NEW PRODUCT TALK ビギナーにこそオススメしたい
2種類の「スピード餌つけ器対応仕掛」が人気です!!

『トリック』や『トラップ』と呼ばれる仕掛をご存じだろうか? ザックリと説明するならば、ハリにアミエビを付けてオモリで沈め、アジやイワシといった小魚を釣る仕掛のことである。ただ、そのエサであるアミエビの付け方にはちょっとした「特徴」があって、それゆえにビギナーが混乱する、もしくは現場に行っても使い方が分からない…なんてことが、たびたびあるとかないとか…。

そこで、その「特徴」とやらをビギナーでもかんたんに理解できて現場でも混乱せずに小魚の数釣りが楽しめる、ハヤブサから絶賛発売中の仕掛「スピード餌つけ器対応仕掛」を2種類、秋の激釣れシーズンを前に改めて紹介したい。
詳しい解説はハヤブサの開発担当である清水氏にお願いした。

トリック仕掛には必ず「スピード餌つけ器」が必要なんです!

もったいぶるように引っ張ってしまったが、エサを付けるときの「特徴」とは「スピード餌つけ器を使用する」ことだ。おそらく、ビギナーは困惑するだろう。「スピード餌つけ器って…何?」と。

「たとえばビギナーが『○○埠頭でトリック仕掛を使えば、アジが爆釣らしい!』と聞けば、釣具屋さんへ行ってトリック仕掛と、エサであるアミエビを買うでしょう。でも、スピード餌つけ器にまでは頭が回らないはずです。
というのも、経験者の間では『トリック仕掛とスピード餌つけ器は一緒に使うもの』ということが当たり前すぎるので、情報として伝わるときには“トリック仕掛”という言葉しか出てこないわけです。ただ、これをビギナーが耳にしてしまった場合は…当然ながらトリック仕掛だけしか買わない人も出てくるわけです」と清水さん。

02_ スピード餌つけ器対応アミエビトラップ7本鈎
スピード餌つけ器対応アミエビトラップ7本鈎」(品番HS618) ●製品形態:堤防・胴突式 全長1.2m ●袋入り数:7本鈎1セット ●鈎:2.5号、3号、3.5号、4号、5号、6号 ●価格:オープン
03_ スピード餌つけ器対応ケイムラトラップ7本鈎
スピード餌つけ器対応ケイムラトラップ7本鈎」(品番HS619) ●製品形態:堤防・胴突式 全長1.2m ●袋入り数:7本鈎1セット ●鈎:2.5号、3号、3.5号、4号、5号、6号 ●価格:オープン

確かに、われわれ経験者は「そういうもの」としてトリック仕掛とスピード餌つけ器がコンビ(アミエビも含めればトリオ)ということを知っているけど、ビギナーですぐに理解できる人はそうそういないかもしれない…。専門用語が飛び交う釣りって、まだまだビギナーにはハードルが高いってことか。

「そのようなビギナーならではのトラブルをできる限りなくすために、この春に発売したのがスピード餌つけ器対応アミエビトラップ7本鈎スピード餌つけ器対応ケイムラトラップ7本鈎の2種類の仕掛なんです。
これらのパッケージにはスピード餌つけ器の文字が真ん中に大きく書かれていますし、イメージイラストも載せています。これならばビギナーにも「スピード餌つけ器というものが、一緒に必要なのか」ということが理解していただけると思います」。

擬餌によるサビキ効果も備えたハイブリッド仕様
だからエサがなくても釣れる!?

加えて、一般的なトリック仕掛にはない、ハヤブサならではのギミックもこれらの仕掛2種類には搭載されているという。

「弊社はピンクスキンや魚皮による擬餌を用いたサビキ仕掛というのが得意分野でもあるので、そのノウハウを導入したハイブリッド仕様になっています。
アミエビトラップのほうにはエサとハリが同化しやすいカラーのティンセルを、そしてケイムラトラップのほうには青白く光って食性を刺激するケイムラカラーのティンセルをそれぞれ採用して、アピール力をアップさせています」と、エサに加えてサビキの効果もプラスされていると清水さんは語る。

09_ ハリの寄り
左が「スピード餌つけ器対応アミエビトラップ7本鈎」で、赤バリに赤系統のティンセルが付けられている。一方、右の「スピード餌つけ器対応ケイムラトラップ7本鈎」には通常のハリにケイムラ発光するティンセルを追加。この2種類を状況に応じて使い分けることで、より多くの釣果が期待できるのだ

ただ、このハイブリッド仕様の仕掛には、もっとビギナーに優しい“真の実力”が隠されているという。

「トリック仕掛に限らずですが、ビギナーはエサがすでに食われてしまっていることになかなか気づけませんよね? そして、エサが付いていない状態になってもアタリを待ち続けているから、余計に釣れないという悪循環にハマりがちです。でも、これら2種類の仕掛はエサのアミエビが食われたり落ちてしまったりしても、先述のティンセルによる“サビキ効果”で魚が食ってくる可能性があるんです。だから、エサなしの状態で待ち続けてもチャンスはあるということです」。

なるほど、一般的なハリだけのトリック仕掛ならば、エサだけ食われてしまえば釣れる可能性はゼロ。しかし、アミエビトラップ&ケイムラトラップならば、エサがなくてもサビキとして誘うこともできるので、釣れる確率は十分にあるということだ。
これはビギナーじゃなくてもうれしい実力だし、上手に使えばエサの消費量も抑えられるかもしれない。

釣り場の状況に合わせて竿の長さは変えるべし!

ビギナーにも分かりやすい、使いやすいことを考慮した商品だということで、最後にどんなタックルを選べばよいのか、清水さんに聞いてみた。

「釣り場のロケーションの違いに合わせるのが間違いないでしょう。
たとえば、漁港や堤防の内側のように目の前がすぐ海の場合ならば、2.5mまでの短い竿を使って仕掛を真下に落とせばOKです。一方で堤防の外側のように、目の前に消波ブロックが積まれているような場所ならば水辺まで距離があるので、4~5mの長めの竿がおすすめです。秋になれば暑さも多少はおさまるうえに、岸から釣れる魚の数も増えてくるので、『スピード餌つけ器対応アミエビトラップ7本鈎』『スピード餌つけ器対応ケイムラトラップ7本鈎』を使えば、ビギナーでも魚をたくさん釣れる可能性は高まります。ぜひともお試しください!」

08_ アジ釣果
釣り場の条件ごとに竿の長さを変えて効率よく誘うことができれば、群れで回遊してくる小魚の数釣りはそれほど難しくない。それだけにビギナーでも最初からたくさん釣れる! …かもしれない

おっと…繰り返すようだが、そのときは必ず「アミエビ」と「スピード餌つけ器」の購入も忘れずに。ただ、この2種類の仕掛はサビキ効果も期待できるので、最悪エサがない場合でも釣れる可能性は高いのだが…。