No.6 フィッシングナカジマ 中嶋和輝さんの場合
今月のおすすめアイテム
- 堤防メバル五目 ベーシックモデル胴突
ふかせ真鯛 21m3本鈎
「北西の季節風が吹き荒れる日本海に面した冬の丹後地方は、釣りものも少なくて本当に厳しい時期なんですけど、地元で人気があるのが防波堤でメバルやガシラをねらう探り釣りです」というフィッシングナカジマの中嶋和輝店長がオススメしてくれた仕掛が『堤防メバル五目 ベーシックモデル胴突』だ。
釣り場は北西風の風裏になる宮津湾一帯の漁港など。20cm強ぐらいまでのメバルやガシラがけっこう釣れるという。「人気がある…というより、これしかない! と言ったほうがよいかも?」という中嶋店長によると、最大のオススメ理由は全長1mで2本バリというシンプルさなのだ。エサに生きたシラサエビを使う関係もあり、かじかむ指先で何本もあるハリにエサを刺すのはけっこうめんどうだし、長い仕掛はトラブルの元。ハリには細軸のチンタが採用されており、ピンピン跳ねるシラサエビの尾羽根の付け根にチョン掛けするのもスッと刺せて苦にならない。
丹後地方の長い冬が過ぎ待ち遠しい春がやって来ると丹後沖は乗っ込みマダイのシーズンだ。「僕もこの釣りが大好きなんです。めちゃ面白い!」と中嶋店長がいうのは船の完全フカセ釣り。船をアンカリングしトモから完全フカセの仕掛にオキアミを刺して流し込んでいく。魚が食えば一気にラインが走るというスリリングさがたまらない。「僕も2016年5月半ばに経ヶ岬沖から中浜沖に釣行したんですけど、残念ながら僕にはマダイは来ませんでしたがヒラマサやメダイの強引で大いに楽しめました」という店長のオススメが『ふかせ真鯛 21m3本鈎』だ。最大の特長はハリスに信頼性が高いシーガーエースを使用している点と、エダスを出す部分に回転ビーズではなく編み込みを採用し「メーター級の大ダイや大型の青物が来ても問題なし」という頑丈さ。
またハリにオキアミ専用という掛かりやすいタイプを使用しているのも見逃せないという。21mと仕掛が長くなるとハリ掛かりしにくくなるため掛かりがよいハリが付いていることが重要なのだ。「逆に12m以下の同シリーズの仕掛には伊勢尼太地というハリが採用されていまして、仕掛が短い分、ハリには掛かりのよさよりも頑丈さが求められるんです」という中嶋店長。仕掛長短の使い分けは潮流の速さにもよるが、最大の目安になるのは魚の活性。高活性で食いがよいときは短い仕掛、低活性で食いが渋い場合は長い仕掛ということだ。
丹後沖の完全フカセ釣りのマダイベストシーズンは乗っ込みの5〜7月と、落ちダイがねらえる10〜11月。2017年春、丹後沖にチャレンジされる際は「ぜひ当店にお立ち寄りを」という中嶋店長に、この釣りのコツなどをアドバイスしてもらえば大ダイに一歩近づけること間違いなし!
フィッシングナカジマ
住所:京都府宮津市須津67−1
HP:https://ameblo.jp/illblack/