魚さばきに必要なアイテム!
安価に済ませる?それとも、専門のものを購入?

読者のみなさんは、ほとんどの方が釣りやアウトドアが趣味で、その一環として、「釣った魚を持ち帰って食べたい」といった具合ではないでしょうか。しかし、あくまで趣味の一環で、仕事で魚をさばいたり、調理器具を使うわけではありませんので、それを毎日使うプロの料理人のように、高価な物は必要ないのではないか…と、私は思っています。こだわりがある人は別ですが、一般の方はある程度さばければよいと思う人が多いのではないでしょうか…。
私もその1人で、高価な物でなくてもちゃんと魚がさばければそれで十分満足です。そしてその道具のほとんどが、ズバリ! 100円均一ショップでそろってしまうのです。

100円均一ショップで十分なアイテムは多い

問題なく使える「ウロコ取り」

03_ IMG_0345

まずは魚をさばくときに一番必要であろう「ウロコ取り」からご紹介します。
100円均一ショップのウロコ取りは素材がステンレスで十分力もあり、ウロコが問題なく綺麗に取れます。私はずいぶん前から使っていますが、昔は柄が木でできていて刃も単純でした。しかし、現在はオールステンレスになっていて前よりも刃が鋭くアップデートされています。
昔のものと比べると刃に凹凸があり、より一層きめ細やかに仕上がっている感じです。これでズバリ100円(税込み110円)なので、びっくりですよね。ウロコが立派なマダイも、完璧にウロコを落とすことができました。安くても使えなければ意味がありませんが、こちらは何の問題もありません。初めてのウロコ取りに、ぜひ使ってみてください。

ヒレやトゲなどの除去には「万能バサミ」

04_ 0339

日々欠かせない家事の道具として大活躍してくれる「万能バサミ」は、魚をさばくのにも欠かさないアイテムの一つです。ヒレなどにトゲがある魚は、まず万能バサミでヒレやトゲを除去(カット)しておけば安心です。とくにヒレなどに毒がある魚は、死んでいても毒が生きているので注意が必要。釣ってきた魚は鮮度がよい分、毒も新鮮(?)なので、早めにカットしておいた方がよいでしょう。

万能バサミはプロ用であれば3000円~4000円してしまいます。しかし、こちらも100円均一ショップでゲットできるアイテム。初め使ったときは「100円なので大丈夫かな~?」と思いましたが、想像をはるかに上回るよいクオリティに感動しました…。これは100円均一ショップをハシゴして、いろいろな万能バサミを見たくなる人も出てくるんではないかと思ったほどです。一度使ったらほかの道具が使えなくなるかも…?
また、仮に錆びてしまっても、使い捨て感覚で使えるのも100円均一ショップならではなのかと思います。お手入れもしやすいスグレモノなので、ぜひチェックしてみてください!

魚の血合い取りには「浴室用ブラシ」

05_ IMG_0342

本当はプロ用の「ささら」が一番使いやすく、血合いも綺麗に取れます。しかし結構高価で、毎日使わないのであればそんなに高価な物は私には必要ないかな…と感じていました。そんなときによいアイテムに出会いました。100円均一ショップで見つけた「浴室用ブラシ」です。こちらが代用できます。
少し毛が硬いですが大型の青物など、血合いが多いお魚にはとくに最適です。一方、小さいウロコの魚や身が柔らかい魚などに使うと身まで傷めてしまうので、毛が細く柔らかい物をチョイスするとよいでしょう。結構いろいろな種類やサイズのラインナップがあるので、自分に合った物を使うとよいでしょう。サイズ分けしておくと、とても使いやすくオススメです。価格も1個100円なので間違えてもそんなに出費も痛くありません。

まな板の水切りに「水切りワイパー」

06_ 0334

私はまな板の水切りに、初めはキッチンペーパーを使っていました。しかし、さばく回数が増えると何度もキッチンペーパーを使わないといけません。結構あっという間にキッチンペーパーのロールがなくなってしまいます…。安いものですが、数を使うと出費もかさみゴミもたくさん出ます。そこで便利なのが「水切りワイパー」です。こちらも100円均一ショップで手に入ります。
お店によっていろいろな形がありますので、自分に合ったものを使うとよいでしょう。水はけだけでなく効率もよくなり、時短にもつながる優れたアイテムです。ぜひオススメしたいアイテムです。

