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私は普段、鹿児島県の大隅半島をホームグランドに春夏秋冬、釣りに出掛けています。フカセ釣りをメインに、エギング、ヤエン、キス釣り、アジサビキなどいろいろな釣りを楽しんでいます。
今回は、食べて美味しい釣っても楽しい、そしてファミリーフィッシングでも楽しめる、堤防でのアジサビキとサーフでのキス釣りを紹介したいと思います。また、子どもも大好きハンバーガーをアレンジした、かんたん海飯も紹介したいと思います!
海遊びをしながら家族で楽しく「海飯」!
春になり日中の気温も20℃を超え過ごしやすくなったら、家族を連れて海に遊びに行く口実で釣りに行く日増やすのが私のスタイルです。釣りができて、家族を喜ばすこともでき一石二鳥。こんなスタイルはいかがでしょうか?
そんななか、どうしても釣れない時間や子どもたちが釣りに飽きる時間があるものです…。そんなときに火を準備していると、ご飯どきやおやつのときに役に立ちます。海で過ごす家族との時間がとても楽しく充実したものになることは間違いありません。
今回私がおススメする「海飯」は、人気ファストフード店マクドナルドのハンバーガーを使ったかんたんアレンジ料理です。
用意するものはホットサンドメーカーとガスコンロのみで、あとはお好みのハンバーガーを買っておくだけ。買ってきたバーガーをホットサンドメーカーにはさんで火にかけ、こんがり焦げ目がつくまで焼き上げます。あとはお好みで追いチーズや、野菜、ソースのアレンジなど工夫して、自己流のハンバーグを作ることで子どもたちの楽しみを倍増するクッキングになります。
ちなみに、私のおススメメニューはビッグマックの中身であるパティが2倍になった「倍ビッグマック」にアボカド、トマト、チーズを足したホットサンドが、自分のなかでは最強メニューだと思っています(笑)。ほかにも、あっさりいきたい場合はフィッシュバーガーにレタスを追加し、レモン果汁を絞るメニューなんかもおススメです。
ポテトなどを熱々の状態で食べたい場合は、ホットサンドメーカーに油をちょっとだけ入れ、鉄板が温まったらポテトを入れてシャカシャカと混ぜると、できたてに近い状態で美味しくいただけます。セットで注文しても大丈夫です。
料理も楽しくかつ手短に、そしてかんたんに済ますことで、釣りをする時間をより多く稼ぐことができます。その意味でホントにおススメの海飯です。
家族で楽しめる、サーフでのキス釣りのポイント
浜辺や堤防などから釣れる「シロギス(キス)」は、暖かくなってくると岸近くに豊富なエサを求めてやってくるといわれています。私の住んでいる鹿児島県では4月から11月くらいまでサーフから釣ることができ、遠投などもあまりせずに30m~20mの距離で釣ることができる環境です。近いと波打ち際でも釣れる状況になるので、初心者でも十分楽しむことができると感じています。
ファミリーフィッシングにも最適で、サーフで釣ることができるため、ライフジャケットさえ着用しておけば比較的安全に釣りを楽しめるのです。
また、夏の暑い時期には足を浸けながら釣りができるので熱中症予防にもなり、気持ちよく釣りが楽しめます。
ポイント1:仕掛の長さ
キス釣りは基本的に天秤仕掛といって、1本の幹糸から枝ハリスが分かれその先にハリがある仕掛になるため、ハリの本数や仕掛自体も長くなり、どうしてもトラブルが多くなってしまいがちです…。仕掛が頻繁に絡んでは楽しくありませんね。
わが家では娘、妻に渡す仕掛をコンパクトなものに変えて釣りをしています。娘には1本バリで、仕掛の長さも50cmと短めにセットしたものを使ってもらい、妻には2本バリでも55cmと短い仕掛を使ってもらうようにしています。
コンパクトな仕掛にするだけで、ほとんどトラブルもなく楽しめます。気になる釣果の方もあまり変わらないのでとてもおススメです。
ポイント2:オモリの選択も大切
魚は基本的にエサを吸い込んで捕食するため、オモリ選択も大切だと感じています。
キス釣りのオモリといえばジェット天秤が主流で、根掛かりが少なくライントラブルも少ないので扱いやすいのですが、小さなアタリが取れないと感じることも…。そこで私は、「ぶっ飛び半遊動天秤 ビームキャスト(ハヤブサ)」というアイテムを使用しています。半遊動式なので魚が吸い込みやすいのか、アタリが明確に出てくれるような気がします。また、ほかのオモリよりも細いため着水音が少なく、浅い近場をねらう際に警戒されにくいかも(?)と考えています。
そのほか、中通し式のオモリも使用します。これも理由は一緒で、魚がエサを吸い込んだときに違和感なく食い込みやすいと考えているからで、天秤の針金がない分、より違和感なく捕食できると考えています。
また、ゴロタが多いサーフで多く使用するのは、「ライトショットシンカー 立つ天秤 スマッシュ(ハヤブサ)」です。理由としてはとにかく根掛かりしないこと。オモリごと根掛かると仕掛を最初から作り直さなければいけませんが、これだと根掛かったとしてもハリだけの場合が多く、かんたんに済みます。また、感度もとてもよく、ゆっくりリールを巻いているだけで勝手に魚が掛かってくれるので、初心者にも向いているのではないかと感じています。
