旨いもん見つけた！ No.88 独断ご容赦！ハヤブサ営業マンおすすめアフターフィッシング「激旨ラーメン」編
営業部・西健太さんの場合

「旨いもん見つけた！」第88回は今年2月から九州エリアは鹿児島県、宮崎県、大分県、佐賀県の営業担当になった西健太さん。今回紹介してくれたのはご本人の出身地でもある鹿児島県内のお店で、甑島方面などへの渡船や遊漁船基地である串木野と自宅からも近い鹿児島市内の中華料理店。外海なら磯のグレ釣りを始めオフショアの大型青物、波静かな錦江湾なら大型マダイにモンスター級のタチウオなど、年中釣りものに事欠かない鹿児島釣行の際にぜひ立ち寄ってみたい。

漁業基地ならではの和風の味わい
「まぐろラーメン」中国料理 味工房みその

「遊漁船基地の串木野港への釣行時、釣り終了後のランチでよく利用するお店なんです」と西さんが言うのが「中国料理 味工房みその」だ。串木野といえば九州でも指折りの漁獲高を誇る漁師町だが、その串木野に水揚げされるマグロをふんだんに使用したメニュー、それが同店の看板にもなっている「まぐろラーメン」だ。

「とにかくつるつるモチモチ食感の麺が、あっさりしたスープによく絡んで美味しいんです」と西さんがベタ褒めする「まぐろラーメン」は、マグロの頭と野菜をじっくり煮込み、さらに昆布、鰹節からとった一番出汁をブレンドした和風スープを使用。また、そのスープによく絡むように作られた細めのちぢれ麺である「まぐろラーメン専用麺」を合わせている。とにかく徹底的に「マグロ」にこだわったラーメンだ。

「実はトッピングもマグロなんです」と西さんが言うのは、チャシューの代役というより主役級の「漬けマグロ」で、これがまた抜群に美味しいのだとか。さらに面白いのが「食べる途中にワサビを入れるのがお約束なんです」というシステム。「まぐろラーメン」ならではの味変も楽しめるのが実にユニークだ。

酸味が利いた薩摩隼人の御用達
「担々湯麺」満正苑

「実家から近く子どものころから通っているお店なんですが」と西さんが紹介してくれたのは「満正苑（まんしょうえん）」という中華料理店で、看板メニューである「担々湯麺」が西さんの長年のお気に入りだ。

一般的に担々麺といえば辛いというイメージが強いが、同店の「担々湯麺」は辛さよりも酸味が強いのが特徴という。西さんによると麺は中太のストレートでトッピングの温泉卵と青梗菜（ちんげんさい）との相性も抜群なのだとか。

「この担々湯麺と同時にオーダーするチャーハンもパラパラ系で、味がしっかりしていて本当に旨いんです」と西さんも言うように、地元でもとくに人気店のようでお昼時は入店待ちの行列ができることもあるのだそう。「夏場の限定メニューの冷やし中華も人気なんです」とのことで「年中、脚を運びたくなるお店です」と、帰郷が待ち遠しいだけでなく地元の鹿児島営業に力が入る西さんだ。