INDEX
- 1.元気よく走り回る!引きごたえがたまらない青物・小型回遊魚
- (1)ツバス・ハマチ
- (2)サゴシ・サワラ
- (3)サバ・アジ
- (4)ロックフィッシュ
- 2.堤防のなかでも「沖向き」や「先端」がオススメ!
- (1)堤防の沖向き
- (2)堤防の先端
- (3)足場は高すぎるとダメ!
- 3.まさにライト!普段使っているエギング・シーバスタックルで十分
- 4.まずは「ワンピッチジャーク」「ただ巻き」から試してみる
- (1)ワンピッチジャーク
- (2)ただ巻き
ひと口にライトショアジギングとはいっても、ねらう対象魚によって最適な時期や場所、はたまたタックルや釣り方は異なるもの。基本的な情報は分かったけど、実際のところどうなの…? そんな疑問にお答えすべく、シチュエーションや場所といった状況別に、人気のライトショアジギングを紹介していきます。
今回のターゲットは、堤防からの青物や小型回遊魚! ぜひご参考ください。
1.元気よく走り回る!
引きごたえがたまらない青物・小型回遊魚
堤防から気楽にできるとあって人気のライトショアジギング。週末はもちろん、仕事終わりや放課後にタックルさえあればトライしやすいのが嬉しいですね。では、一体どんな魚がねらえるのでしょうか?
(1)ツバス・ハマチ
ライトショアジギングでねらう代表的な魚といえば、ツバス・ハマチ。青物特有の強い引きと激しいアタリが特徴です。味も絶品で、刺身で味わうもよし、煮ても焼いてもよし。釣って楽しく食べて美味しい、ライトショアジギングにおいて最高のターゲットです。
初夏(6月ごろ)には小さなツバスが回遊を始め、軽いジグで数釣りが楽しめます。秋になると小さかったツバスが大きくなり、9月~10月ごろには引きも味も楽しめるハマチをねらうことができます。
(2)サゴシ・サワラ
こちらもライトショアジギングでねらうことができる代表的な魚のひとつ。歯が鋭く、ラインブレイクが多いですが、引きもアタリもツバス・ハマチに負けず劣らず強烈です。
春の訪れ(4月ごろ)とともに釣れ始め、秋には最盛期を迎えます。とくに冬に釣れるサワラの味は別格で、「トロサワラ」と称されるほどに美味です。
(3)サバ・アジ
サワラやハマチに比べればサイズは劣りますが、サバやアジもれっきとした青物。小さいながらも引きが強く、なかには30cmや40cmを超える個体も存在するため、ライトショアジギングでも人気のターゲットです。
年中ねらうことができますが、最もよく釣れる時期はやはり秋。9月~10月に安定して数釣りが楽しめます。メタルジグ単体ではなくジギングサビキを使用すれば、爆釣することも!
(4)ロックフィッシュ
カサゴやキジハタといった根魚も、ライトショアジギングでねらえる人気ターゲットのひとつ。青物の回遊がなく渋い時間帯でも釣れてくれる、釣り人の味方ですね。
年中ねらうことができますが、キジハタなどのハタ類は初夏から秋にかけてがオススメです。夏の暑い時期はロックフィッシュねらいのアングラーで堤防はにぎわいます。
2.堤防のなかでも「沖向き」や「先端」がオススメ!
ざっくり「堤防で釣れる」といっても、実際は堤防のどこで釣るのがよいのでしょう? 青物や小型の回遊魚に限っていえば、やはり魚の回遊する通り道を考えて場所選びをするのがポイントです。
(1)堤防の沖向き
ライトショアジギングは回遊魚をねらうため、できるだけ潮通しのよい場所を選ぶのがセオリーです。沖向きなら水深もあり潮の流れがよく、魚が回遊しやすいポイントとなります。
(2)堤防の先端
堤防の先端もオススメ! なぜなら、陸地からもっとも離れているため水深があり、潮通しのよさに加えて、ミオ筋(船の通り道)などの地形変化も期待できます。こういった地形が変化している場所は魚の回遊コースになっていることが多く、ぜひともねらいたいポイントです。
(3)足場は高すぎるとダメ!
