オモシロ釣り商会 No.6 “冷蔵アジ”でコスパ最強!ラクしてねらう「アオリイカ釣り」

世の中にはまだまだ知らない釣りがある?
新しい、そしてオモシロい釣りを探求している僕、オモシロウくんが、日々仕掛開発にいそしみ、さまざまな釣りに触れている仕掛の開発担当からユニークな釣り方を聞き出し、釣り好きのみんなにお届けする当「オモシロ釣り商会」。開発担当者だからこそ知っている情報を、あの手この手(?)で、つぶさに聞き出してみるよ!
そんな第6回の今回は、開発のリーダーを勤める田中さんから「冷蔵アジでねらうアオリイカ」の釣り方を教えてもらったヨ。まだまだ知らない、オモシロい釣りはあるもんだね~。

「冷蔵アジでねらうアオリイカ」ってな~に?

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突然だけど…最近の物価高騰の影響は、日用品や食費だけじゃなく、僕たち“趣味人”にとってもなかなかのキビシさがあるよね~。ガソリン代もビックリするような価格になっちゃって……。でもでも、余暇を楽しむ趣味は日々の息抜きでもあり、日常に活力を与えてくれる大切な時間だよね。
今回教えてもらう「アオリイカ釣り」は、“コスパ最強!”ってことだけど、一体どういうことなんだろう? 一般的にアオリイカをねらうには、テクニックだけじゃなく、いろいろと道具も要りそうなイメージだけど…。僕(Oくん)にも分かるように教えて、田中さん!

田中さん

「そうだね。まずは、今回の釣りが一体どういったモノなのか、ざっくりと解説しようね」

Oくん

「お願いします!」 

田中さん

「まず、この釣りは堤防や地磯からアオリイカをねらうウキ釣りで、釣りをする時間帯は夜や朝夕のマズメがメイン。電気ウキを眺めながらアタリを待つ、とってもシンプルなスタイルの釣りなんだ。
エサに使うのは『冷蔵アジ(冷凍でもOK)。もしくは、同サイズの魚ならスーパーで手に入るもので代用できるよ。そして、仕掛のセットも難しくなくて、道糸にウキ止めを入れて電気ウキをセットし、オモリ(ナツメオモリなど)を通すだけ。あとは仕掛を結べば完成だね」

Oくん

「ウキ釣りってことだけど、思ってたよりもカンタンかも…。でも、ほかの釣りとそんなに変わらない?」 

田中さん

「いやいや、カンタンなだけじゃないよ。この釣りの一番のメリットは、なんといっても“コスパ”のよさ! もちろんエサとしては『生きアジ』の方が釣果は出やすいんだけど、最近は1尾200~250円くらいすることもあって、なかなかエサ代が嵩んじゃう…。その点、『冷蔵アジ』なら5尾で200円くらいから。つまり、1尾50円ほどで手に入るから、エサ代をかなり抑えられるのは大きな魅力だね。
しかもアオリイカは高級食材! キロ単価で3000~5000円くらいすると言われているから、大型が釣れるとかなりオイシイターゲットなんだ」

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田中さん

「釣り方も、仕掛立て同様にシンプルで、ウキ下をしっかり合わせられれば、基本はアタリを待つだけ。手軽に楽しめて夢もある、そんなアオリイカ釣りなんだ」

Oくん

「へぇ~! カンタンプラス、オイシイってわけか~」 

どんなトコロで釣る?
ねらいは藻場とストラクチャー!場所選びの基本

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とはいっても、実際に釣りをするとなると、知っておかなければならないコトはまだまだありそうな…。どこでも釣れるってワケではないだろうし、いつでもってワケでもないのでは? もっと具体的に教えて田中さん!

田中さん

「釣り場は堤防や地磯が基本だね。みんながよく行く漁港なら、先端や外向き、内向きに関わらずどこでもOKだよ。潮通しさえよければ、そこまで神経質に考えなくても大丈夫なんだ。
それよりも大事なのが“藻場があるかどうか“。とくに春シーズンはここがかなり重要になるよ。藻場や沈み根みたいなストラクチャーがある場所は、産卵を意識したアオリイカが集まりやすく、エサとなる小魚も多い場所。おまけに身も隠しやすい最高のポイントなんだ」

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田中さん

「ちなみに、ヤエン釣りやエギングの場合は、水深に合わせた細かい調整や難しいテクニックが必要なこともあるよね。でも、このウキ釣りならウキ下を固定できるのが強み。藻場や沈み根の深さに合わせてウキ下を調整すれば、根掛かりしづらいのがイイトコロだね」

Oくん

「藻場やストラクチャーがポイントなんだね。じゃ、シーズンは?」 

田中さん

「釣りのシーズンとしては、アオリイカがある程度育ってサイズが出てくる時期がねらい目。目安としては例年10~6月(晩秋から初夏)まで楽しめる釣りだね。なかでも、やっぱりメインになるのは春シーズンかな」

Oくん

「ナルホド! 春シーズンかぁ」 

タックルやエサはこんな感じ

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ほかには? タックルや道具についても知りたいな!

田中さん

「タックルは、そこまで特別なものを用意しなくても大丈夫だよ。目安はこんな感じだね。
ロッドは磯竿で長さは4.5~5.4mくらい、1.5~3号あたりが使いやすいよ。もしくは堤防で気軽に楽しむなら、ルアーロッドやコンパクトロッドでもOKだね。そして、リールは3000番クラス。道糸はナイロン3~4号くらいを目安にしておけば問題ないよ。
ウキは電気ウキで5号前後。オモリ(ナツメオモリなど)は3号くらいが目安かな。基本はウキの号数からマイナス2号くらいを考えておくとバランスが取りやすい。ここにエサのアジの重みも加わるので、その点も頭に入れておこうね」

Oくん

「チョット難しくなってきた…。参考タックル&仕掛図を見た方が早いかな」 

【参考タックル】

●ロッド

磯竿 4.5~5.4m1.5~3号

●リール:

スピニング 3000番クラス

●道糸:

ナイロン 3~4号

●ウキ:

電気ウキ 5号前後

●オモリ:

(ナツメオモリなど)3号 基本はウキの号数からマイナス2号くらい

08_ タックル図(仕掛図イラスト)

田中さん

「そのほか、釣りに必要な道具を準備すればOKなんだけど、この釣りで大きいのが『生きアジバケツが不要』なこと!
一般的に『生きアジ』を使う釣りだと、海水を入れた重いバケツを運ぶのがなかなかの重労働なんだよね…。でも『冷蔵アジ』を使えばそれがいらない。荷物が軽くなるから、少し遠い釣り場にも行きやすいし、空いているポイントを選びやすくもなるんだ。これは“コスパ”のよさに次ぐメリットかもしれないね」

Oくん

「生きアジバケツが要らないのは嬉しいな。重い荷物を抱えて釣り場に向かうのは大変だもんね。荷物が少ないのは助かる~!」