リールカスタムのポイント!
目的にあったパーツ選択で快適釣行

昨今、リールにはさまざまな種類のカスタムパーツが市販されていますが、うまく使いこなすにはポイントをしっかりと理解することが大切です。単なるドレスアップにとどまらず、そのメリットやデメリットを把握して使いこなすことで快適な釣りを楽しむことが可能です。とくにビギナーさんほどちょっとしたパーツカスタムで驚くほど楽に釣りができるようになることもあります。
今回はリールのカスタムパーツをうまく活用するポイントを解説します。

リールにカスタムパーツがあるって知ってました?

読者のみなさんはさまざまな釣りを楽しんでいると思います。バスフィッシングや管理釣り場でのトラウトフィッシングなど、リールを使用して釣ることも多いでしょう。今回ご紹介するのは、そのリールに装着するカスタムパーツのお話です。カスタムパーツと聞いて「なんですか、それ?」って方もいるかと思いますが、要するにそのカスタムパーツを使用することで「より使いやすく」「カッコよく」「楽に快適に」釣りを楽しめるということなんです!

リールのような機械モノはちょっと苦手…といったビギナーさんでも、いや、ビギナーさんこそうまく使いこなすことで快適な釣りをより楽しむことができると思いますので、初めからムリ! と思わず、これを機会に取り入れてみてはいかがでしょう。

リールはパーツの組み合わせで構成されています。まずは各部パーツの名称を覚えるところから始めましょう。

01_ リールのパーツ説明画像
スピニングリールの各部。ラインを巻いてある部分を「スプール」、リールを回転させるために回す部分を「ハンドル」といいます。(使用したカスタムハンドル: GOMEXUS社 CJ-SW-T 90mm)

なぜカスタムパーツが求められるのか?

さてまず、なんでカスタムパーツなるモノが存在するのか? といいますと、リールを製造しているメーカーさんはリールを設計するとき、そのリールを使用する場面を想定して設計します。その際、使用するアングラーやシチュエーションは限定しません。つまりリール全般としては、無難でより多くのアングラーが満足するであろう商品として作り上げます。
しかし実際に使用するときには、そのリールを使うアングラーの好みや体力はそれぞれですから、なかにはちょっと使いにくかったりすることもあるワケです。そうしたアングラーの感性や「もっとこうだったらよかった」という要求に応えるために、カスタムパーツは存在しているのです。

もちろん、友人同士で同じリールを使っていても、カスタムパーツを組み込むことでリールの外観が変わってよりカッコよく見えるといった差別化にもなります。ですので、みんなと同じモノを使うのはちょっと気が引けるというアングラーにも支持されています。

02_ タックル
カスタムハンドルに交換することで見た目のカッコよさだけでなく、実釣での使いやすさもアップします

カスタムパーツの種類

03_ カスタムパーツの数々
多くのアングラーに人気のカスタムハンドルやグリップの数々。リールカスタムの楽しみが広がります

カスタムパーツといっても、実にさまざまな種類のパーツが市販されています。リールのパーツをカスタムパーツに入れ替えることで全く違ったリールになるといった、ちょっと専門的なパーツもあれば、かんたんに取り扱えるパーツまであります。
ここでは写真を見ながらカスタムパーツを説明していきましょう。

04_ ハンドル
スピニングリールのノーマルハンドルとカスタムハンドルの形状や造形の違いで、ドレスアップや使いやすさの向上を楽しめます

外装パーツ(リールの見た目でカスタムと分かるパーツ)として見た目のインパクトやカスタム感、さらに実釣での使用感まで変えることができるパーツとして、多くのアングラーに親しまれているのがリールの「ハンドル」です。
リールハンドルのカスタムは比較的かんたんに取り替えが可能で、その効果も感じやすいためにリールカスタムの中心的なものとなっています。

05_ リールスタンド
ハンドルの反対側に取り付けるリールスタンド。リールの傷防止やルアーフックをかけるキーパー、ライン止めなどの機能も備わった商品もあります

同じく外装パーツとして、スピニングリールに装着する「リールスタンド」も見た目だけでなく実用的なパーツとして人気があります。

06_ 替えスプール
カスタムパーツとしてのスプールも人気のあるパーツです。軽量化したものやラインのキャパシティを増やしたものがあります

1つのリールをさまざまな釣りに使い回すことも多いアングラーに便利なのが「替えスプール」ですね。1台のリールに対して複数個のスプールを持っていれば、釣りに合わせてラインを巻き替えずに済みます。スプールごとに違った太さのラインを巻いておき、スプール自体を交換することでかんたんにライン交換が可能となるワケです。
もちろん、カスタムパーツとしてのスプールも多く市販されており、なかにはリールの性能を飛躍的に向上させてくれる商品もあります。

ほかの外装パーツとしては、「ドラグノブ」「ドラグレバー」などもあります。今回のテーマでは深く取り上げませんが内装パーツとして「ベアリング」などもカスタムパーツとして多くのアングラーに支持されています。

07_ 刻印
カスタムパーツメーカーによっては名前や短文を刻印してくれるサービスも行っています。友人へのプレゼントなどにも使えそうです