北海道!船釣り爆釣を夢見て
春の日本海沖から攻めるジギング!

船釣りで釣果をのばすコツ
魚探が反応しているタナをキッチリ攻めよう!

船釣りと陸っぱりとの釣り方の違いとして、一つに「魚探」があるということです。船釣りは水深の深いところでの釣りになるので、「魚探」がどの水深で反応しているのか? が重要なポイントになります。
たとえば50mの水深で25mラインに反応があるときは、50mの底をねらうよりも25mの深さにジグや仕掛がある方が釣れる確率が高いということです。というわけで、水深を把握しながら釣る方法を3つ紹介します。

(1)リールのカウンター機能を活用
ほとんどの船釣り用のリールには「カウンター」と呼ばれる水深がわかる便利な機能がついているので、それを使いましょう。

10_ マーキングされたPEライン
イメージですが大体が10mごとに色分けされています

(2)PEラインのマーカーを活用
カウンターが付いてない場合はPEラインによって10mごとに色分けされているものがあるので、ラインの色の変化で水深を測るという方法があります。

(3)リール1回転当たりの巻取り量から計算
色分けされているものは少し値段が高いので、今回私は出費を抑えるために1色のPEラインを巻きました。では水深のわからないリールとラインでどのように水深を測るのか?
「リールの1回転あたりの長さを利用します」 リールのハンドルを1回転すると「○○cm巻き取ります」という長さがリールごとに決められており、私のリールは1回転巻くと1m弱巻き取ることができるのでジグを底まで落とし、30回転ハンドルを回したらだいたい25m付近にジグがあるということになります。

これらのやり方を駆使しながら、魚探に現れた反応ダナにキッチリ仕掛やルアーを落としていくのが、船釣りでの釣果アップの基本となります。

夢の大海原での釣果は!?

11_ ソウハチガレイ
たしか人生初のソウハチ! 一夜干しにしていただきます

中層を意識しつつ底を中心に釣っていると、魚探から「ピピピピ!」っと釣れます警報が(※魚探に大きな魚群が映るとピピピピと警報音が鳴ります)。ホッケの群れが回ってきたようで、北條さんはジグを落としている最中にヒットした模様!
「ホッケの群れでないかい? 落としてる最中に来たよ!」と、北條さんはジグの上につけたジギングサビキでホッケをヒットさせ、釣果を伸ばしていました!

12_ 北條さん
北條さんにヒット!
13_ ホッケ3連
良型ホッケが3連チャンで(1尾外れて居ませんが)
14_ ジギングサビキ(ジグサビキ)
次回は私もジギングサビキでチャレンジしてみたいです!

そして、私にも待望のヒット!! 上手くホッケの群れに当てることができました! 30cmを超える良型のホッケに思わずニッコリです。

15_ 釣りシーン
私にもヒット! 重い!
16_ ホッケ釣果
30cmオーバーの良型ホッケ!

 

その後、ホッケの群れは無情にもいなくなり魚からのあたりもとおくなってしまったので、お昼過ぎたころに終了して帰港。
港に戻ってから、赤渕船長の好意で釣果をありがたくいただくことに。ホッケ10尾、ソウハチカレイ3尾、良型ギスカジカ3尾をお持ち帰りさせてもらいました。

17_ 帰港
18_ 釣果
私と赤渕船長の釣果
19_ 北條さんの釣果
北條さんの釣果。良型マゾイをゲットしていました!

みんながリリースするというギスカジカの身は?

帰宅後、「実は美味しい…」と聞いていたギスカジカをさばいてみました。
さばいた感じは、なかなか弾力があって綺麗な身をしています。おろしたあと1~2日くらい置いた方がちょうどよい弾力になりそうです。北條さんからススメられた通り、ほどよい大きさにぶつ切りし、フライにしてみましたよ。

20_ ギスカジカの身
21_ ギスカジカのフライ
フライにしてタルタルでいただきました

気になるお味は?
はいっ! めちゃくちゃ美味しいです。リリースする理由はありません!
おろした直後は白味魚よりもかなり弾力を感じたのですが、一旦冷凍してからのフライなので、ほどよい弾力になっておりフライ&タルタルソースが最高でした。

奥様: 「いつも思うけど、フライが美味しいのかタルタルソースが美味しいのか、どっちなんだろうね?」
私:  「そりゃ、タルタル様のおかげだよ~!!」

なんて冗談をフライとタルタルのときは毎回話しています(笑)。

 

ほどよい釣果と美味しい魚をいただけたので、結果的にとても楽しめました。
船釣りなんて、私にとってなかなか機会の少ない釣りなので、実は「船釣り=爆釣!」なんて方程式を思い描いていたのですが、やはり釣りは一概にカンタンなものではないようです…。魚がエサを食べたいと思う時間帯や潮まわり、カラーやアクション、エサなど、いろいろ考えながら釣りをしないといけないみたいですね(汗)。なにやっても釣れるときは釣れるのですが…(笑)。

そんな爆釣を夢見て、また釣りに出かけたいと思います!
北條さん、赤渕船長、ありがとうございました。

22_ 今回の釣りメンバー

 

レポーターREPORTER

花田 佳祐
プロフィール:花田 佳祐
1990年北海道札幌生まれ札幌育ち、札幌在住
母が「釣りしたい!」と言ったキッカケで家族一緒に釣りを始める。その後母はすぐに飽きたが、父と2人でドップリと釣りにはまってしまう…。ここ最近までルアーで根魚を主にねらっていたが、2~3年前から釣友の影響で初夏のヒラメ、カラフトマスに秋のサケなど、北海道をもっと楽しもうとさまざまな釣りに挑戦中!