バス釣り初心者の心得!
どうしても1尾を釣るための思考とアプローチ

駆け引きや強烈なファイト、釣れたときの感動が魅力のバスフィッシング。今もなお人気のスポーツフィッシングで「これから始める」、「興味がある」という人も多いのではないでしょうか。ところが、バスフィッシングは数ある釣りのなかでも難しい部類に入るでしょう。プロアングラーですら、条件やタイミングによっては全く釣れないことだってあります。

釣れない時間の方がはるかに長く、ハードルの高いバスフィッシング。今回は、バスフィッシング初心者が「どうしても1匹触りたいときの考え方や釣り方」をお伝えしていきます。

バスが必ず“いる”フィールドに行く

01_ フィールド風景

まずは「バスが必ずいるフィールド」に足を運ぶことです。友人や釣具店で聞き込みをしたりネットで検索したりすれば、情報はつかめるでしょう。大事なのは「バスが釣れるか釣れないか」ではなく「いるかいないか」です。ネットで「爆釣」などと書かれてしまうと、瞬く間に人が集まってしまいます。人が集まれば当然、競争率が高まるので初心者が釣れる確率は下がります。

河川でも池でも沼でも湖でも、バスがいるのであれば絶対に釣れないということはありません。初心者にとっては「ルアーフィッシングOK」「バスの存在が確認されている」「人があまりいない」という条件のフィールドを探せるかどうかが鍵になります。

バスがたまりやすいポイントで釣る

フィールドに着いたらポイント探し。バスがたまりやすいのは地形が変化している所です。「水生植物が生えている」「流れ込みがある」「段差がある」「日陰になっている」といったポイントや「突き出た岬」「橋の下」などをチェックしましょう。
そして、やみくもにキャストするのではなく、フィールド全体をよく見ること。バスの姿を目視できれば一番ですが、水が濁っているなどで見つけられないときは予想しながら釣ります。

02_ 流れ込み
03_ シェード
04_ 岬
流れ込みやシェード、岬周りなど、季節によりバスの居場所はさまざまです

バスがたまりやすいポイントはフィールドによって違いますし、その日の季節や天候によっても違います。「昨日はここに何尾もいたのに、今日は1尾も見当たらない」なんてことはザラにあります。いくつかのポイントを頭の中でブックマークして、効率よくキャストすることを意識してください。

バスがたまっているレンジを予想する

05_ 日なた

ポイントの次は、バスがいるレンジ(水深)を探ります。プロアングラーらは1m刻みなど細かく水深をチェックしていきますが、初心者であればボトム(底)、中層、表層の3つで考えましょう。

基本的にバスは居心地のよい水温の場所で過ごします。バスの適水温は20℃前後とされており、30℃を超える夏日はボトムや日陰、15℃を下回る日は太陽で温まった表層をねらうのがセオリー。とにかくバスを釣りたいのであれば、実績のあるルアーや高級タックルよりも先に、水温計を用意すべきです。

「水中にルアーがある時間」を多く

06_ キャスト

フィールド、ポイント、レンジを予想したらいよいよ釣り開始。ここで一番重要なのは「水中にルアーがある時間」です。バスフィッシングはキャスト、回収、移動、ルアーチェンジの繰り返し。ですが、バスが釣れるのはキャストと回収の間だけ。つまりルアーが水中にある数秒間しか、釣れる可能性はないのです。
水中にルアーがある時間を多くすることこそ、バスが釣れる可能性を高めます。ただ、1度のキャストをゆっくり巻くのではありません。トータル時間で、どれだけ水中にルアーを入れられていたかです。

例えば「ポイント移動やルアーチェンジばかり繰り返していた」「頻繁にライントラブルや根掛かりに対応していた」という時間が長ければ、キャストする数は減ります。おのずと水中にルアーがある時間は少なくなりますね。
釣れないからといってルアーチェンジを繰り返すのではなく、できるだけ水中にルアーがある時間を多くするようにしてください。また、トラブルは極力避けること。無理にキワに落とすようなキャストに挑戦して引っかかってしまえば、それこそ5分から10分を無駄にしてしまいます。

「正しいルアーアクション」を長く

07_ タックル

ルアーの水中時間とともにもう一つ大事なのは、長く「正しいルアーアクション」で巻くことです。正しいアクションとは、ルアーメーカーが想定・推奨している動きのこと。例えば、カットテールワームであればテールがしっかり回っているか。バイブレーションであれば適切な振動で真っ直ぐ動いているか。

初心者の場合、釣れない時間が長くなれば長くなるほど、水中アクションはおざなりになりがち。適当に投げて巻くのではなく、水中でルアーがしっかり仕事をしているかを確認しましょう。とくにワームはシンカーやフックのサイズ選びに配慮してください。「シンカーが軽すぎて理想的なスピードで沈まない」「フックが大きすぎてルアーアクションの邪魔になっている」といったケースが多く見られます。パッケージ記載の推奨サイズを確認するなり、ショップ店員に聞くなりして、適切なリグでキャストしましょう。

 

08_ トップウォータープラグ

適切なリグを覚えたあとはロッドアクション。とはいっても、単に「トゥイッチやシェイクをしよう」とするのではなく、あくまで「水中のルアーが正しく動くような操作」を心がけるべき。ルアーが目視できない状況であれば、慣れるまで足元の水面付近で動かして確認するのも一つです。

正しいアクションかどうか、最も確認しやすいルアーはトップウォーター。ある程度の距離を投げても水面に浮いているので、どのように動いているのかを目で確かめることができます。トップウォーターといえば、ベテランアングラーが使うイメージを持っている人も多いのではないでしょうか。実は、ルアーの動きやバイトを目視できるトップウォーターは、初心者にも扱いやすいルアーなのです。