NEW PRODUCT TALK DROP SHOT RIG SET
イージー&スピードセッティングの恩恵を受けよう

春真っ盛り。ブラックバスはスポーニングシーズンを迎えて、バスアングラーは時間を惜しんでフィールドへ繰り出している。今シーズンこそランカーを手にしたいと願うビギナーからバスフィッシングを生業にしているプロまで、一年を通して最も沸き立つシーズンだ。しかし、天候が安定しない春のゲームは簡単ではない。訪れるチャンスが少ない日もあれば時合いが短い日もある。そんな厳しい局面で活躍するのがドロップショットリグだ。

数回のキャスト機会を失うことの重要性

ドロップショットリグ

人気のバス釣りで定番のドロップショットリグ(ダウンショットリグ)。ブラックバスがタフった場面で口を使わせたり、ディープに潜むバスを魚探でねらい撃ちするシューティングの釣りに有効なリグとして、その使用頻度は実に高い。そんなバス釣りに欠かせないドロップショットリグを、現在、多くのアングラーがフィールドでリグっているはず。確かに仕掛を作るのに大した時間はかからないので、数分もあれば簡単にセッティングすることが可能だ。とはいえ、リグることに時間を費やすことは数回のキャスト機会を失うことになり、しいては釣果に大きな影響を及ぼす。絶好のチャンスが訪れたにもかかわらず、不運にもリグるのに手間取ってしまい貴重なバイトを逃した経験は誰にでも一度や二度はあるはず。
そこで今回は、ハヤブサよりリリースされた誰にでも簡単に手早くドロップショットリグをセッティングできる『DROP SHOT RIG SET』を紹介したい。

仕様図

商品開発課の中川氏に、このアイテムの特長を伺った。
「バス釣りをはじめルアーフィッシングのリグはシンプルなレイアウトが多く、これまで完成仕掛を携帯するという概念はありませんでした。しかし、琵琶湖南湖を中心に年間200日超えのガイドを行なっている平村尚也プロが実釣での有効性に触れ、『フィールドで完成仕掛を使用することでリグる時間を大幅に割愛できれば、キャスト回数が増えてバイトチャンスが高まる。ドロップショットの完成リグをリリースしてほしい』と提案してくれたのです。複雑な仕掛を用いるジャンルに見られる既存の完成仕掛といえばビギナー向けのイメージが強いと思いますが、DROP SHOT RIG SETはワンランク上を目指すエキスパートに使っていただきたい本格仕様のアイテムです」
DROP SHOT RIG SETの開発テーマは『時短』。仕掛巻きの台紙に巻いたドロップショットの完成リグが2セット入っている。仕掛上部のスイベルにラインを結んでリグを伸ばし、シンカーを付けるだけでドロップショットリグが完成する優れモノだ。リグ作成の時間を大幅に短縮できるのでチャンスタイムを逃さない。

オカッパリ
タックルを1セットで挑むことの多いオカッパリこそ時短の恩恵は大きい。巡ってきたチャンスを逃さない

細部にこだわった超実戦向けリグ

ハリはドロップショットリグ専用の軽量ファインワイヤーフック「DSR132 AERO DOWN SHOT」を採用。鋭いエアロポイントが特長のマスバリで、バスの口内に厚く掛かるのでバレにくいと評価が高く、スレ切ったフィールドで使用するトーナメントプロも多い。3、4、6の3サイズで、フックポイントをベストの姿勢でキープする軸結びでセットされている。

フック軸結び
フックは鋭いDSR132。フックのポイントが常に上を向く軸結びを採用しており、結びの強度も抜群だ

仕掛糸は耐摩耗と感度に優れるフロロカーボンライン。フックサイズ3には6lbs、4と6には4lbsを使用。そして、フックの下10㎝より5㎝刻みで5ヶ所に結びコブができており、バスの活性やウィードの生え具合を見ながら自動ハリス止めシンカーを好みの位置に固定できる。
「数人で同時にDROP SHOT RIG SETを使うと、どの位置にシンカーをセットしてアタリが出たのかという重要な情報が共有できる点も大きなメリットですね」と、中川さんは結びコブの活用法をアドバイスしてくれた。
そして、仕掛上部のスイベルはダブルローリングスイベル仕様。ラインのヨレを防止するので、ストレスなく釣りに集中できる。

ダブルローリングスイベル
仕掛上部のダブルローリングスイベルが糸ヨレを防止するので、ライントラブルの心配はない

なお、このDROP SHOT RIG SETは、フックを収納するインナーバッグをファイルした「ハヤブサ フックファイル BASS1」にピッタリ収納できるので、かさばることなく携帯もスムーズだ。

ハヤブサ フックファイル BASS1
ハヤブサ フックファイル BASS1
ハヤブサ フックファイル BASS1

これまで釣れなかった1尾をキャッチ

 バスフィッシングにおいてワンモアキャッチするためにはフォローのキャストが重要。例えばトップウォーターゲームを楽しんでいると、バスがアタックしてきたにもかかわらずフッキングしないケースが少なくない。このとき手早くスナップからプラグを外し、ドロップショットリグに交換してアタックのあった辺りにワームをキャストできる。フックを袋から取り出して最初からリグっていたのではフォローできない。素早い交換が可能なDROP SHOT RIG SETだからこそ、これまで引き出せなかったバイトが得られる場面は多々ありそうだ。
 まさに時短こそ、どんなテクニックにも勝る大きな武器になる。ここぞの場面で迷わずDROP SHOT RIG SETを取り出して、メモリアルフィッシュを手にしていただきたい。

オーバーハング
トップウォーターゲームにありがちなバスのミスバイト。素早くリグをセットしてオーバーハングの下にキャストすれば…
マヅメ時
キャスト回数が増えれば当然ながらバイトも増える。特にマヅメ時などのチャンスタイムは数分のロスが釣果に大きく影響する

関連動画: ダウンショット時短アイテム「ドロップショットリグセット」平村尚也が解説