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3.とても効果的な「光るカラー」も見逃せない!
アジング用ワームには光るカラーがあります。夜の釣りがメインとなるアジングにおいてとても効果的なので、ぜひいろいろなシチュエーションで使って状況に合わせて光を使いこなしてみてください。
では、さっそく光るカラーについて解説していきましょう!
(1)グローカラー「光を溜め込むカラー」(蓄光)
光を溜め込んで自発光するため夜に目立たせることが可能です。水質が濁ったときの頼みのカラーです。
(2)ケイムラ「紫外線に反応して光るカラー」(蛍光)
日中に使ったり、夜のライト周り(紫外線カットのLEDを除く常夜灯など)で使うことにより紫外線に反応し、水中で目立たせることができるカラーです。とくにデイゲームの太陽のもとで目立たせたり、水深の深いポイントで反応がよくなることがあるカラーです。
デイゲームにおいて、私は「ケイムラ+シルバーラメ」を好んで使用しています。
(3)点発光「点で発光するカラー」
グローカラーの一種ですが、UVライト(蓄光器)で照射して部分的に光らせて使用します。グロースポットや点発光と呼ばれるカラーで、ワームの中の一部分が発光します。私にとってサーチワームとして信頼するカラーでフェイバリットカラーでもあり、アジから見つけてもらいやすいイメージがあるので、「迷ったらこのカラー!」というくらいよく使用しています。実際によく釣れ、夜光虫パターンのときに活躍するカラーです。
(4)ラメカラー「魚が好きなキラキラカラー」
海の魚はキラキラするものにも反応がよいので、ラメがたくさん散りばめられたカラーは薄暗い場所やライト周りなどでも効果的なカラーです。デイゲームでのシルバーラメ、ナイトゲームでのライト周りでは赤ラメ、オールマイティに使えるさまざまなカラーが散りばめられたものなど、持っておいて損はないほど効果的なカラーです。
4.シチュエーションに合わせてカラーは変える!
バランスよくそろえておくのも大切
さて、ここまではワームの形状やカラーについて解説してきました。たくさんありすぎて分からない! なんてことになっているかもしれませんが、「どんなカラーでもアジは釣れる!」と思って、好きなカラーを交換しながら使うことが大切です。
ちなみにサイズの大小についてもしっかりと変えましょう! 「大きいワームにしか反応しない」とか、「小さなワームでないと掛けれない」なんてこともありますのでサイズも重要です。
では、あくまでも私の経験則になりますが、もう少しカラーについてシチュエーション別に有効な使い分けを説明していきましょう。
まずはアジングで誰もが釣りをするライト周りです。ライトにはオレンジ色のライト(ナトリウム灯)と白色の街灯(水銀灯、蛍光灯)などがあり、紫外線を発しているのでケイムラのワームが効果的。紫外線で発光するケイムラカラーを使ってみましょう!
そして、オレンジ色の街灯周りでは類似色のオレンジ色やチャート(クリアベースの黄色)などが効果的です。
また、最近の街灯は紫外線をほぼ含まないLEDライトが多く、そのようなライト周りでは「クリアベースにラメが入ったカラー」を使用しています。ラメはシルバーや赤を多用しています。
ぜひとも使ってみてほしいカラーが「クリアでラメも入っていない透明なワーム」です。一見釣れなさそうに思えますが、海での釣りに関してはとても釣れるカラーです! 水馴染みがよく、光(太陽光や常夜灯)に反射しアピール力も高いというところがよく釣れる要素です。デイゲーム、ナイトゲームともに効果的でシチュエーションを問わずよく釣れるので、私自身ワームケースに絶対に入れているカラー! よくお世話になっています。
もしカラーに迷ったら中間色のチャート、クリア、透けない白やオレンジといった具合に、バランスよくカラーをそろえておきましょう。きっと役に立ってくれると思います。
5.悩まず使えるワームセットもおススメ
最後に…売場で人気のアジングコーナーでは、各メーカーから初心者の方がアジングを始めやすいようにと、ワームが複数種類入ったアソートパックやワームとジグヘッドがセットになった商品も販売されています。とりあえずアジングを始めてみたいという方におススメです。ワームもカラー別に数種類、ジグヘッドもウエイト別に入っているのでとても魅力的。何より初期投資が抑えられ節約になります。なかにはプラケースが付いているセットもあるのでとても便利に使えますね。
メーカーによりいろいろあり、地域に即したサイズやカラーをチョイスしてくれている「ジャストパック」などは本当によいセットだと思います。フィールドで悩まずにワームを選択できるので、アジングを始める方には重宝するアイテムでしょう。どうしてもワーム選択に迷ってしまう方は、ぜひセット商品の購入も検討してみてください! そこからお気に入りを見つけて、さらにアジングの楽しさや奥深さを味わってみましょう!
今回はワームのタイプ(形状)とカラーについて解説してみました。これだけの種類があると迷ってしまいますが、どんなカラーでもよいので自分なりのパイロットワームを探してみてください。そして、釣れている、いないに関わらず、カラーを(ワームを)変えて使ってみることを実践してみてください。繰り返しにはなりますが、カラーは変えて使うのが大切です!
さて、次回のテーマは「季節別の釣り方」について、詳しくお届けする予定です。また次回も「初心者でも安心!アジングHow to」をお楽しみに!
レポーターREPORTER
休みの日も家でのんびり過ごせない昭和のアラフォー世代。人なつっこい笑顔と誰とでも仲良くなれる性格とは裏腹に、ライトソルトをメインにワカサギ釣りまでこなすマルチなハヤブサフィールドスタッフでもある。『イノォさん』の愛称で親しまれ、関西圏を中心に週末の釣りを存分に楽しむ生粋のサラリーマンアングラーだ。