あと、サーフでの釣りでは、絶対にパラソルを持って行った方が便利です。日除けにもなり、クーラーボックスの中身も溶けにくくなり、なにかと役に立つので重宝します。注意としては、骨組みが柔らかいものは少しの風で折れたり曲がったりしてしまうので、多少高価でも骨組みが固く丈夫なものをおススメします。
ファミリー向きとはいえ、意外に奥深いアジサビキ釣り
鹿児島県では年中通して堤防から釣れる魚として「アジ」がいます。アジねらいのサビキ釣りはもちろんファミリーフィッシング向きで、祝祭日には多くのファミリーが堤防でサビキ釣りを楽しんでいます。
サビキ釣りはかんたんですが意外と奥が深く、かといって難しすぎず楽しめる釣りモノのひとつ。釣れるパターンをつかめば入れ食いにもなり、上手くいけば子どもたちも存分に楽しめる釣りとなります。年中楽しめるサビキ釣りですが、この時期(初夏から夏にかけて)はどうしても日中は暑いので、私は暑くない夕方から夜にかけて釣りをするようにしています。時間的にも夕マズメや常夜灯下での夜釣りとなるのでアジの活性も高く、とてもおススメの時間帯です。
ポイント1:マキエの量
この釣りはカゴにアミエビなどのマキエ(撒きエサ)を入れて釣る釣りです。なのでマキエの量はとても大切です。マキエで魚を集め、サビキ仕掛をマキエに同調させて上手くダマす必要があります。
私が気を付けていることは、釣り開始時はエサを「ここにいっぱいあるよ!」と知らせるためたくさん撒きます。注意としてはたくさん撒きたいためにカゴにエサをギュウギュウに詰め込み過ぎると、逆にカゴからエサが出にくくなるということ。詰め込み過ぎずほどほどの量で撒き、手返しとシャクリを多くした方が結果的に多く撒け、効率がいいと思います。
魚が反応し釣れ始めると、今度は量を減らしてちょっとずつ撒き、マキエと仕掛を同調させて釣ると時合いが長続きするように感じます。エサを撒き過ぎるとお腹がいっぱいでエサに対しての反応が悪くなり、食いが落ちてしまうようです。あくまで私の経験からですが、マキエの量については「初めは手返しよく多く撒き、反応したら適量をパッパと撒く」を意識しています。
ポイント2:仕掛の種類にこだわると釣果が変わる!?
寒グレ釣りでもハリは大事だと伝えていますが、やはりサビキ釣りでもハリ(擬餌バリ)は魚との唯一の接点なので少々こだわった方がよいでしょう。しかし、釣具屋さんに行くとたくさんあり迷うと思います。私もかなりこれまで迷ってきましたが、今のところたどり着いたのは3種類の擬餌(ぎじ)です。
(地域差があると思いますが)私がたどり着いたのは、ハヤブサの「リアルアミエビ」「オーロラピンクスキン」「濁り潮ストロング」という3種類の擬餌が付いた仕掛で、使い分けとしては次の通りです。
まず、「リアルアミエビ」は名前の通りで色から形まで国産のアミエビに似ており、夕方などのまだ光量が多いときに使用しています。そして「オーロラピンクスキン」は発光玉が大きく、夜など光量が少なくなったときや、アピールを強くしたいときに使用しています。最後に「濁り潮ストロング」は名前の通り濁り潮のときに使用することが多く、海中の透明度が低い場合に使用しています。私がよく行く港内では、雨のあと荒れているときはすぐに濁ってしまうので必需品。お助けアイテムとして必ず持っていくようにしています。
それと、サビキ釣りだけでなく釣り道具の持ち運びや収納に便利な「折りたたみコンテナボックス」はおススメ。
本格的なタックルボックスやバッカンだとだと重くて大きすぎて…、手軽に釣りがしたいのに持ち運びが大変になってしまいます。そんなときに大活躍してくれたのがこのコンテナボックスでした。ハンドルも付いていて軽く、持ち運びが楽に行えるのでほんとにおススメのアイテムです。
今回はファミリーフィッシングで楽しめる、サーフからのキス釣りと堤防のサビキ釣り、そして(わが家のみのスタイル?)美味しいかんたん海飯を紹介しました。
家族や友人と一緒に過ごすときは、できるだけ好きなことをゆる~く楽しむことで、日頃の疲れや、ストレスも吹き飛び、最高に有意義な時間を過ごすことができます。みなさんもこのような過ごし方はいかがですか?
次回は梅雨グレ、巨大オナガグレ確保を目指しての釣行記&私のグレ料理を紹介したいと思います。次回もお楽しみに!
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レポーターREPORTER
沖縄県出身
父が漁師をしているため小さいころから海に親しみ、時間があれば釣りをしていた子ども時代。鹿児島県の大学に進学してからは本格的にフカセ釣りを始め、九州でフカセ釣りがしたいがために鹿児島県に就職。現在は「釣研アンバサダー」として活動中。釣研FG支部大会にて優勝数回、クラブの大会で上位入賞など、今後もビックトーナメントで勝つことを目指して日々「釣戦中」。
インスタグラム:@oosumi.fukaseturi (URL:https://www.instagram.com/oosumi.fukaseturi/)