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ボートロックフィッシュゲームとして面白いターゲット「アカハタ」。夏に旬のハタ類のなかでも私が好きな(得意とする)釣りモノです。アタリが強く、引き応えも抜群のアカハタをねらったボートロックフィッシュゲームについて、そのねらい方や魅力、おススメのお料理などについてご紹介しましょう。
釣り応え、食べ応えのある魚「アカハタ」
アカハタはスズキ目ハタ科アカハタ属の魚です。カサゴよりも引きが強く、一度根に潜るとなかなか出てこないので、そのやりとりもドキドキで最高です。
ヒットしたら根に潜る前にゴリ巻きする必要があるため、ある程度剛性の高いリールが必要。そして、仮に根に潜ってしまっても、根から出す駆け引きも楽しい釣りです。当然ながら根掛かりが多い釣りモノとなります。釣り人を魅了する夏のターゲットで間違いない魚ではないでしょうか。
また食味もよく、今流行りの熟成にも向いている魚です。私はよく1週間寝かせて刺身で食べます。カサゴとは違いモチモチした食感が最高で、刺身でも火を入れても美味しい魚です。
ねらうアカハタの生息場所は?
私の場合、魚探で等深線の細かい場所(=深さが著しく変化している場所)の岩礁帯を主にねらいます。沖の島周りなどは潮通しがよく格好なポイントです。ねらう水深の基本は、5m~15m辺りといったところです。それ以上深くなると別の魚、夏場などはオオモンハタなどがよく釣れます。
アカハタをねらうポイントは岩礁帯で、比較的浅い場所です。あまり浅瀬にこだわり過ぎると、目に見えない暗礁にぶつかる危険性があるのでご注意を。私も以前釣りに集中し過ぎてしまい、暗礁に気が付かずエンジンのプロペラ部分をヒットさせてしまったことがあります。浅場や初めての岩場周りなどでは十分に注意が必要です。
とくに誘わない?ボートロックの釣り方
私の誘い方をご紹介しましょう。ボートからのアカハタねらい(≒ロックフィッシュゲーム)の場合、陸っぱりとは違いキャストはしません。一番の違いはこちらから誘わなくてもボートが流れているので、随時新しいポイントに入ることです。底取りだけしっかりできていれば釣りが成立します。私の場合は基本ドテラ流しです。
アクションもあまりさせず、底をズルズルと引く感じです。派手にアクションしてしまうとフグなどが寄ってきてしまい、ワームをズタボロにされてしまいます。また、直リグよりテキサスリグの方が、釣果がよく根掛かりも少ないように感じます。
リールのドラグは基本強めで、アタリがあったらゴリ巻きで巻くようにしています。大きい個体ですと一気に根に走られてしまいますので要注意。アワセたら走られる前に根から引き離しましょう!
アカハタの鮮度を保った持ち帰り方
私は基本、30cm以上を目安に2尾程度持ち帰っています。根魚は成長が遅いので極力小さい魚をリリースし、食べる分だけ持ち帰るようにしています。持ち帰る際は、釣り上げ直後は魚が弱っているので生簀で生かしておき、最後に締めています。
締め方は脳締めしてからエラを片側切り、海水で血抜きします。同じ魚でも締めた魚と締めていない魚とでは保ちが違います。とくに熟成させるつもりの場合は必ず締めるようにしています。骨周りの血合周辺の傷み具合が全然違うからです。
私のオススメな食べ方「アカハタの中華蒸し」
私は基本熟成させて刺身で食べますが、「中華蒸し」も最高に美味です。ぜひ釣り上げた際は蒸したアカハタに熱したゴマ油をかけて食べてみてください。アカハタの虜になること間違いないと思います。
ボートロックフィッシュゲームは場所とやり方さえ覚えてしまえば、誰でもかんたんに釣れます。しかもターゲットはとても美味しい高級魚です。アタリも頻繁にあり退屈な釣りではないと思いますので、ぜひ豪快な引きや味を堪能してみてください。
【タックル紹介参考】
●ロッド:
ヴァデル SLJ AP 63MS-S(ダイワ)
●リール:
セオリー 2506(ダイワ)
●ライン:
UVF PEデュラセンサー×8+Si²(ダイワ) 0.8号
●リーダー:
フロロショックリーダー(山豊テグス) 16~20 lb
●ワーム:
ハタ喰い・蝦(ルーディーズ) 3.5in カラーはなんでも大丈夫です
●フック:
オフセットフック #1
●シンカー:
フリーリグまたはテキサス用 14~17g
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