NEW PRODUCT TALK 湖翔ワカサギシリーズ 瞬貫わかさぎ

湖翔ワカサギシリーズ 瞬貫わかさぎ

釣りをよく知っている釣り人程、ハリには特にこだわるもの。そして釣り人と魚を結ぶ一番最初のパートともなるところであり、刺さりの良いハリは確実に釣果に差をつけるのだ。

触れるだけで刺さるほどの驚異の貫通性能を実現した『瞬貫わかさぎ』のハリに採用されたのはフッ素コーティング鈎。高炭素鋼を化学研磨した高品質鈎にフッ素コーティングを施した鈎は、低摩擦性に優れているだけでなく、金属特有のギラつきを抑えることにより鈎の存在感を魚に気付かせないステルスカラー仕様となっている。

湖翔ワカサギシリーズ 瞬貫わかさぎ

その名の通り、アタリのあった一瞬を逃さずに確実に魚の顎を貫きフッキングを決める。状況に応じて様々な攻め方が必要とされるワカサギ釣りでは鈎の差が顕著に出ると言われている。繊細なアタリを感じ取り、確実に魚にハリを掛けることの出来る高いフッキング性能が常に要求されるのだ。

さらに『瞬貫わかさぎ』ではハリ以外にもこだわっている。繊細なワカサギの反応を見逃さないために、高感度フロロ<スーパー渓流 馴>を仕様している。高比重で水馴染みの良い、適度な張りのある高感度ラインを採用することで、フッ素コーティング鈎のポテンシャルを最大限に引き出してくれる。暗い水中でもワカサギにアピールするための<ケイムラ留>など、ハヤブサならではのこだわりの詰まったワカサギ専用仕掛なのだ。

開発担当者に聞いてみた!

Q.従来のわかさぎ用仕掛の製品と比べて、改良、もしくは特化した点とは?

A.最大の特長は、他社に先駆けてワカサギ仕掛の鈎にフッ素コーティング鈎を使用した事です。この加工を施した事で、竿先にアタリが出にくい、わずかに触れるようなアタリも、一瞬で掛ける事が可能になりました。その他、紫外線で発光するケイムラ留なども採用しています。

Q.フッ素コーティングにより鈎の貫通力が上がる仕組みは、具体的にどういったものなのでしょうか?簡単に剥がれてしまったりはしませんか?

A.一般的に、フライパンの底などに焦げ付き防止などで施されているフッ素コーティングと同じコーティングを鈎に施しています。これにより、同加工がなされていない同じ鈎と比較すると、平均で20%と驚異的な摩擦抵抗の軽減に成功し、その結果貫通力もアップしています。また、コーティングが剥がれるのでは?とのご質問もございますが、塗装のコーティングではなく、フッ素樹脂を配合した特殊メッキなので、通常の使用で剥がれる事はございません。

Q.ハリの形、本数に幾つか のタイプがありますが、その使い分けのコツ等はありますか?

湖翔ワカサギシリーズ 瞬貫わかさぎ
●スペック
鈎:0.8~1.5号
ハリス:0.2号
幹糸:0.3号
入り数:6本鈎1セット
全長:70cm
仕掛形態:淡水・胴突式

A.鈎形状は現在、秋田キツネ型と細地袖型とキツネ型の3タイプです。
秋田キツネ型はフトコロ幅が狭く、鈎先は若干内側を向いているワカサギ専用に特化しています。平均サイズが小さな場合や、吸い込みの弱いタフンディション時などに絶大な威力を発揮します。

キツネ型は秋田キツネよりも太い鈎を使用しています。北海道など、大型が多い地域で支持されていますね。

細地袖型は、従来の袖鈎よりも軽量短軸で、フトコロ幅が広く、鈎先もストレート部分が多いので、掛け易いです。平均サイズが大きな場合や、サシ虫やアカムシなども挿しやすいので、手返しも良いです。

現在、リリースされているアイテムの鈎数は5本鈎・6本鈎・7本鈎です。
5本鈎は扱いやすいので、初心者にオススメ。手返し重視。電動二刀流にもマッチします。

湖翔ワカサギシリーズ 瞬貫わかさぎ
●スペック
鈎:0.8~1.5号
ハリス:0.2号
幹糸:0.3号
入り数:6本鈎1セット
全長:70cm
仕掛形態:淡水・胴突式
湖翔ワカサギシリーズ 瞬貫わかさぎ
●スペック
鈎:0.8~1.5号
ハリス:0.2号
幹糸:0.3号
入り数:7本鈎1セット
全長:80cm
仕掛形態:淡水・胴突式

6本鈎はスタンダードですが、一番下の枝だけ長くしているので、底ベタ狙いも可能です。7本鈎は数狙いや広い層を狙うのに有効です。

仕掛全長や鈎数、仕様などから、用途に合わせたアイテムをセレクトして頂ければと思います。今年は、ベーシックモデルに加えて、ハリス長さを変え、時間差でワカサギにアピールする階段タイプ段違い仕様や、交互タイプの段差仕様もリリースされていますので、これまで以上に幅広いシチュエーションに対応出来ると思います。