NEW PRODUCT TALK ビギナーにもピッタリのかんたん釣法!
「直撃 ガンガン攻めるバリューブラクリ 5セット」で根魚攻略!

手軽に楽しめて初心者にもピッタリなのが「ブラクリ釣り」。ブラクリ釣りという名前に聞き覚えがない人でも、もしかしたら「穴釣り」と聞けばピンとくる人もいるかも? ブラクリはオモリ・ハリス・ハリで構成されたひじょうにシンプルな仕掛のため、サビキ釣りと並ぶ手軽な釣法のひとつだ。
そこで今回は、ハヤブサから発売中のブラクリ仕掛「直撃 ガンガン攻めるバリューブラクリ 5セット」にスポットを当てて紹介してみたい。

釣り場で宝探しならぬ「穴探し」が面白い!
ブラクリで“魚が潜む穴”を直撃すればアタリ高確率!?

カサゴ釣果

ふと思い返してみると、幼少のころ、週末毎に父親に連れられて堤防に釣行していた。その場所は長く続く堤防と、一部の箇所に消波ブロック(テトラポッド)が点在しているような釣り場だった。
いつもサビキ釣りから開始し、最初は釣れてくる豆アジやカタクチイワシに「ワァーキャー」と大興奮なのだが、たくさん釣れるとそのうちに飽きてきてしまう。

ブラクリ

そんなとき、目先を変えるために楽しんでいたのが「ブラクリ釣り」で、ここから魚が潜んでいそうな穴探しが始まる。この宝探しならぬ「穴探し」が実に面白いのだ。
幼心に「魚がいそう!」という穴にブラクリをスッと落として着底させる。そこに魚がいれば、すぐに竿先にアタリが出る。アタリがなければ次から次へと穴を攻めていく。仮にアタリが出てもそのすべてを掛けるのは難しく、そのもどかしさが楽しくもあった。

おっと、思い出話に花を咲かせてしまったが、つまり何が言いたいかというと、自身の幼少のころの経験からも、ブラクリは初心者や女性・お子さんでも手軽に楽しめる釣りというわけだ。

消波ブロック
宝探しならぬ「穴探し」は、思わず没頭してしまう楽しさがある

エサを付けて海底に沈めるだけ!
ブラクリのターゲットは底に棲む魚すべて!?

海底をねらう釣り人

冒頭でも述べた通り、ブラクリ仕掛はひじょうにシンプル。オモリ・ハリス・ハリで構成されており、ハリスもひじょうに短いため、初心者の方でも手前マツリの心配がない。そして、基本的にブラクリ釣り(穴釣り)では海底をねらう。付けエサの定番は青イソメ(虫エサ)、オキアミ、サバやサンマなどの切り身などを使う。
穴釣りのメインターゲットは、アイナメガシラ(カサゴ)が代表的だが、釣り場によってはムラソイなどが釣れることもある。大前提として底に棲む魚で、その魚が好むエサを付けて、なおかつハリが口に入る魚であれば、そのすべてがターゲットになり得るというわけだ。

直撃 ガンガン攻めるバリューブラクリ 5セット
直撃 ガンガン攻めるバリューブラクリ 5セット
オモリ3、4、5号の3種(ハリはいずれも丸セイゴ13号)、5個入り

自身も大好きなブラクリ釣りだけに、ハヤブサから発売された新製品の直撃 ガンガン攻めるバリューブラクリ 5セットが気にならないわけがない。早速、開発担当の田中氏に「こだわりポイント」などを聞いてみた。

「弊社から発売されているブラクリはさまざまな種類がありますが、今回の『直撃 ガンガン攻めるバリューブラクリ 5セット』は、そのなかでも定番のブラクリに位置付けられます。お陰様で発売からひじょうにご好評をいただいていますが、その要因としては、釣れる仕掛という点はもちろん、徹底的なコスト管理でお値打ち価格を実現できたことですね」

まさに商品名にもある「バリュー(=お値打ち)」のブラクリ仕掛というわけだ。また、ブラクリ釣りは狭い場所をピンポイントでねらっていくため、慣れない初心者の方はとくに根掛かりしやすくなる。その点、「ガンガン攻めるバリューブラクリ」は5個入りのため、根掛かりを恐れずに“ガンガン”攻められる。なにより“ワンコインでお釣りがくる”という価格設定も魅力だ。

ソロバン型は沈下しやすく小さな穴も攻めやすい!
さらに扇を描くように転がる動きが魚を誘う?

