ロンドンブーツ1号2号田村亮もサプライズ出演!
アイドル×釣りガール=りあくしょん☆バイト、デビューライブでナイスフィッシュ!

7月23日の「海の日」に活動を開始。アイドル&フィシングと両シーンに刺激的な話題を投げ入れたその日から、彼女たちは9月2日にデビューライブを行うと伝えていた。

「りあ☆バイ1st 釣行『釣れるまで帰りません。』」と名付けた、りあくしょん☆バイトの1st LIVEが9月2日(土)に渋谷REXで行われた。この日のチケット料金は55,555円ながら、受付で「ナイスフィッシュ!」といえば無料になることから、古参を名乗る資格を手にしようと…。いや、いつかはブリに成長する出世魚のような彼女たちを、ワカナゴのころから見ていこうという人たちが漁場(会場)にたくさん集まっていた。
そんな、りあくしょん☆バイトのデビューライブの模様をお届けしたい。

回想映像からドラマティックに始まるステージ

冒頭の映像では、ライブ前のメンバーたちの姿をドラマ仕立てで映し出す。
本番を前にステージに立つのを嫌がり、渋谷REXの楽屋から逃げ出す矢那瀬カヲル。逃げ出した彼女を探すメンバーたち。どこを探しても矢那瀬カヲルは見つからない…。1人落ち込む矢那瀬カヲルのもとにようやく駆けつけた3人。彼女がいたのはレッスン場だった。そこは、りあくしょん☆バイトにとって原点となる場所。

ここへ至るまでの回想映像…。「わたし、みんなとならやれるかもしれない」と語ったのが、矢那瀬カヲル。この会場に集まったお師匠さま(ファン)たちのハートを釣り上げる(「あなたのハートをフッキング」する)ことを再確認した4人は、ふたたび渋谷REXへ…。

ライブ会場に辿り着いたメンバーたちは、「裸の心で最高の宝物を釣り上げるんだ」と誓いあい、お師匠さまたちのハートを釣り上げようと舞台に姿を現した。

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「あなたのハートをフッキング」する数々のライブ曲

ライブは80’Sのキラキラとした要素を散りばめた、胸をキュンとくすぐるデジタル×ビートポップチューンの「恋はバーブレス」を歌いスタート。サビ歌に90年代ビートロックナンバーの持つ、キャッチーでつかみをもったメロディーを加えているところもポイントだ。80+90+2020年代と、いろんな時代の音楽の持つ魅力を1曲の中へ詰め込んでいるのが嬉しい。
ラップパートにはたどたどしさを感じるが、メンバーたちが気持ちを1つに重ねた歌声には爽やかさを覚える。1人1人がお師匠さまに向かって思いを届けようと心を1つにしているからだろう。パフォーマンスでも一体化した姿を見せていたのも、嬉しいヒットポイントだ。

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「あなたのハートをフッキング」が、りあくしょん☆バイトの合い言葉。メンバー紹介では、各自が以下の目標を掲げていた。

桜衣音羽 →ジギングで20kg以上のヒラマサを釣ること。
矢那瀬カヲル →タコングでタコを釣りたい。
彩恵みく →50upのブラックバスをビックベイト縛りで釣りたい。
水世桃愛 →泳がせ釣りで座布団サイズのヒラメを釣りたい。

「今日はとことんみなさんのハートを釣っていきたいので、みなさんも大船に乗った気持ちでこのライブを楽しんでください」(彩恵みく)

1人1人が胸の内に愛しい人を思い浮かべ、淡い恋心を綴った「渚のKissバイト」をちょっぴり切なく歌う。その姿がミラーボールの光以上に輝きを放つ姿として見えていた。
言葉の一言一言を大切に。サビでは4人が心を1つに、愛しい“きみ”に向けて好きの思いを届けていた。歌謡曲/シティポップの要素をミックスアップ、甘酸っぱさを含んだ「渚のKissバイト」は胸をキュンとくすぐる淡いラバーズチューンだ。

「オマツリDA!卍」は、りあくしょん☆バイトのライブの中へ、熱い盛り上がりを描きだす楽曲。冒頭からメンバーらと観客たちが声を張り上げ、ときに「わっしょい!」と声をかけあい、気持ちの熱を上げてゆく。
祭りビートも印象的な「オマツリDA!卍」はタイトルに相応しい、りあくしょん☆バイトのなかに生まれたお祭りナンバー。4人と一緒に腕を振り上げ声を交わしあえば、途中には「うりゃおい×6」「ジャージャー」と大きく手を振り上げ、声をかけあい、気持ちを1つにしてゆく場面も登場。さっきまで背負っていた現実という記憶が、彼女たちと一緒に祭り上がっていたらいつの間にか彼方へ吹き飛んでいた。
曲中に「うりゃおい」や「卍」など、いろんなかけ声が飛び出すのも、ライブで楽しめるポイントだ。