07_ 9916

手のニオイ落としには「ステンレスソープ」

最後に、手のニオイが気になる方は「ステンレスソープ」がオススメです。こちらも100円均一ショップで手に入ります。水で流しながら30秒ぐらい擦るとあっという間にニオイが取れます。ニオイはマイナスイオンに含まれているみたいで、それを除去することで取れるそうです。本当に魚のニオイが取れます。また、魚だけでなくニンニクのニオイもある程度取ることができるので便利です。

「餅は餅屋」重要なものは専門店で

包丁はやはり切れ味が大事!それなりの物を

08_ 0338

「包丁」も100円均一ショップで…と言いたいところですが、私の感想としては、初めは切れますがすぐに切れ味が鈍くなるような気がします(とくに大型の魚の場合)。刃の太さがプロ用に比べると細いのでしょうか…。
といったワケで、やはり包丁は値段相応、高価な包丁がよいようです。最低でも出刃包丁と柳葉包丁は持っておきたいですね。プロ用は強靭で耐久性もあるのが、使うと分かります。やはりよい物を使う方がよいでしょう。

09_ IMG_0262

切れ味鋭く、耐久性に優れたよい包丁を購入するには、(個人的に)市場のそばにある金物屋さんがオススメです。中古のものが破格の値段で並んでいたりします。大きな市場の周りには、食材を買い付けにくる料亭の方やお店の方が多く訪れるので、金物屋さんだけでなく、ほかのお店が隣接して多く並んでいます。そのお陰か、値段が競い合いリーズナブルな価格になっている気がします。また、市場のそばですので多少の値引き交渉もできるかと思います。

金物屋さんの包丁は研いであるものがほとんどですので、すぐに使えます。初めて使う場合は、刃がものすごく切れるので注意してください。私も初めて購入した際、刃が鋭すぎてびっくりしました。
ちなみに、大体そういうお店は刃の研磨もやっていて研ぎ方も教えてくれると思いますよ。

そのほか手に入れておきたい物

金物屋(専門店)さんでは、お店で使う皿などの「食器類」も安く買えるのでオススメです。料亭などのお洒落なお皿や舟盛りの船など、写真映えするものもたくさんあり面白いかと思います。私もいろいろと購入しました。値段も安く1000円前後で購入可能です。

10_ 0348

また、「骨抜き」も金物屋さんがオススメです。100円均一ショップのものは正直、骨を抜きにくい…。
いろいろ試してみましたが、安い物ですと骨がうまく抜けません。骨が綺麗に抜けないと身が張り付いてしまい、せっかく釣り上げたお魚が台無しになってしまします。

11_ 0337
12_ IMG_9296

魚をさばくのに必要な道具は100円均一ショップである程度そろい、十分使えます。しかし、包丁や骨抜きは高価な物、あるいは専門店に並んでいるもの(プロ用)がオススメです。とはいえ、プロ用の包丁は高価なものが多く、なかなか一般の家庭では購入するのに躊躇するかもしれませんね。ご紹介したように、中古品や市場のそばの金物屋さんで探してみるとよいかもしれません。刃の切れ味は抜群ですよ。
あくまで私の個人的な感想からのオススメでしたが、ぜひご参考に。安く使える物は手軽に、しっかり使い込む物、性能が求められる物には(ある程度)お金をかけて、快適にお魚料理を楽しんでくださいね。


釣り・アウトドア好きな一般ライターさんを強力募集中!!
詳しくはコチラ!


レポーターREPORTER

岸本 真彦
プロフィール:岸本 真彦
主にルアーフィッシングをメインに、仲間とワイワイフィッシングを楽しむのが大好き。釣り人との交流や情報交換を大切にがモットー。
インスタグラム:
@saizokh (URL: https://www.instagram.com/saizokh/)