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