「Hello Hello myDream」は、未来を見据えた彼女たちの思いを真っ直ぐに記したメッセージ曲。1人1人が、自らの心へ語りかけるように。そして、目の前にいるたくさんのお師匠さまたちと一緒に夢を釣り上げることを誓うように、夢の先に広がる景色へ向けて力強く歌っていた。

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サプライズゲストと楽しい釣りトーク

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ここからは司会の星野拓也の進行のもとトークコーナーへ。ここで、なんとスペシャルゲストにロンドンブーツ1号2号の田村亮がサプライズ登場。釣り業界と芸能界の先輩として、今回のデビューライブの応援に駆けつけたとのことで、会場は大きな驚きに包まれた。
田村亮を招いてのトークでは、まずは田村亮が「みんながどこまで釣りのことを知っているのか、どこまで釣りを知っているのか」を質問。彼自身は、アイドルというよりも釣りガールとしてどこまで4人が本気なのかを探ろうとしていた。

4人とも2次オーディションが海釣り体験だったことから、みんな釣りは経験済。(その日、初釣り体験だった)矢那瀬カヲルが一番の釣果を上げていたと語っていたが、田村亮には4人とも釣り初心者なのがばれて…伝わっていた。

りあくしょん☆バイトはプロデューサーよりいろんな釣りの課題を与えられ、それをクリアできるかを活動の目安にしている。この日、YouTubeへの動画配信も兼ねた初挑戦として、「海上釣り堀で3魚種を釣らんかい in みうら海王」に挑戦することを発表。田村亮は「みんなの力をあわせればクリアできる」と応援の声を送っていた。

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りあくしょん☆バイトの楽曲の歌詞には、いろんな釣り用語が散りばめられている。田村亮の「リアクションバイトの意味を知ってる?」の質問に対して、矢那瀬カヲルが「反射的にビッグバンが起きる」と答えたところ、田村亮が「音がしたときに攻撃しにきたと驚き、魚が口で攻撃。そこで加えたときのアクションをリアクションバイトという」と正しく説明。それを聞いて4人が「おーっ」と感心していた。
この日歌った楽曲のタイトルにも、すべて釣り用語が含まれている。「オマツリ」について「釣り糸が絡まっていること」と水世桃愛が正解を回答。これからの楽曲タイトルにも期待をしているとメンバーと共に田村亮も盛り上がった。

りあくしょん☆バイトはビーチクリーンなど環境保護にも取り組んでいく。水世桃愛は、以前から仲間たちと集まって海でビーチクリーン活動をしてきたことを報告。田村亮は釣り関係のゴミを見かけたら、どこでも、いかなる状況でも必ずごみ拾って帰るようにしていると語っていた。
そして今後の活動予定として、2024年7月15日(祝)に赤羽ReNY alphaでワンマン公演を行うことを発表。最期に、田村亮が4人に向けて「釣りを一生懸命頑張っていると、釣り人たちは必ず応援してくれるから、釣りも真剣に頑張って」と釣りと芸能界の先輩としてのアドバイスを贈った。

この模様は近日りあくしょん☆バイトの公式YouTubeにアップされるとのことなので期待して待とう。

リアクションもさらに鋭さを増すライブ後半戦

ライブも後半戦へ。ふたたび前半と同じメニューでライブを実施。お師匠さまたちも耳にするのは2回目ということもあって、リアクションもさらに鋭さを増していた。

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フロア中にキラキラとした歌声と音色の輝きが降り注ぐように元気に歌った「恋はバーブレス」。曲中に見せるドラマのようなパフォーマンスも、ライブで楽しむときにはぜひ注目してもらいたい。
「渚のKissバイト」で4人が届ける熱い歌声も魅力だが、カラフルな衣装姿でふわふわっと舞うように躍る様は、まるで熱帯の海で泳ぐエンゼルフィッシュのようにも見えていた。胸に手を寄り添え、甘い声をキュンと響かせる様に心がドキッと恋していた。