個人的に以前から気になっていたのだが、いわゆる一般的なブラクリ仕掛は、オモリの部分がひし形をした、通称「ソロバン型」と呼ばれる形状が多く目立つ。そもそも、それってなぜなのか…?

「ソロバン型は縦に細い形状をしていますので、オモリの直径が小さくなります。ブラクリ釣りの基本は、真上から“スーッ”と沈めていく釣りになりますので、ソロバン型にすることで、直径が小さく沈下しやすくなり、小さな穴も攻めやすいという利点に繋がるんです」

ソロバン型ブラクリ
オモリの直径が小さければ水の抵抗が減り、沈下しやすくなる

さらに田中さんは続ける。

「ソロバン型のメリットは、その転がり方にもあるかもしれません。丸型のオモリであれば海中の障害物の上をコロコロと転がるため、より深い場所まで落とし込めるという利点があります。一方でソロバン型は、障害物の上を扇状に転がるため、その動きが結果として誘いになっている可能性もありますね」

扇を描くように転がる
ソロバン型は、写真のように扇を描くように転がる。この動きが誘いになっている可能性も

なるほど。ブラクリに長く採用されてきたソロバン型には、やはりそれ相応のメリットがあるというわけだ。
また、前述の通り、ハヤブサからはさまざまなブラクリが発売されている。田中さんの話では、発売中のブラクリ仕掛を大きく区分すれば、「ガンガン攻めるバリューブラクリ」のような標準タイプから、「投げて巻いてくるのに適したタイプ」「投げて底を叩くのに適したタイプ」「もっと深く穴を攻められるタイプ」などをラインナップしているとのこと。まずは標準タイプの「ガンガン攻めるバリューブラクリ」で“ブラクリ道場”の門戸を叩いてみて、その後ステップアップしていろいろなブラクリを試してみるのも面白いだろう。

直撃 ルアー系ブラクリ メタルリグ スイムタイプ
直撃 インチク型ブラクリ ブラチク パールホワイト
直撃 穴撃ちブラクリ ドロップストライク
直撃 カサゴ丸
ブラクリの「直撃」シリーズ。写真左から「直撃 ルアー系ブラクリ メタルリグ スイムタイプ」「直撃 インチク型ブラクリ ブラチク パールホワイト」「直撃 穴撃ちブラクリ ドロップストライク」「直撃 カサゴ丸

 
 

カサゴ

最後に注意点をひとつ。消波ブロックに乗って釣りをする場合は、くれぐれも足下には十分に注意を払ってほしい。海水で濡れて色が変わっている部分はひじょうに滑りやすいからだ。滑りにくい靴を履くことは当然ながら、もしお子さんと一緒に釣行される際は、絶対にお子さんから目を離さないようにしていただきたい。
※消波ブロックでの釣りは危険が多いため、お子さんと一緒の場合は極力避けるのが無難だ

また、もしお子さんが未就学児であったり、足下に自信がない場合には、無理に消波ブロックの穴釣りにこだわらなくてよい。根掛かりの少ない場所であれば、チョイ投げで底をズル引きすればカサゴやアイナメがねらえる。ほかにも足下がしっかりとした堤防から、海中の障害物の隙間をねらうのも立派な穴釣りだ。ご自身に無理のない範囲でおもいっきり「ブラクリ釣り」を楽しもう。

そして、季節はいよいよ本格的な冬の到来。寒さ厳しい日が続くが、魚の身に脂が乗る季節でもあり食味がグンと増す。この機会に冬のブラクリ釣りデビューを飾ってみてはいかが?