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冬の風物詩として親しまれているワカサギ釣り。「冬の釣り」と聞くと、多くの方は「寒そう」「特別な道具が必要」というイメージを抱くかもしれません。ですが実際は、とても手軽にできる冬レジャーの1つでもあるのです。
今回訪れたのは、富士山の麓に広がる冬の人気釣りスポット「河口湖」。初心者OK、手ぶらOKという手軽さに惹かれ、実際どれほど気軽に楽しめるのかを確かめに行ってきました! 私自身、ワカサギ釣りは2年ぶりの2回目。ほぼ初心者の目線で体験した河口湖ワカサギ釣りの魅力をたっぷり紹介します。
ワカサギ釣りは釣り初心者でも手軽に楽しめる
小さな魚を数釣りで楽しむ魅力
ワカサギ釣りの特長は、なんといっても「数釣りのワクワク感」。ワカサギは体長10cm前後の小さな魚ですが、湖の中を群れで移動しているため、1度回遊が入れば連続して釣れることも珍しくありません! まさに、「ビギナーでも釣果を得やすい」釣りでもあるのです。
釣れるサイズこそ小さくても、釣れる喜びは本格的。竿先のわずかな振動に気づいてアワセる、そして上げてみたら3尾、4尾とぶら下がっている! こうした成功体験が短い周期で訪れるので、「釣りは初めて」という方でも飽きずに楽しめるのではないでしょうか。

初心者でも挑戦しやすいスタイル
ワカサギ釣りが人気を集める理由の1つが、その「手軽さ」です。普段使う堤防釣り用のタックルでは釣れないことは想像できますが、だからといって最初から専用の道具をそろえる必要もありません! 今回お世話になった河口湖のワカサギドーム船「ポワル」さんでも、釣りに必要な道具はすべてレンタル可能。竿、リール、仕掛、エサまで一式そろっているので、初心者でも手ぶらで気軽に挑戦できました。

タックルや仕掛のほかにも、釣れたワカサギを入れておくバケツ(ハリ外し付き)や、「たたき台」と呼ばれる竿や電動リールを置いておくための専用台なども無料でレンタルできます。「ワカサギ釣りって何が必要なんだっけ?」という心配はないというわけです。


冬でも快適!河口湖のワカサギ
河口湖は関東屈指のワカサギフィールド
河口湖は、関東首都圏からアクセスしやすいワカサギ釣りスポットとして人気が高いスポット。高速道路を使えば東京から約2時間と、日帰りでも無理なく訪れられる距離感が魅力です。
また、観光地としても有名なため、前日にホテルや旅館に泊まり、翌朝ゆっくりワカサギ釣りを楽しむといった過ごし方もおススメです。

河口湖は、毎年漁協によるワカサギの放流が行われているため、魚影が安定している湖としても知られています。冬はワカサギが群れで固まりやすく、釣果が出やすい時期。初心者でも十分に“釣った感”を味わえるのが魅力です。
ちなみに、私が体験した日のトップ釣果はなんと666尾! お隣の席の方がその記録を叩き出したのですが、エサ付けから取り込み、再投入までがとにかくスムーズで、2台の電動リールを見事に操っていました。あまりに鮮やかな手さばきに、自分の釣りを忘れてつい見入ってしまうほどでした(笑)。

さらに、湖上のドーム船には外に出られるテラスがあり、そこから見上げる富士山の迫力は格別でした。朝は空気が澄んでいるため、うっすら雪化粧した富士山が一段とくっきり見えます。こうした贅沢なロケーションを味わえるのは、まさに河口湖ならではです。

ドーム船で寒さが気にならない?

冬場の釣りは「寒さ」が最大のネックですが、河口湖のワカサギ釣りではその心配はほとんどありません。多くの釣り施設で導入されている「ドーム船」は、その名の通りドーム内で暖房設備が整った専用空間! 湖の上とは思えないほど暖かく、取材当日は気温が2℃でしたが船内は驚くほど快適に保たれていました。

釣りはというと、座席の足元にある穴から仕掛を落とすスタイル。イスが用意されているので、座ったまま落ち着いて釣りに集中できます。飲み物や道具を置くスペースもしっかり確保されており、手元がごちゃつく心配もありません。
さらに、窓越しに差し込む柔らかな自然光のおかげで、船内はちょっとした“湖上の個室”みたいな雰囲気に。「外は寒いのに、船内はポカポカ」というギャップが心地よく、たとえ釣れない時間があっても、つい長居したくなるほど快適に過ごせました。


さらに「ポワル」さんではレストランも運営しているため、土日祝日に限りお弁当の注文が可能です。お昼になると、できたてホカホカのお弁当を届けてくれるので、私はテラス席に出て、富士山を眺めながらゆっくりいただきました。レストランが手掛けるお弁当だけあって、味はもちろん折り紙付きです!


河口湖ワカサギドーム船ポワル
住所:〒401-0302 山梨県富士河口湖町小立
TEL:090-1466-7890
HP:https://poele.fujilocalbrand.com/dome-boat/