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ワタクシ、生まれも育ちも岡山でございます。大学卒業後、広島県福山市にて就職。ロッククライミングに出会い10年以上アウトドアを楽しんでいます。その間2年間関東へ転勤しており、極端に自然に触れることが少なくなりました。むしろ自然に触れるために、お金や時間をかけたこともあります。
転勤が終わり福山市へ帰って来たときに、自然が近くにある環境のありがたみに気付きました。もともと興味のある山もそうですが、海も近いのと、周りには釣り好きの人がたくさんいるので「せっかくなら楽しまないと損!」と思い、長年踏み出せなかったフィッシングに挑戦した、というワケです。
そんな今回は、初めてのキス釣りにチャレンジ! 釣りや食のなかで感じたアレコレをお届けします。
自分の道具と仕掛で釣ってみたい!
先輩、キス釣りに連れてって~
瀬戸内海ではさまざまな魚が釣れるそう。なかでもタイやアコウ(キジハタ)などは有名だそうです。しかし、いきなりド素人の私にはハードルが高すぎます!! 実は何度が知人の操船する船に乗せて貰い、借りた道具で言われるがまま釣りをしたことが数回あります。が、「自分の道具と仕掛で釣って、食べる」これをやってみたい! となると、まずは基本ができなければいけません…。
ということで、熟練の腕を持つ釣りの先輩たちを無理やり誘い、私にもできそうな「キス釣り」に連れて行ってもらったのでした。
選んだのは福山市近郊の砂地ポイント
福山市近郊のポイントで「田島・横島」といえば、「はいはいはい」とみなさんご存知のエリアがあります。素人なりの前情報では、キスは砂地でよく釣れるとのことなのでサーフをチョイス。今回については先輩の「勘」でこちらのポイントにやって来たというわけです。当日は見渡す限り、ほかの釣り人はいませんでした。
なんの変哲もない海沿いという印象でしょうか。水面を見てもキスがいるのかいないのか…? 「何も釣れなかったら辛いな…」少しだけ不安が頭をよぎりました。
やってみて分かったキス釣りのコト
果たして釣果のほどは…?
朝8:30釣りスタート。まずは投げキスセットを取り付けて、エサを付けて~と、少ない知識ながら準備をしていきます。その間、先輩の眼差しを感じ……なぜか緊張しましたが、とりあえず仕掛の取り付けはできました。エサは砂虫(イシゴカイ)1000円分。聞くところによるとアオムシよりはよく動くから釣りやすいものの、若干値が張るとのこと。
準備が整ったのでさっそく自分の思うようにキャスティングしたところ、全然ダメだったらしく、早々に先輩から指導が入りました(汗)。
まず、竿先からリールくらいまでほどよく仕掛を垂らし、仕掛の揺れのタイミングを見計らって振る! そうです。なかなかスムーズに飛ばすまでに時間を要しました。そして、ラインを張った状態でサビく、ラインを巻くときも緩みが起きないように…など、基礎中の基礎から指摘が入ります。そして、アタリがあった際は優しくアワセましたがバレてしまい、なかなか釣り上げられない…。
最初は上手くいかず焦りましたが、先輩の指導のもと、だんだんと慣れてきました。
結局、12:00まで四苦八苦しながら釣り続け、結果は3人でキスが21尾、アジ1尾、アオリイカ2杯、コウイカ1杯という釣果でした。その内、私はキスが5尾。やはり経験値の違う釣りの先輩たちとは数に差が出てしまいました。
分かったことは、小さな反応(魚からのアタリ)を逃さないように意識することが大切だということ。練習が必要のようです。
使用したタックル
●ロッド:
AbuGarcia XROSSFIELD(ピュア・フィッシング・ジャパン) XRFS-702L
●リール:
AbuGarcia ROXANI(ピュア・フィッシング・ジャパン) 2500SH
●仕掛:
投げキスセット 立つ天秤 瞬速2本鈎(ハヤブサ)
オモリ7号 ピンク 鈎8号 ハリス1.5号 幹糸3号
自ら「釣る」「さばく」「揚げる」そして食らう!
そのお味は…?
釣りの方は午前中で切り上げまして、解散の前に先輩の家で「キスのさばき方」をレクチャーしてもらいました。なんと素晴らしい先輩なのでしょう! 見上げた男です(笑)。
ちなみにその先輩、キスを10尾、イカ3杯をあっという間に釣り上げていました。
1尾1尾、出刃包丁を用いてキレイにさばいていきます。先輩の包丁さばきを見ながら「まず出刃包丁を買おう…」と思った私。そのレベルからのスタートなのです(汗)。
とはいえ、当日にその余裕はなく、解散後に妻の実家へ行き、慣れない手付きでなんとかさばきました。そして、その日の夕食は目当ての「キス天」。そのお味は……、まさに天にも昇る旨さでした! もちろん、自分が釣ったというフィルターがかかっていますが…(笑)。
釣り経験者や上級者さんであれば、ひょっとすると「今さらキスなんて…」と思われるのではないかということは重々承知のうえ。今回は私のワガママで、無理やり経験者の方に釣れて行って貰いました。しかしそう引け目を感じながらも、釣れたら釣れたでみんなテンションが上がっていたので、内心「これはこれでアリなのか!?」と感じたのでした。
とはいえ、わざわざ時間を取ってくれ、何から何まで親切に教えてくれたことに感謝!! そして感じたのは、教えてくれる方々に共通して「釣りを楽しんでほしい」という気持ちが伺えたことでした。回数を重ねて上手くなることはもちろん、モラルやマナーを守れるよう勉強しなければ…と思えた1日となりました。
あとは釣れたらみんな喜んでくれることも、釣りの楽しさの大きな要因の1つのような気がします。ありがたいことに海が近いので、時間があればまた出掛けてみたいと思っています。
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レポーターREPORTER
岡山県西部在住
スニーカーメーカー勤務の36歳サラリーマン。グルメ、ファッション、アウトドア、音楽などに興味があります。この歳にして1から釣りを始めました。凄腕のライターさんの中にド素人が紛れ込んだ形…。とにかく、これから釣りを始めたいという同じ思いがある方に何か響けばと思っています。釣り以外のアウトドアについても書いていきたいと思いますので、よろしくお願いします。