エギング初心者におすすめ!
釣ってすぐ美味しい、マメイカのライトエギング

北海道の道央圏では今マメイカが岸よりされライトエギングが真っ盛りです。
マメイカとは標準和名が「ジンドウイカ」、通称「ヒイカ」と呼ばれているイカです。北海道では通称『マメイカ』と呼ぶのが定番となっておりまして、その通称通り豆のように小さいイカなのでそう呼ばれております。

年2回岸寄りする美味しいマメイカ
初心者でもトライしやすいターゲット!

01_ 釣りシーン

北海道でのショアからのエギングは主に道央から道南の海が主流です。イカがねらえる時期は1月~4月がヤリイカ、5月~6月がマメイカ、7月~9月がマイカ(スルメイカ)、10月~12月がマメイカとヤリイカと、1年中なにかしらのイカをエギングでねらうことができます。
もちろん、その年によってイカが岸寄りしない年もありますが、マメイカだけはきっちりと春と秋に岸寄りしてくれます。

マメイカは状況によって大量に数釣りすることが可能ですが、実はかなり奥が深く、その日のアクションパターンを見つけるまで私はいつも苦労しています。
逆に初心者の方が難しく考えないで行えるせいか、経験者の私より沢山釣ることがあり、自分のセンスのなさを痛感するとともに、初心者でもトライしやすく釣果を得やすいターゲットと感じています。

またマメイカ味は大変美味!!
マイカ(スルメイカ)は多少冷蔵庫で寝かせ熟成させなければ甘みがでませんが、マメイカは釣った直後でも甘みがほんのりとあり、鮮度あるイカの歯ごたえも一緒に味わえます。
小さなマメイカですが、春の産卵時期や晩秋にはサイズも胴長10cm以上になるので、刺身にすることも可能。初秋のマメイカはサイズが小さいですが、焼き物や煮物として下処理一切なしで丸ごと料理することができて、大変美味しい食材です。

02_ デイ
03_ ナイト
マメイカ(ジンドウイカ)はデイゲームでもナイトゲームでもねらえます。ナイトゲームは集魚灯が必須アイテムですが、その分足下でねらえるので初心者にも釣りやすくなります

マメイカエギングはラインでアタリを読む

04_ マメイカ釣果

マメイカをねらうライトエギングの必勝パターンを説明したいところですが、私自身まだまだエギングは初心者レベル(笑)。文章で説明するにはまだまだスキルが足りなく大変おこがましいのですが、一つアドバイスできるとすれば、「アタリはロッドだけではない! ラインを見るべし」ということでしょうか。
通常の釣りでは魚がエサやルアーに食いつく「アタリ」という名のシグナルが、浮き釣りなら「ウキが沈む」、投げ釣りなら「竿先が動く」、ルアー釣りなら「手元に感じる」などとして現れます。マメイカエギングの場合は、「ラインの変化」でアタリを読むことが大切です。

  • 弛んだラインが急にピンと張った!
  • ピンと張っていたラインが急に弛んだ!
  • フォールしているのにラインがなかなか沈まない…

これはマメイカがエギに抱きついたシグナル、いわいるアタリです。アタリを感じたら(見たら)軽くアワせてリールを巻くとよいでしょう。この瞬間を見逃すとマメイカはエギを放してしまうことが多く、向こうアワセで釣れることはあまりないので注意してください。
手元で感じたアタリは無意識にアワせることができますが、ラインの動きを読んだアワセを覚えるだけで釣果はぐんと上がるはずです。

もちろん釣れたマメイカは「深夜食堂」に!?

05_ 深夜食堂・女将さんのマメイカ料理

私はマメイカ釣りに行き釣果を得たら、定番の「深夜食堂」に持ち込むことが多々あります。ここの女将はマメイカを持ち込んだ際はひじょうに喜んでくれて、女将と私で一気に食べてしまいます(笑)。女将の腕にかかれば、焼き加減抜群! マメイカの丸焼きが堪能できちゃいます。
マメイカは焼き過ぎてもあまり硬くはならないため、とっても料理しやすいですよ。

過去記事参照:
今年お北海道はサバ釣りが熱い!爆釣のあとは「深夜食堂」で塩焼きを堪能!
今シーズンのニシンは大漁!! 「深夜食堂」へ持ち込む(?)糠ニシンに挑戦!
北海道ならではの釣果!ハチガラを「深夜食堂」に持ち込んでお煮付けに!

 

マメイカもほかのイカと同様いろいろな調理法があります。焼くのはもちろん、煮つけ、揚げ物、そして刺身も大変美味です。釣った直後に醤油ダレに入れる「沖漬け」なんかも最近は流行っています。
焼いたマメイカは醤油、マヨネーズ、甘ダレ、しょうが、レモン、マスタードなど味付けはなんでも合いますよ!

06_ マメイカ料理3
07_ マメイカ料理4

マメイカは小さいため内臓を除去するなどの下処理はほとんど要らなく、手軽に料理ができます。むしろ焼き物、煮物では内臓を取ってしまえば風味が消えてしまうと私は感じますが、その辺はお好みで

刺身で食す際にはアニサキスのリスクがやはりゼロではないため、かならず皮を剥き、アニサキスがいないかどうか確認する必要があります。また念のため冷凍し、アニサキスを死滅させてから食すのが一番安全です。

08_ マメイカの刺身

 

体は小さく釣るのに繊細なマメイカですが、このライトエギングの繊細なアタリとそしてマメイカの美味しさを一度味わえば、ハマることに間違いなしですよ!

 

レポーターREPORTER

北條 正史
プロフィール:北條 正史
1974年生まれ /北海道夕張市出身、札幌育ち、石狩市在住
オカッパリによる海釣りを好み、なかでも、投げ釣り、サビキ釣り、ロックフィッシュ、エギング、サーモンフィッシング、ワカサギ釣りを得意としている。ブログやSNSを通じ釣友たちとの釣行を楽しむ日々。
日本釣振興会北海道地区支部役員、小樽海上保安庁指定フィッシングセーフティーリーダーも務めている。