MCでは、「今日を迎えるにあたってお師匠さまが1人もいなかったらどうしようという不安もありました。来てくれるのかすごく怖かったです。そのために何千枚ものビラ配りを頑張りました。ときには、ビラを捨てられたことも。それがすっごく悔しくって。でも、こんなに来てくれて安心しました。後ろまでお師匠さまたちがいてくださって本当に嬉しいです」と、グループを代表して彩恵みくが語ってくれた。

後半は、この会場を華やかな祭りの場に染め上げようと「オマツリDA!卍」を熱唱。冒頭から「Oi!Oi!」と熱い声が飛び交えば、「ワッショイ」や「ウリャオイ」「卍」などのかけ声が飛び交うところも、この曲の魅力。胸躍る祭りのリズムにあわせ、彼女たちと一緒にライブで弾けてほしい。「うりゃおい×6」「アーアー」「ジャージャー」と一緒に声を張り上げて祭り上がるのも、気持ちがスカッとして最高だ。

彩恵みくの歌いだしからスタート。この日のライブのラストに歌った「Hello Hello myDream」に込めた4人の熱い胸の内も、ぜひライブを通して感じ取ってもらいたい。きっと、一緒に胸を熱くし、大きな夢を釣り上げるための船へ一緒に乗り込み、大物を釣るための航海に出たくなるはずだ。

メンバーのこれからの想い

ここで、メンバーがこの日の感想を述べだした。

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「集まってくれるか本当に心配で。今日までできる限りのことをやってきました。その結果が、この素敵な景色だと思います。今後YouTubeへ釣り動画を更新していくので、これからもよろしくお願いします」(桜衣音羽)

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「わたし自身、最初の映像の通り自信の自もない女です。そんな自分を変えたい思いからこの活動を挑戦しました。ここへ至るまでにも、上手くできずに悔しい日々を過ごしてきましたが、たくさんの方々の支えもあって、コミュニケーションの大切さを知りました。こうしてデビューライブができたことは、お師匠さまを筆頭にたくさんの人たちのおかげです。たくさんの人たちに支えられている今、感謝の気持ちでいっぱいです。りあくしょん☆バイトは、まだ始まったばかり。新しいことへの挑戦する楽しさや感謝を忘れずに走り続けていきます。ずっと応援し続けてくれたら、大きなマグロが釣れそうです」(矢那瀬カヲル)

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「感無量です。最初はこのメンバーたちと一緒にやっていけるのか不安から始まったけど、今では何でも話せる大切な仲間。デビューライブで、4人でこの景色を見れたのが嬉しいです。これからアイドルとして高みを目指したいので、これからも応援よろしくお願いします」(水世桃愛)

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「わたしはずっとアイドルになるのが夢で、最初で最後のチャンスと思って受けたのが、このオーディションでした。わたしはすべてが未経験。オーディション中は夢だったものが絶対叶えたい目標になればと思い、合格もしてないうちからライブのMCの練習をしていました。そして、このオーディションに受かりそこからガラッとは自分の生活が変わればとも考え、地元の宮城県から上京し、この日までたくさんの経験をしてきました。正直、厳しい状況へ陥り、このままやっていけるのか不安にもなりましたが、この4人で前を向き続け、この日のライブに向けて毎日がむしゃらに頑張ってきました。結果、みなさんからたくさんの勇気をもらうことができました。これからの活動を通してみなさんに夢と感動を与えられるように頑張りたいと思います。私たちりあくしょん☆バイトは、今日新しい道に向けて大きく舵を切りました。そして、この会場に来てくれたみなさんと同じ船に乗った仲間として、これからたくさんの景色を一緒に見ていきたいと思っています」(彩恵みく)

最後に会場中の人たちと一緒に「ナイスフィッシュ!!」と叫びながらジャンプし、1stライブは終了。りあくしょん☆バイトのライブ活動は始まったばかり。9月中にはYouTube上にも「釣りへ挑戦している」動画もアップになる予定だ。これからの彼女たちの活動から目を離さずにいてもらいたい。

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text:長澤智典


セットリスト:

  • 「恋はバーブレス」
  • 「渚のKissバイト」
  • 「オマツリDA!卍」
  • 「Hello Hello myDream」
  • TALK りあくしょん☆バイト×ロンドンブーツ1号2号・田村亮
  • 「恋はバーブレス」
  • 「渚のKissバイト」
  • 「オマツリDA!卍」
  • 「Hello Hello myDream」

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2024年7月15日(祝) 赤羽ReNY alpha 単独公演決定