(※当記事は緊急事態宣言前に実釣されたものです)
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夏深まる…奥駿河湾を攻める
…あの魚との出会いから1か月後。バストーナメントやカツオを追いかけていたため、タイラバからしばし離れていたのですが(といっても3週間)再び駿河湾に。
この日は朝から猛烈に暑い日でしたが、奥駿河湾エリアを丹念に攻める作戦で広範囲にラン&ガン。元気なマダイたちを追いかけることにしました。
釣りを開始すると、船長とのダブルヒットもあり、広く散った魚を拾う…「タイラバ向け」の状況になってきている手応えをすぐに得ることができました。美しいマダイをキャッチすることができ一安心。そして、キャスティングゲームとはまた別のスタイル「静かな動作のなかでいろいろと思考するこのゲームはやはり奥が深い…」と再認識しました。しかし、あとが続かず…。タイラバ向けの状況に変わりつつあると同時にタイラバの難しさは背中合わせ…。炎天下のなか、そんな現実を突き付けられるわけです(笑)。
「暑いから…帰ろうか…」やや弱気な選択肢がふと頭をよぎる…、そんなタイミングで風が吹き始めました。
あるピンスポットにベイト反応があり生命感にザワついている感じが。早速、フリースライド TGヘッド125gを投入。ヘッドカラーもアピール重視でイエロー系にチェンジ、そこにシルエットをはっきりとさせるグリーンのタコベイトを組み合わせました。
シルエットをハッキリとさせ存在感をアピールさせたのがよかったのでしょうか、即バイト! フルソリッドのロッドをブチ曲げドラグを引き出すナイスファイトがスタートしました。数分のファイトの末「ボコん!」と浮上してきたのは、なんとハチマルオーバー!!
釣って!釣って!釣りまくる!
その果てに見えてくること
デカい魚を釣り上げる度に「ルアーフィッシングにおけるタックルバランスの大切さ」を痛感します。フックもリーダーも限界のところで耐えてくれている感じがします。
同じ魚でも食い方は同じようで同じではありません。何度も、何尾も掛けてわかることがあります。その紙一重のなかで「獲る・獲れない」が存在していると、私は考えています。その確率を少しでも上げるために釣り人は日々努力しているのです。“タックルバランスが合っていない“”フック、ラインなどの劣化がそのまま“なんていうこともよくあります。「よくバラしちゃうな…おかしいなぁ…???」とお悩みの方がいらっしゃいましたら、よく(記事や番組の)最後に出てくるタックルデータなどの「全部の組み合わせ」を参考にしてみてください。
私がフリースライド TGヘッドをひたすら使いまくるのも、同じものを使い込んで微調整を繰り返し、各地で釣りまくってきたひとつの結果です。マダイだけでなく強烈なファイトをする他ゲスト、シーズン別の食い方、フィールド、水深の違いでもいろいろ試してきた、そのひとつの答えなのです。
地元の海でも「釣って! 釣って! 釣りまくる!」そんななかから見えてくることは沢山ありますよ。
基本タックル
ロッド: TAIGAME SSD C69L/FSL(テイルウォーク)
リール: TAIGAME DGN 63(テイルウォーク)
カーボンカスタムハンドル W110R(テイルウォーク)
ライン: パワーアイWX8マークド(エイテック) 0.8号-300m
リーダー: ディテールプレミアムプロハリス(サンヨーナイロン) 5号
タイラバ: フリースライド TGヘッド(ハヤブサ) 90g
フック: T.R.Bリングアシスト(イチカワフィッシング) M
ワーム: タコベイト(NIKKO化成) グリーン
レポーターREPORTER
ルアーブランド・テイルウォークのタックルをプロデュースしロッドやリールなど世に送り出す。開発・販促・生産・営業・タックルテスト…etc に携わるかたわら、国内外を飛び回り、隙を見ては釣りをすることが日常となっている。好きな釣りはタイラバとバスフィッシング。タイラバでは駿河湾をホームフィールドとし、プレジャーボートで魚を探すことを一番の楽しみにしている。かつてはJBバスプロトーナメントでの優勝経験を持ち、現在でも芦ノ湖(神奈川県)で開催されるNBCトーナメントに参戦。2019年は年間チャンピオンを獲得するほどの腕の持ち主。静岡県在住。
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ブログ:テイルウォーク開発日記