「旨いもん見つけた!」第49回は北海道全域と神奈川県を営業エリアにする栃木さん。今回、紹介してくれたのは北海道は十勝地方、帯広市内にあるランチタイムにぴったりのガッツリ系のお店。年の瀬が迫る十勝地方では、そろそろ氷上のワカサギ釣りが開幕するころ。寒風吹きすさぶフィールドでワカサギを相手に冷え切った身体にはホットなカレーと、こってり豚丼が何よりのご褒美だ。
体の芯からホットになる懐かしい味
「インデアンカレー」カレーショップ インデアン まちなか店
帯広市内を中心に12店舗を構える「カレーショップ インデアン」は1号店のオープンが1968年(会社自体の創業は1899年)という十勝地方を代表するカレー屋さんだ。「最大の特徴はインデアンルー、ベーシックルー、野菜ルーという3種のルーが選べることですね」と栃木さんはいう。
店名にもなっているインデアンルーは牛肉をふんだんに使用し、数十種類のスパイスで熟成されたカレー。辛さ控えめで子どもから大人まで安心の定番。ベーシックルーは牛肉エキスが溶け込んだルーに玉ネギを加え、旨味と甘味をひき出したシンプルさが特徴。野菜ルーは大ぶりなジャガイモ、ニンジン、玉ネギが入った北海道と道産子の素朴な優しさを感じさせる味わいとのこと。
そのなかで栃木さんのお気に入りは何といっても定番の「インデアンカレー」だ。「実はルーの辛さが普通から極辛まで5段階で選べ、さらに各テーブルには辛さ調節が自分でできるホットオイルという調味油が自由に使えますので辛いもの好きの私にはたまりません」という栃木さん。ホットオイルはかなり辛いので味をみながら少量ずつかけるのがコツだとか。
栃木さんいわく「気取った感じではなく家カレーの上等バージョンという、どこか懐かしい味です」というのも人気の秘密のようだ。カツ、ハンバーグ、エビ、チキン、チーズとトッピングも好みで選べるしテイクアウトはルーだけでもOKということで地元主婦にも大ウケ。しっかり保温して釣り場に持ち込むのもいいかもしれない。
カレーショップ インデアン まちなか店
住所:北海道帯広市西2条南10丁目1-1
HP:http://www.fujimori-kk.co.jp/indian/
炭火焼きの甘辛ロースが胃袋を刺激する!
「豚丼」十勝豚丼いっぴん 帯広本店
「帯広といえばこれですね。市内には専門店がたくさんあるんです」と栃木さんがいうのは「豚丼」だ。そのなかから今回、栃木さんが営業の折に訪れたのが「十勝豚丼いっぴん 帯広本店」だ。
甘辛いタレに漬けた厚切りロース肉を備長炭で焼き上げ、アツアツご飯の上に白髪ネギとともにドカン! 空きっ腹に一気にかき込む至福の瞬間が訪れる……というのは言い過ぎかもしれないが、写真を見ているだけでも豚肉の脂とタレの香りが伝わってくる。
「豚肉は身体を温める効果があるとのことですので、寒い冬にぴったりです」という栃木さんの十勝方面営業時の定番ランチになっているのだとか。「普段は別のお店で食べていたのですが、たまたまお休みだったので……」と積極的な理由で選んだお店ではなかったが「この豚丼もしっかりした味付けで気に入りました」とのこと。テイクアウトの豚丼弁当もあるので、これも釣り場に持参すれば元気100倍! う~ん、インデアンカレーと豚丼どっちにいよう? いや、この際、両方いっちゃう!
十勝豚丼いっぴん 帯広本店
住所:北海道帯広市西21条南3丁目5番地
HP:http://www.butadon-ippin.com/shops/01_obihiro.html