釣りカケル食!やっぱ魚食べたいねん 美味しい魚なら何でもOK!?
若狭湾で旬の魚をねらう船の五目釣り

まずはお刺身とシンプルな塩焼きから

さて、楽しい釣行から自宅に戻り、釣れた魚たちを使って美味しい料理を作っていきます。
まずは気になっていたカイワリからトライ。船長いわく、メッチャ美味いとのことなので、とりあえずお刺身に。

11_カイワリの刺身
刺身にしてもシマアジっぽい身のカイワリですが、味もシマアジに引けを取らない美味しさです。写真奥はウマヅラハギ。釣りたてはコリコリとしていてこれまた美味です

身は淡泊ですが、しっかり脂が乗っておりとても美味! 私は初めて食べましたが、この魚はかなりオススメです。

12_カイワリ釣果
同船の友人はなんとこのカイワリを5尾もキャッチ。群れを捕まえれば連発する魚のようです

 

レンコダイは水分が多い魚のため、炙りと塩焼きに。

13_レンコダイの塩焼き
30cmほどのサイズでも1人でペロリといけてしまいます。柚子やレモンを絞って風味を加えるとさらにGOOD
14_レンコダイの炙り
炙りも定番! 水分が多くて甘みが強いというレンコダイのよさを引き出す逸品です

あくまで個人的な感想ですが、日本海側ではマダイよりレンコダイの方が旨味が強く、美味しい気がします。なぜこのように味に違いが出るのかはわかりませんが、海とは不思議なものですね。
(明石や鳴門のマダイは旨味も強く脂も乗っていて、とても美味しいのですが…)

 

お次は運よく釣れた大アジを。
ハイシーズンほど脂は乗っていないものの、臭みなくしっかりとした旨味がありとても美味しかったです。このサイズのアジを抜群の鮮度でいただけるのは釣り人の特権でもありますね。

15_大アジの刺身

 

まだまだいきます。お次は良型のアコウ!
3日間寝かせましたが、まだ歯ごたえは残っており、噛めば噛むほど旨味が溢れる、これぞ高級魚といったお味。こちらも市場では貴重なため、釣り人の特権的料理ですね。

16_アコウの刺身
17_熟成
熟成はワタとウロコを取り、水分をしっかり拭いてからリードにくるみます。そして大きいジップバックに入れ、できる限り空気を抜いてチルド室に保存するだけ。ペーパーは2日に1回は変えましょう。血の少ない白身の根魚などは1週間寝かせても大丈夫です

【番外】 刺身だけでは物足りない人に「即席しゃぶしゃぶ」

18_アコウの即席しゃぶしゃぶ

刺身もいいんですが、さすがに刺身だけだと変化がない…。そんな方にオススメなのが「即席しゃぶしゃぶ」です。

小鍋に少しだし汁を作るだけで、カンタンにしゃぶしゃぶを楽しむことができます。さっと湯通ししたアコウをぽん酢とネギ、もみじおろしで…、もう想像しただけでヨダレが出てしまいます(笑)。

19_しゃぶしゃぶ
お好みで豆腐を加えたり、雑炊にしてもいいですね

ズボラな最強飯?
「美味しそうな魚を全部入れた鍋」を作る!

20_湯引き
煮込む前には必ず湯引きをし、ヌメリと臭みを取りましょう。このひと手間だけでさらに美味しくなります

今回、私が最も楽しみにしていたのは、「とにかく美味しそうな魚を全部入れた鍋」を作ること!
若狭湾の幸をギュッと凝縮した美味しい鍋ができること、間違いないのでは?

作り方はシンプルに、だし汁に適当にぶつ切りした魚と食べたい野菜を入れ、煮込むだけ! 今回の具材はレンコダイ、カワハギ、アコウです。
魚と野菜からいい出汁が出て、なんとも上品なお味に…。カワハギもレンコダイもアコウも文句なしの美味しさ! シメの雑炊の美味さは言わずもがな。
ごちそうさまでした。

21_美味しそうな魚を全部入れた鍋
肉団子や水ギョーザを入れると、肉の出汁が出てさらに味が深くなるのでオススメです
22_魚のアラ
アラは旨味の塊! 骨が多く食べるのは難しいですが、絶対に入れたい部位です

 

今回は最初から釣れた魚を食べるのが目的での船釣りでした。
「若狭湾の美味しい魚を心ゆくまで楽しみたい」そんな考えがあるからこそ、釣りも料理も普段より楽しめたのかもしれません。

美味しい魚が獲れる所は日本全国にあります。たまには食べたい魚を決めてから釣りに行くのもヨシですね!

 

レポーターREPORTER

永井 翔
プロフィール:永井 翔
大阪出身、2020年度入社のハヤブサスタッフ。(現・九州営業所)
ライトゲームと船釣りをメインに、バス釣り、エリアトラウト、はたまた磯釣りまで、「美味しく食べるまでが釣り!」をモットーにエサ・ルアー問わずなんでも楽しむマルチアングラー。近畿大学水産学科で海の勉強をしながら釣具屋でアルバイトしていた経験や、持ち前のフットワークと気合を活かし、営業として全国を飛び回り釣行を重ねる…予定。
釣りのほかにも筋トレ、バスケ、スノボが大好きなスポーツマン。