NEW PRODUCT TALK 一刀両断 太刀魚テンヤ フック可変式

夏の暑さもすっかりやわらぎ、いよいよ本格的な秋の釣りシーズンが到来する。秋は、さまざまな欲が満たされる季節である。「実りの秋」「味覚の秋」そして「食欲の秋」。すべて食べることに関するものだが、釣り人にとっては「楽しく釣って、おいしく食べて」が一番欲求が満たされるものではないだろうか。いろいろな魚たちが旬を迎えるが、そのなかでもタチウオは絶対に外せない。今回は、この先ますますおいしくなるタチウオをより楽しんで釣っていただけるアイテムを紹介していこう。

太刀魚テンヤ フック可変式

今回紹介するのは「太刀魚テンヤ フック可変式」。開発担当の田中氏にいろいろ話を聞かせていただいたので、それをもとに進めていこう。

まず最大の特長は見れば必ず目に留まるフックシステム。通常1つしかないフックが2本。これは初の試みである「マルチフックシステム」で、なんとリアフックが脱着可能。トリプルフックや形状の異なるシングルフック、ワイヤーアシストフックなど自身の考えや戦略にもとづいて装着可能となっている。また今までにない発想として集魚パーツなどの装着にも対応しているという。まさに変幻自在のフックシステムなのだ。



マルチフックシステムによる一番の利点は、このテンヤひとつでいろいろなエサが自由に、しっかりセットできること。ドジョウやイワシなどの長いエサはツインフックでセット。尻尾ばかりを噛む小さなアタリも腹部に激しく噛みつくアタリも、ツインフックがその1尾を逃さない。またキビナゴやサンマ・サバなどの短い切り身エサにはシングルフックでセット。全身がマッチすることで違和感を与えずハリ掛かりさせられる。また、低活性時のウラ技として長いエサをより自然に見せ誘えるように、シングルフックのみで挑むと効果的だとのテスト結果もある。
このことから各種エサを用意しておけば、当日のあらゆる状況に対し、いろいろと考え思いついたことを瞬時に試すことができ、「思い通りに食わせた!」「思い通りに釣った!」といった釣り人として一番嬉しく、満足感ある釣りができることだろう。

図解イラスト
オモリヘッド部

ヘッド部のオモリのサイズは2号~20号の全8アイテム。堤防やボート釣りに最適なラインナップになっている。ヘッドのカラ―はタチウオに対しアピール力抜群の腹側夜光&ホロ仕様となっている。釣り方は基本タダ巻き。各レンジをキープできるよう引いてきて当日のヒットレンジを探る。活性の有無でストップ&ゴーも効果的だ。
フォール中にアタリが多くあるときはフォールスピードが重要となってくるので、オモリを各号数そろえておくとより好釣果につながる。また、当日の潮の状況や水深など状況にあわせレンジキープもしやすく攻めやすくなる。思い思いの戦略が実現でき釣りの楽しさを存分に堪能できることだろう。

夜釣りシーン

まだまだ、楽しめるタチウオゲーム!今秋は、おもい通りの戦略で釣り上げたタチウオで食欲の秋を満たしていただきたい。