堤防によっては足場がすごく高いところがありますが、高すぎるとタモが届かずランディングに失敗…、バラしてしまうことが多くなってしまいます。さらに、風の影響も受けやすいため、ジグの動きが不自然になってしまいます。そんなことから、目安としては6mのタモが届く高さまでが、ショアジギングしやすい高さといえます
3.まさにライト!
普段使っているエギング・シーバスタックルで十分
“ライト”なだけに、実はいろんなタックルで代用することができるライトショアジギング。専用ロッドや専用リールであれば使いやすいのはモチロンですが、まずは気軽に手持ちのタックルでトライしてみるのもありです。といったわけで、ライトショアジギングで使用するタックルは以下の通りですのでご参考に!
- ●ロッド: 8.6~10ft前後 /20~40g程度のジグを投げることができる
シーバスロッドやエギングロッド(もちろんショアジギング専用タックルでもOK) - ●リール: スピニング2500~4000番(シマノ機種)、2500~3000番(ダイワ機種)クラス
- ●ライン: PEライン1号程度 150~200m
- ●リーダー: フロロカーボン4~6号(16~24lb)
- ●ジグ: 20~40g
普段使用しているエギングタックルやシーバスタックルで代用できてしまうのが、ライトショアジギングのいいところ! エギングロッド、シーバスロッドはショアジギングロッドに比べて軽く、取り回しもよいためむしろオススメです!
ロッドもリールもそのままで大丈夫ですが、ラインは最低でも1号ぐらいはあったほうが安心です。PEラインの0.6号を多用するエギングやシーバスですが、ライトショアジギングでねらう魚は青物のため引きが強烈。掛かった際に(ドラグ機能で)ラインを出しすぎて隣のアングラーの迷惑にならないためにも、強度のあるPEラインの1号以上で臨むことをオススメします。
4.まずは「ワンピッチジャーク」「ただ巻き」から試してみる
ライトショアジギングにはさまざまなアクションの種類があります。なかでも、もっとも基本のアクションとなり、もっとも多用するアクションを2つ紹介したいと思います。
(1)ワンピッチジャーク
堤防から青物・小型回遊魚をねらう際、ワンピッチジャークはもっとも基本的かつ有効なアクションです。なぜなら、堤防付近を回遊している青物・小型回遊魚はエサとなるベイトを追い回している場合が多く、ワンピッチジャークならルアーを弱った魚のように演出することができるので、効率よく探ることができるからです。
青物は素早いアクションや緩急のあるアクションに好反応を示します。ワンピッチジャークのリズムに「スピードの強弱」をつけたり、「不規則なアクション」を取り入れることで、より青物のヒット率を上げることができます。
また、アジやサバなどの小型回遊魚の場合、青物とは少し違い「フォール」に対して反応することがひじょうに多いです。ワンピッチジャーク中のフォール時間を長くし、「食わせの間」を作りましょう。
(2)ただ巻き
ワンピッチジャークと双璧をなす、堤防からの青物・小型回遊魚をねらう際にもっとも多用するアクション。巻くだけなのでアングラー側の体力の消耗を抑えることができますし、横方向の動きのため、逃げ惑うベイトを演出することができます。
青物ねらいの場合、「速巻き」のほうがバイトを多く得られます。小型回遊魚をねらう場合はただ巻き中に「ストップ」を入れてフォールさせ、「食わせの間」を作ることが釣果につながります。
いかがでしたか? 堤防からライトショアジギングでねらえる魚種の特徴や、ねらうべき場所、基本的なタックル情報などなど、堤防にフォーカスした内容でまとめてみました。
いろいろな魚を、身近な堤防でねらうことができる、かんたんお手軽なライトショアジギング。釣りをこれから始めたい! と考えている方にも、自信をもってオススメできる釣りですね!