海上のち料理、ときどきキャンプ!? 釣ったイカで一夜干し&沖漬けを楽しむレシピ!
炭で焼いて美味しく食べよう

01_ イカの刺身
釣りたてのイカは、刺身で食べると新鮮で歯応えが楽しめる、釣り人の定番料理!

アオリイカやコウイカといった美味しいイカは、釣りたての場合はコリコリと歯応えを楽しめ、数日寝かせたらねっとり甘くなり、どちらも美味しいですよね。そんな美味しいイカたちが数杯釣れたときには、お手軽なので「一夜干し」と「沖漬け」にしてみませんか? 本当に美味しいですよ。

今回は家庭でできる「一夜干し」と、釣り人ならではの「沖漬け」の作り方をご紹介。実際に気候がよかった先日、わが家のベランダで、炭で焼いて食べた模様もお届けします!

釣ったイカを「一夜干し」に!
一晩干したら炭焼きでいただきます

02_ アオリイカ釣果
こちらはアオリイカ

早速、アオリイカを使った「一夜干し」の作り方を紹介しましょう。

まず、頭の上の胴の部分にハサミや包丁を入れ、こちらからイカを開いていきます。そして開いたら、ハラワタや目を取り除きます。

次に、水1Lと塩30gから35gくらいを混ぜ、塩水を作ります。塩水にイカを15分浸けましょう。

塩水に15分浸けたのち、ペーパータオルで水分を拭き取ります。
釣ってきたイカを夜にさばくことが多い私は、そのままラップをかけずに一晩、冷蔵庫へ。

07_ 冷蔵庫へ

翌日、天気がよければ外で天日干しします。
私が釣ってきた次の日は風が強いのはありがたかったものの、ゲリラ豪雨と晴れ間が入り乱れる不安定な天気だったため、出窓の日の当たるところに放置。冷蔵庫の中で下になっていた部分に風を当てたかった(日に当てたかった)ので、このまま1時間ほど干しました。

これで一夜干しの完成です。

08_ 一夜干し

このイカをベランダにて炭で焼いて食べる! この炭の香ばしさと心地よい青空…、贅沢で非日常な時間です。とても柔らかく美味しいイカ焼きができて最高でした!

09_ 炭で焼いて食べる一夜干し

ハサミで食べやすい大きさに切りながらお手軽につまめるので、アウトドアにも向いています。そのまま食べてもよし。定番のマヨネーズ一味を付けたり、カボスをかけたり、それぞれの調味料や味付けを楽しみながら、無限に食べられる美味しさですよ。もちろん家の中で、フライパンで焼いても美味しい一夜干しです。
また、たくさん作って余っても、冷凍保存をすれば味が落ちないのが嬉しいトコロ。よいことだらけの一夜干しなので、ぜひ試してみてください。

釣ったそばから「沖漬け」に!
一晩寝かせたらベランダで舌鼓

12_ コウイカ釣果

今回、「沖漬け」はコウイカを使って作りました。

沖漬けと聞けばハードルが高そうな印象かもしれませんが、釣ったイカは締める必要がなく、生きたままタレの中に入れるだけ。イカがタレをブゥブゥと吸って吐いてくれたらそれでおしまい。
釣りをしている間はクーラーボックスに。家に帰ったら冷蔵庫に一晩入れるだけで完成します。

13_ 沖漬け

釣ったイカを締める手間もないので、すぐにまたイカ釣りを楽しめます。時短にもなるし美味しいので、こちらも一夜干し同様いいとこ取りのお料理です。

タレは沖漬けのタレが市販されていますし、めんつゆでもOK。自家製のタレを作る場合の定番は、酒、みりん、醤油1:1:1で混ぜ合わせます。酒とみりんはアルコールを飛ばすのを忘れずに。アルコールが飛んだら醤油を入れてひと煮立ちで完成です。

ちなみに今回私は、自家製ダレを少し甘辛の「カツオ出汁のニンニク風味」にしてみました。
酒200cc、みりん200 cc、醤油300 cc、1:1:1.5の割合ですね、そこに砂糖大さじ2、出汁用カツオ節ニンニク鷹の爪を入れています。

16_ カツオ出汁のニンニク風味

そうしてできた沖漬けを、3分の1ほどは焼かずにそのまま、残りは炭で焼いていただきました。
釣ったその日から一晩漬かっていたイカは、何も付けずにちょうどいい漬かり具合になっており、そのまま食べればコリコリとした食感のなかに強く甘みを感じ、焼けばフワフワで柔らかく、噛めば噛むほど美味しいという感じでした。大成功です!

17_ 沖漬け完成

沖漬けは釣ったイカをそのまま漬けるので、これぞ「釣り人の特権」って感じです。焼かなくてもそのままでお酒のつまみに最高ですし、お手軽なのでぜひ試してみてください。

残った炭火でほかにもいろいろ!!

1度点けた炭はまだまだ火が残っているので、イカを焼いている間にもう一品。釣ったカサゴに塩を振って天日干し風にしたものを網で焼きました。塩焼きはカンタンですが、外で食べると美味しいですね。

そのほか季節の野菜を焼いたり、日も暮れてきたころには焼き鳥をしてみたり…。釣ったイカや魚以外にもいろいろ焼いて、ベランダで外の空気を吸いながら、のんびりと楽しく贅沢な時間を過ごせました~。

といった具合に、ひと手間掛かりそうな「一夜干し」「沖漬け」も、実はとってもお手軽なので、ぜひいかがでしょうか?


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レポーターREPORTER

伊藤 友夏
プロフィール:伊藤 友夏
千葉県市川市と館山市の2拠点生活。
栄友丸という船名でカヤックフィッシングとマイボート釣りをし、キャッチ&イートを楽しむアングラー。キャンプや温泉旅行も大好きなアクティブ派。
インスタグラム:
@eiyumaru_357 (URL: https://www.instagram.com/eiyumaru_357/)